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脳性マヒ・二次障害レポート

Eikoのひとりごと
      Mogのつぶやき



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2005/04/19  きょうは不思議な気持ちのする一日♪
Eiko
きのうは、醍醐へお花見に行ってきました♪
母と母の友だち二人といっしょに。母と母の友だちは、中学からの友だち♪ かれこれ半世紀以上の友達関係。本人達も「中学に行っていた頃は、こんな年になって一緒にお花見に来てる♪なんて思わへんかったなあ♪」と言って、うなづきあってました。
 
お花は、ほとんど葉桜でしたが、まだ満開の桜もあり、イイお天気にも恵まれて、最高のピクニック日和でした。秀吉さんの頃は山桜ばかりだったようですが、いまはソメイヨシノが中心。そして、なんとクローン桜まであり、いまの醍醐を見られたら、秀吉さんは何て言わはるやろ?
 
しかし、それよりも、母たち三人のおしゃべりの凄さはものすごくて、桜や樹木だけでなく広大なお寺全体が、さぞやさぞや驚き、ひっくりかえっていたことでしょう♪
 
きょう、新聞の朝刊をめくっていたら、梅原猛先生が書いている「田中哲学をどうみるか」という記事が目に留まりました。
Eikoは、哲学という学問はキライではないのですが、それを論じるような知識も教養もありません。記事に、なんとなく懐かしい名前がでてきて、読んでしまったというのが正直なところ♪
 
田中哲学の「田中」というのは田中美智太郎先生のことですが、田中先生も梅原先生も、ご近所さんなのです。田中先生は、Eikoの家のすこし上に住んでられました。
 
こんなことを書くと失礼なのかも知れませんが、はじめてお顔をみたときは小さいときでびっくりしました、というのはお顔全体にやけどの痕があったからでした。母は「あのひとは、京大で哲学教えたはる偉い先生なんえ」と耳元で言ってくれました。
 
いま憶えているのは真っ白な髪を短く切り、色白の顔にめがねをかけた、ちょっと近寄り難いおじいさん、という感じ。子供のEikoは障害があったからかも知れませんが、あんなにやけどの痕があっても立派なんやあ♪と。道で会うたび、なんとなくEikoもがんばれば何とかなる、と嬉しくなっていました。
 
いまから思えば「こじつけ」でしかないのですが、田中先生から「勇気」のようなものをもらっていたことは確かでした。
 
梅原先生のお宅は、ナイショの桜の園への道にあり、そのまえを通るとき、運がよければ、お嬢さんのひまりさんのヴァイオリンが聴けるので、すこしドキドキします。
 
それにEikoが二十歳になったばかりの頃、片思いのひとが京大の学生で、「一度、梅原先生の講義が聴きたいわ」というと、何を思ったのか快諾してくれて、ある暑い日に、せまい、あまり綺麗とは言いがたい教室に連れて行ってくれたことがありました。なんか夢みごこちで、それでも何かノートをとっていた記憶が頭の蔵の中から出てきます♪
 
記事の内容は、田中先生箸の『プラトン』について書かれていたようですが、Eikoの脳裏には、まったく関係のない「プラトン」という名前の、白い、毛がふわあっとして、優しい目をしていた犬の顔がみえていました。友だちのところの犬で、ときたま会ってよく話をしました。亡くなったのは昨年の春だったのか、秋だったかなー?
 
そう、プラトンくんは、モグラやトンボとおなじお寺のお墓にねむっています。。。
 
きょうのEikoは、田中先生のことや片思いのひとのことや、プラトンくん、のことをなつかしく思い出す一日でした。天国に行ったら、また会うことができるのかなー??? たのしみにしていましょう♪
 
お昼のテレビにシャンソン歌手のクミコさんがでてらして「青空」という曲を歌ってました。それは、亡くなったひとのことを思い出し泣いているひとの物語でした。
なんだか、きょうは、その曲と新聞記事がみように関連し合っているような不思議な心持の一日でした。
 
Mog
そうか、そんな思い出が、おねえちゃんにはあったんだね♪ あしたは、みんなに、ごあいさつに回ろうかな?
しかし、おねえちゃん、おねえちゃんが天国に来られる保障はどこにもないんだから、がんばってくれよ。。。

2005/04/11  春です♪
Eiko
ながらくのご無沙汰でございました♪ 3月16日から、ずーーーーーーーっとインフルエンザで寝込んでおりまして、やっと通常生活にもどれたのは、な、なんと3月末日くらい。。。明日はエープリル・フールという頃。で、起きられたのは「ウソ♪」と神さまに言われそうな気がして、ちょっとビクビクしながら普通の生活をはじめました♪
 
4月に入ってからは、とにもかくにも目まぐるしいことが次つぎに起こりすぎて、なにが起こってもそれほど動じないEikoが「えーーーっ♪」「なんで、また♪」「うわあー、イイおとこ♪」「さくら さくら 弥生のそらは…♪」「そんなことがあっていいの? 信じられな〜〜〜い♪」「やったぜベィビー♪」などと叫びつづけの日々を過ごしております♪
 
こんな幸せで、いいのかしらねえ???
 
エープリル・フールの日。ほんとにエープリル・フール?ということが起こりました♪そして翌日、ものすご〜くカッコイイさわやかな青年とデートすることに… 初対面だったのだけど、思わず「サインください♪」と言いたくなるほどの素敵さでした♪
 
そして、その夜のメールには、またまた飛んでもない嬉しいメールが入ってたりして「えーーーっ♪」
 
つぎに久しぶりの美術館♪
「フレンツェ展」をみてきました。Eikoはイタリアへは行ったことあるのですが、フレンツェは行ったことがなくて、あこがれていました。京都市と姉妹都市四十周年を記念して開かれた展覧会。
 
さすがにルネッサンス発祥の地だけあって、すごい職人達かたくさんいて、そのなかから本物の芸術家もいっぱい出てきたんだな、と納得の展覧会でした。
もうひとつ、観たいと思う展覧会があったのですが、足がもたなくてダメでした。まっ人魚姫なので、しかたないや〜〜〜♪
 
人魚姫??? ふふふ…♪ ちょっとね、あきれかえって言葉もでなくなるかもしれませんが…
あのね、昨年、旅行を前に足を鍛えようとして、かえって傷めてしまってた左足のことなんですが、整体の先生がある程度よくしてくださってたのだけど、それにインフルエンザでずーーーっと寝てたのがよかったらしくて、ほんとにマシになったんですよ♪でも、これが治りの限界らしい…
 
それでね、いまも少し痛かったり、以前ほど長く歩けなくなったり…なのだけど、Eikoは自分を「人魚姫」って思うことに決めました♪ 
人魚姫は王子さまにもう一度逢いたくて、魔法使いに頼んで足をもらうんですね。でもその足は歩くたびに激痛が襲う。。。
Eikoは「激痛」では決してないんだけど、そんな風に思ったら、痛くても、少しくらい歩ける距離が減っても、にこやかにしてられるんですよね〜♪ だって、王子さまに逢えるのだもの♪
 
 
つぎは、なんといっても桜♪ 先週の金曜日に咲き始め、土日には満開。日曜日は「雨」との天気予報(はずれましたが♪)だったので、9日の哲学の道のすごさは筆舌に尽くしがたくございました。
しかし、その日、Eikoは友だちとお花見計画をたてておりました♪午前11時、家の近くの橋の上が集合場所。そこから哲学の道を南下し、ナイショの桜の園へ。
 
さすがに「ナイショ」だけあって、ひとはマバラ♪桜は陽光桜。この桜は色が濃くって、少しお花も大きめ。適当なところにシートを広げて、楽しいお弁当♪キャンプに行ってたひとが多いのでお食事前にうたう歌を合唱して、お弁当のおかずも交換したりして「いただきま〜す♪」・・・そのあと、野村別邸のところのしだれ桜♪ さすがに良く手入れされているお庭で、松やソメイヨシノの枝ぶりも見事でした♪
 
家にかえって、母に「ものすごお、きれいやった♪」と報告したら、母も行きたがったので、ちょっと疲れてたんだけど、日ごろ一方ならぬお世話になっている母上のこと。ご一緒しないわけには参りません。で、また「夕桜(夜桜ではないので)」を見に♪ お昼とはまったく おもむきがちがっていました。、哲学の道から、まんまるのオレンジ色した太陽が山の端に沈もうとしているのを眺めることができたり… 野村別邸に着く頃には空の薄紫に濃い淡いしだれの色が映えて、それはそれは、こわいくらい綺麗でした♪
 
それで、また近々、豊臣秀吉もお花見した醍醐へ行けるかもしれません♪
 
なんだかね、このごろ、先月のインフルエンザも、いままでの嫌なことも、みんなウソような感じで微笑んでられる日々をすごさせていただいています♪ ありがとう♪
 
Mog
まあね♪ おねえちゃんがこの頃よく笑ってるのが天国にもきこえて、おねえちゃんの応援団は、しばしの休息を味わっています。なにしろ、おねえちゃんには通常では考えられないことばかり起こるんだから、天国応援団は気の休まる間がないんだよ。その団長であるぼくは尚更たいへんなんだ。
この平穏な日々がいつまで続くか…オナグサミ♪
 
でも、さくらは美しいよねえ♪ とくに今年の桜は。。。のんびりしているから、よけいにそう思うのかな〜〜〜♪
 



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