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脳性マヒ・二次障害レポート

Eikoのひとりごと
      Mogのつぶやき



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2005/08/30  もうすぐ九月♪
Eiko
あつい、あつい、と言いながらも、朝夕の風にどことなく「初秋」を感じるのは、Eikoだけでしょうか? 季節の変わり目に、こういう風に感じられるのは、たしかに地球は回転しているからでしょうね♪
 
八月は、ほんとうになんの予定もなくゴロゴロしていたのですが、中ごろに風邪を引きまして… と申しますのも、「クーラーは寒くなければクーラーでなく、暖房は暑くなければ暖房でない」と言い切る同居人と暮らしているので…
 
そのうえ、その同居人のおかげで、母がギックリ腰に。我が家ただ一人の動き手、と申して過言でない母が、です。。。我が家の惨状は推して知るべし… と言っているだけでは、どうしようもありません。Eikoが母の代わりなど出来るはずもございませんが、出来る限りのことをしなければなりません♪ というわけで、我が家で元気なのは、ただ一人、、、とほほ。。。
 
でも、九月になれば、Eikoの予定は目白押し♪ ルンルン♪
まず、二日から三泊四日で横浜と東京にあそびに行ってきます♪ ちょっとね、横浜に「船」を見にいくのです♪ それで、横浜のお友だちのところに一泊させてもせらって、翌日、東京へ。 そこでは旅友だちのご夫妻ともうひとりのお友だちとで、念願の庭園美術館へ♪ ラリックのガラスがいっぱいの旧朝香邸を思いっきり、味わってきます♪ そのあとは、色々、いろいろ、ね♪
 
そして、中ごろ過ぎには日本海キャンプ♪ なぜか八月ではない??? なにしろ一月の末に忘年会をしたりするグループなので、サモアリナン♪ 昔のボランティアさんと昔のキャンパーたちの集いです。どんなお顔に出会えるのか、いまから楽しみ♪ ルンルン♪
 
また、いろんな場面をデジカメに納めてアップします♪ ご期待ください!?
 
そのほかにも、イベントに参加したり、敬老の日のイベントのため、老人ホームへ二週つづけて行くことになったり、Eikoのわがままで、自宅の教室も変則になってしまいます。。。ごめんなさい。。。
 
Mog
おねえちゃん、つくづく健康は大切だね。。。
でもさ、ひとりで新幹線に乗る、と聞かれた人たちの反応は、みーーーんな一緒。「エッ、エーーー。ひとりでダイジョウブなの???」ってね♪ 
「ダイジョーーーブ♪」と、おねえちゃんは言ってるけど、ぼくもそう信じたいけど、、、やっぱり、ぼくは付いていきます!

2005/08/19  映画「ヒトラー 最後の十二日間」
Eiko
きのう、映画「ヒトラー 最後の十二日間」を観てきました。
 
あれだけ気が小さく、自分のことしか考えないひとが、何故あの地位まで上り詰めることが出来たのか、不思議でなりません。
 
演説がうまかったとか、ワーグナーの音楽を効果的に使ったとか、いろいろ言われていますが…
 
部下のなかにも心あるひとは、たぶん居たはずなのに。。。ひとりでもクーデターをしていれば、悲劇は少なく終わっていたのかも知れません。(これは完璧に空論だとは思いますが、それでも書かずにはいられない)
 
彼は、自分が自ら死を選んだあとでも「絶対に降伏をするな」と幹部に約束させて、エヴァ・ブラウンと共に自決します。
 
それならば自決せず、最後の最後まで指揮すべきではなかったでしょうか。それが最高指揮官としての任務です。
 
聞いたところによると、旧日本軍でも「降伏」を許さなかったと聞きます。軍隊だけでなく一般の人々にも「降伏」という手段は教えられなかったのでしょう。そのために、どれだけの多くの命が奪われたことでしょう。。。
 
まあ、ヒトラーは、あれだけ残酷無比なことを考え実行する精神を持つひとなので、ここでEikoがカッカ、カッカしたところで…解ってるのですが…
 
ユダヤ人だけでなく、多くのドイツ市民も犠牲になっています。市民の犠牲も最小限に抑えようともせず、
「彼らが自分を選んだのだから犠牲になっても自業自得さ」
という独裁者の勝手な理屈にはあきれ果てました。
 
これは、この映画の監督がヒトラーの思いを推測したのかも知れませんが。
 
でも、こういう理屈は確かに成り立つし、この理屈は自身を傷つけることはなく、反省も後悔も罪悪感もなくす魔法の言葉かもしれません。
 
Eiko自身もよく似た理屈を考えたこともあります。
たとえば、Eikoが蚊を殺しました。そのときEikoはいつも、「私に殺されるような蚊はいないから自殺したんだね」って言ってしまうですが、理屈はヒトラーとおんなじなんだなー、と改めて気がつきました。。
 
誰でも、みんな己が可愛いから傷つきたくないのです。罪の意識にさいなまれたくないのです。
 
罪の意識にさいなまれなくなった人間が、どこまで残虐非道になれるのか… 底なし沼に足を入れていくようなものなのでしょうね… つくづくと人間をやっているのがイヤになります。。。
 
こんなことを思うと真剣に「早く死にたい」と願ってしまいます。
ひるがえって、日本も今、選挙戦たけなわですよね。
自分の意志に責任を持ちたいものです♪
 
Mog
ぼくは、なんにも言えない。でも、おねえちゃんは、昔はこんな映画は絶対に観なかったはずなのに…  すこしは大人になってきたのかな???
 
 
 
 

2005/08/09  無言館。。。
Eiko
毎日、まいにち、よくもこれだけ暑い日がつづきますよね。いくらお出掛けが好きなEikoでも、ちょっと家の中にいよう。。。エアコンつけてお昼寝しよう。。。なんて思ってしまいます♪
 
でも、先日、どうしても行きたい絵画展があって、京都文化博物館まで行ってきました。
 
「無言館」って、ご存じですか? 長野県上田市にある美術館です。創立は1997年だったかな?
ここには、先の大戦で出兵し、帰られなかった画学生や美術学校の卒業生の絵画や彫刻が並べられています。
Eikoは、長野県に行くことがあれば、ぜひ訪れたいと思っている美術館のひとつです。
 
その展覧会が京都にも来ていると知り、行ってきました。
会場は、とても多くのひとでした。でも、話し声は一切せず、ときどき鼻をすすったりされてるだけです。
 
作品は、どれひとつ取っても才能あるひとの作品だ、というのは、一目で解ります。
 
絵の横には、作者の写真と思い出話のプレートがありました。
 
そこに書かれたお話、ひとつひとつをここにも書き連ねたいと思うほどの言葉、思い。それをどう、ここにまとめればいいのか…
どれだけ絵を描いていたいか、一分一秒でも長く絵筆を握っていたいか、その思いで埋め尽くされていました。
 
そして、作者の写真にも目をうばわれました。
みんな、本当に優しい表情をされているのです。
そして、その目は純粋に真実を見つめることのできる目をされていました。
思わず、こんな目をしたひとたちを戦争に行かせるなんて、なんて無茶な、、、と。
 
それから、きょうまで、Eikoの心の中は、このひとたちの死はね運命だったのだろうか、、、とか宿命なのだろうか、、、とか。
あの悲壮な思いを、今、生きている私たちは、ちゃんと受け止めて、生きているのだろうか、、、とか。
Eikoみたいなものが自分の作品を創る行為は、本当は許されがたいのではないか、とか、こんないい加減に生きていていいのだろうか、とか。。。
そういう形容しがたい、ややこしい思いが渦巻いていて、いまも渦巻いています。
 
これを、どう表現すればいいのか、と悩みましたが、いい表現方法が見つからず、、、そのままを書いています。
 
でも、久しぶりに、いろんな思いが突き上げてくる日々でした。
 
 
8月12日の夜11:00からNHKで、無言館のことを放映されるようです。
 
Mog
とても、いい刺激を受けてよかったね。。。
ぼくは天国のほんの一部しか知らないんだ、とあの絵を見て、つくづく思った。あの画学生のひとりにでも会いたい。これから探しに行ってくるね♪



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