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脳性マヒ・二次障害レポート

Eikoのひとりごと
      Mogのつぶやき



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2005/05/31  スリにやられた〜
Eiko
きのう、知り合いのところを訪ねるべく、バスに乗り、地下鉄にゆられた。
バスは、いま地方から修学旅行生が京都に来ているので、いつも込んでいる。
きのうも烏丸丸太町まで立っていた。そのとき、やられたのでは? と思うんだけど… さだかじゃない。
でも、きのうは財布を一回も出さなかった。帰りは、知り合いのひとが家まで送り届けてくださったので…
 
気付いたのは今朝だった。昼からお客さまが来ることになっていたので、必死で(いつもきれいにしとけばイイのに、って? ちゃんと聞こえてるよ♪)とにかく片付けるものは全て片付けなきゃあ!
そして、きのう持っていったハンドバックを中身を入れ替えてかたずけよう、としたとき「ない!」 あっちゃーーー。。。
 
それから、部屋中、母のバッグまで(というのは、おととい母と買い物に行って、傘を買ったの。財布を母に渡して支払いをしたから。でも、きのうの朝にEikoが詩文でハンドバックに財布を入れてるんだからあるわけないんだけど…)
 
中身はね、現金二万五千円くらい、Jスルーカード四千五百円くらい残金。京都市美術館友の会の会員証(年間の展覧会無料。再発行ナシ)、それにキャッシュカード(これは被害なし)。でも、いちばん高価なのはお財布自身、イタリア行ったときに買ったグッチの財布。。。
 
まあ、Eikoはボケてるから餌食にされたのかなあ?
でも、おとといあたりから、精神的にちょっと大変なことが起こっていて、そのショックを分散させようとする神さまの慈悲かも知れない。。。
 
でも、こんなことは一回でたくさんね。
みなさま、どうか気をつけてくださいね♪
 
はじめて警察に行って「被害届」を出してきたけど、あまり気持ちのイイものじゃありませんでしたね。。。
 
Mog
おねえちゃん、これからは外国並に気をつけてくださいよ。。。トホホ…♪
 
 

2005/05/24  連日、遊びまわり♪
Eiko
この頃、また暑くなってきましたね。でも夜は寒かったりして、ややこしいお天気。。。Eikoは眠るときはいたって寒がり…したがいましてベッドの上には、毛布、電気毛布、合布団、夏布団。
それでもって、眠る前に組み合わせを考えてベッドメーキング♪ でもいいかげんに気温も落ち着いてほしいですねー。
 
さて、18日は、車に乗せてもらって遠出しました。ドライブは何年かぶりで、とてもうれしかったです♪ ルンルン気分で車の中でも、すっとおしゃべりしてました♪
 
お昼は、スイス村でランチ、と聞いていたので、Eikoは勝手に、牧場があってヒツジさんやヤギさんと遊んだりできるのかなーーー? と喜んでいたのですが、さにあらず… まあ高山列車は国道をはさんだ向こう側に、確かにあったし、ログハウス風の建物もひとつあったようですが…
 
それに「アルピナ」というレストランはスイスの山小屋風の感じで、まわりやお庭は可愛いお花がいっぱいで、とても素敵なところでしたが… ハイジの気分にはなれませんでした。。。
 
でもね、馴染みのあまりないスイス料理でしたが、お味ははおいしかったですよ♪
チーズフォンデュは三種類いただきました。
一般に知られているチーズフォンデュ。それから、ふつうのチーズフォンデュと違って、トマトをチーズにとかしてあるもの。そして、ふかしたジャガイモの皮をむいて、そのつどチーズを一人前ずつ小さな卵焼き機みたいなのに溶かしてかけるとか♪
でも、いろんな種類があるのだとはじめて知りましたし、手作りのソーセージも香辛料が効いてとても味わいがありました。
運転手さんには申し訳なかったですが、ビールもいつもと違う感じでルンルンでした。ハーフandハーフにすると尚更でしたね♪
お天気だったら、あのお庭の真ん中で戴けたのに、とちょっと残念に思いましたが、オープンだったので色とりどりのお花もみえてうれしかったです♪♪♪
 
おなぽん(「おなかがふくれてポンポだ」の略、Mogによく使ってた言葉なんだけど…)状態に、みんながなったところで、現地参加されたUさんのお宅へおじゃますることに♪
ものすご〜い広いお家♪ 裏山(Eikoは登れなかったんだけど)?にはスナックエンドウやフキやいろんなものを植えられていて、帰りぎわにはチャッカリおみやげに戴きました♪
それでもって、お茶とお菓子とホームメイドケーキを戴きながら、オシャベリエンドレス♪ なにしろみなさん大学当時からのお付き合いなので…♪♪♪
 
それでね、夜には童話教室♪
 
翌日は、光ファイバーにするためNTTが工事にきてくれました。それが午後からの予定が急に朝の9時に。その5分前に変更の電話で、まだ寝てた(前日の疲れのため???)のを叩き起こされました。
Eikoは、朝がとにかく弱いんです。
 
とくに低血圧だから早く起きるのはいいんですけど、起きる10分前くらいには目を覚ましてないと動けない。だからその日は午後から買い物くらいで、あとボーーーッとして何もできなかったの。くやし〜〜〜い♪
 
金曜日は京都市の美術館に「光風会展」。
この会は、黒田清輝らによって結成された「白馬会」が解散したあとに同メンバーが発起人となり明治の末に発足した洋画や工芸作家の会です。
Eikoは、もう二十年くらい毎年観せてもらっていますが、近年ものすごい勢いを感じています♪
この会で、毎年お目にかかる藤森兼明氏の作品には、本当に息を呑んでしまいます。
 
そして、土曜日は大阪に新しくできた国際美術館へ「ガレ展」を観に行ってきました♪
これは本当にすごかった。これだけ大量の作品をいっぺんに観たの、はじめてでした。もろにジャポニズムの影響受けた作品も多かった。琳派の絵師が絵付けしたお皿としか言いようのないものや、備前の獅子頭を模してガラスで作られた入れ物があったりしました。でも、北斎や広重の影響は大きかったみたい。
めずらしく陶器もたくさん出てました。
 
ガラスの作品を観ながら、七宝の先生は、この技法を七宝に取り入れたんだ、とか、この色の釉薬の上に透体の釉薬を盛り上げれば、よく似たものができるんじゃないか、ってこともなんとなく解ってうれしかった♪
 
でも、ガレは、あんなにたくさんの作品を世に出してるのに、純粋にオブジェとして創った作品はひとつだけなのは、とっても不思議な感じがしました。
みなさん、ご存知かも知れませんが、海草や貝殻が付いた「手」。これは、昨年オルセーで、もう二度と見られないと思って穴のあくほど見た作品。(でも、また会えたんだよ♪) 
 
ガレは、白血病で57歳で亡くなりましたが、その直前に創ったのがこの「手」。
なんか、海に沈んでいくような自分の手を、だれかにきっと掴まえていてほしかったんだろうな、って思ってしまいました。。。
 
そのあと同じとこで、もうひとつ展覧会してたから、足が痛かったんだけど、それも観て… それは、シュテファン・バルケンホールという作家の彫刻およびレリーフの展覧会でした。ものすご〜〜〜い大きな板にある教会(Eikoはその形、周りの風景から、絶対オルレアンの教会だと思ったんだけど♪)や人物のレリーフは、少し離れてみると完全に油絵としか見えなくて… 新鮮な感動♪♪♪
 
でもね、京阪電車に乗って、座れなかったらどうしよう、通路に座り込もうって思うくらい足が痛くて、パンパンに腫れてました。あ〜あ、年は取りたくないね〜〜〜♪
 
Mog
「おなぽん」なつかしい言葉だなあ♪ おいしいものがいっぱいあって、それでもおなかに手を当てられて「もう、おなぽん」って言われちゃうと、な〜んにももらえなくて、ものすごく、くやしかった。。。でも、そこでほくが歯をむいてワガママいうと、おとうさんに死ぬほど大きな声で怒鳴られる。だから、ぼくはイ〜〜〜ッとなって歯軋りをしなければならなかった。そしたら、それをみんなが笑うんだ。どれだけ、くやしい思いをしてたか、ノーテンキなおねえちゃんにはわからないだろう。。。
 
 
 
 
 
 
 
 

2005/05/15  きょうは葵祭り♪
Eiko
きょうは京都三大祭のひとつ「葵祭り」。Eikoのいちばん好きなお祭りです。
 
高校の頃、学校が鴨川沿いにあり、お祭りの行列が学校の前を通りました。その時間は、授業は中断されていのかな? 校舎の窓から身を乗り出して、見ていたことを思い出します。
 
水干姿の人たち、牛車の屋根の下には葵の葉っぱがグルリ… 牛には赤い綱がかけられ、鴨川に新緑をバックにして、優雅に進んでいく姿は本当に美しく、ウツクシク、うつくしく、ありました♪
 
そして、きょうは両親の結婚記念日でもあります。結婚当時、三ヶ月も持たないだろう、とカケをするひとまで出た、という夫婦ですが、よくぞここまで持ったものだあ! と。つくづく夫婦を長くやっていくには「愛」(愛はキッカケ?)ではなく「忍耐」「我慢」「諦め」を繰り返していくことなんだなあ、と思います。。。はい。。。
 
ゴールデン・ウィーク、Eikoは作品をふたつ、七宝の部分を仕上げました。これから付属のパーツを作ったり、銀をいぶしたり、額を買って組み込み作業など残っていますが、とりあえず二作品できちゃったっていう感じ♪ ルンルン♪
 
それからね、きのう、お嫁に出した作品が戻ってきました。二度と逢うことはない、と思っていたので嬉しくて仕方ありません。
 
お買い上げくださった方が、お年を召されたので京都を離れ、沖縄におられるご家族ところへ引っ越されるとか。
それで持っていっても飾るところもないし、いろいろ考えてくださった結果、お返しくださることになりました。
 
この作品は、国際七宝展と2回目の個展に出品したもので、Eiko自身とても気に入っていた作品でした。こんな形で戻ってくるとは思っていなかったのですが、とにかく、うれしい♪ ルンルン♪
 
それからルンルン♪気分は、今週中つづきそう…♪
18日は、信楽のスイス村へ遊びに行きます。養護学校の先輩やその頃のボランティアの方たちに連れて行ってもらいます。お昼をみんなで食べるのですが、一応スイス料理?かなー、定かでないところが、いかにもこのグループらしくて…
 
19日、いよいよEikoもADSLから光ファイバーになります。光ファイバーという言葉を聞いたのは2002年春のことだと思うのですが、その頃はまだEikoには夢のまた夢。それが、あと一週間もしないうちに手が届きます♪ 
 
でも、ものすごく大量の書類が送られてきて、母とケンカが絶えません。。。というのも、Eikoはこういう事務手続きの書類の文章がチンプンカンプンなのであります。メールアドレスは変えなくてもいい、ということでお願いしたのですが…問題がいろいろ発生して、母はEikoの馬鹿さ加減に怒るやら、あきれるやら… 
まっ自分の生んだ子供なので仕方なく辛抱してはくれていますが…
 
でもね、とにもかくにも「光」になるのですから、ルンルン♪です。
 
Mog
そりゃあ、あのおかあさんの怖さは本気で怒られたものにしか理解はできない。。。
でも、それは誰のためでもない、おねえちゃんのためなんだから、しかたないなー♪

2005/05/01  展覧会のハシゴ♪
Eiko
きゅうに暑くなりましたね♪ みなさま、お変わりありませんか?
 
きのうは、美術館へ行って、展覧会四つも観てきました。Eikoは、京都市美術館の友の会に入っているので、毎月数枚のチケットが送られてくるのです。ボーッとしていたら、5月1日までのチケットが一枚残っていたので、あわてて行ったのです。
 
チケットは美術文化展。会場に入った瞬間に「失敗」とつぶやいたほど。。。どうして、作者は、こんな絵を描こうとしたのか? まったく動機のわからない作品がほとんど。
 
色だけでも、バランスだけでも、なにか一つ美しいと感じるものを作品の中に入れておいてくれないと、心がギスギスしてくるし、不愉快な気分になってきます。
「もうすこし、なんとかしてくれ〜〜〜!」と叫び出したくなる展覧会でした。。。
(これで一般の人たちから、お金をとるなんて許せない!)
 
つぎに染めの作品展。
一点だけ、心を奪われる作品に出会えて、心が救われました。真っ白の単(ひとえ)の狩衣(かりぎぬ)、袖口とすそに吸い込まれそうな藍。これは光源氏に着せてみたい、と♪
 
つづいて京都市美術館コレクション展。テーマは「見る私 見られる私」
 
人物像の視線に着目した明治から現代までの作品展。これは最悪のあとに行ったので、Eikoの目も心もすっかり洗われた感じ♪
 
土田麦僊、堂本印象、黒田重太郎、そのほかそうそうたる方々の作品で、やはり歳月を経てもなお展覧されるに値するものなのだ、としみじみ思いました。
 
その中で、ある意味おもしろかったのは、梶原緋佐子の自画像。彼女は作品の中で、生活に疲れた女、貧困のなかでけなげに生きる女性、決して奥さまではない女性達の語らい、といろいろな女性を描いています。どれも、たぶん「美しい」などと言われそうにない女達。。。
彼女の自画像、それは画室、きれいな緑の着物で花菖蒲を描いている自身の像。若々しく、凛として、品良く、美しく描いてありました。
 
Eikoは、梶原緋佐子の作品は一目で分ります。でも、この自画像だけを観ても、絶対に彼女の名前は浮かんでこないなー♪
 
圧巻は国立近代美術館で催されている村上華岳展♪ ご存知ですか?
Eikoは彼の作品は大好きです。特に仏画は品があって、いいお顔されてる、っていつも思います。風景や仏画。牡丹、椿といった花。それに書画一体の思いが強く「書」も展示されていました。
 
「制作は密室の祈り」という言葉を残しているように、ある時期から公の展覧会には出品せず、ひたすら自己を追い詰め、宗教性や官能性に富む作品を多く描いている画家です。経済的には恵まれていたので、純粋に制作だけに励みましたが、生涯、ぜん息に苦しんでいました。
 
「芸術は神と自然と自分との間に生まれる申し子である」と言っています。ふくよかで、品のある仏画をじっとみつめていると、たしかに…、と思ってきます♪
 
そして、絶筆の「牡丹」を観たときに、これが死をまえに描かれた絵か、と思うほどで、その迫力には圧倒されました♪ 
 
ついでに、Eikoの作品のヒントも戴いて、最初の展覧会でうけた不愉快さは、ここで跡形もなく消えてしまいました♪
 
これにて一件落着なり♪
 
Mog
そして、おねえちゃんはGWに作品をひとつ仕上げるのだ、とがんばっています♪
いろいろあるけど、おねえちゃん、ガンバ♪
 
 
 
 



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