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脳性マヒ・二次障害レポート

Eikoのひとりごと
      Mogのつぶやき



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2004/08/31  展覧会のお知らせ&貯金がゼロになったお話
Eiko
急なお知らせですが、九月三日(金・PM1:00〜6:00)四日(土・AM10:30〜9:00)五日(日・AM10:30〜5:00)まで、新風館(烏丸御池下車すぐ)3Fで、ハーモニーの会主催の展覧会をします。絵画、陶芸、生け花、ちぎり絵、など、それぞれ会員の作品を発表することになりました。
 
Eikoも声をかけて頂いたので、旧作ですが額を三点ほど出品します。もし、お時間がありましたら、お立ち寄りください。Eikoは三日間とも会場にいる予定です。どうぞよろしく♪
 
そして、貯金ゼロのお話(お金のお話ではありません♪)
きのうは、定期的にお医者さまへ行く日。先生がカルテをみながら、血液検査の結果をみて、おもむろに言われるのです。
「そろそろ普通預金も定期預金も当座預金も使い果たしてしまわれましたね。先月、今月は暑かったから、預金するほどの余裕がなく、入ったら使う自転車操業だったようですよ。来月、検査をして、マイナスなら公的援助をしましょうね」だって♪
 
昨年、ものすごい貧血になったことは書きましたよね? それで、しばらくの増血剤で改善されていたので、ちょっとやめていました。だいたい私の体そのものが鉄分を取り入れるのがヘタみたいで、いくら食べても全部流れちゃうみたい。まっ、サバイバルになれば間違いなく最初にダウンする体質なんですね♪
 
母もいっしょに診てもらってるんですが、先生は「おかあさんは、血液検査しようという気すら、おきないですねえ」だと。Eikoが「そしたら長生きするの?」ってきくと「それは天国に行くと、それぞれ寿命のローソクが立っているようですから、それを見てきてもらわないと、ホントのところは分かりませんよ」と、すまして仰る。
 
だからね、お医者さまの帰りに「Eikoは食べなきゃ♪」と、母と甘いもの屋さんへ行きました。そして、すごいボリュームの抹茶パフェ(増血にならないかな?)たべたんです。そして、夜ごはんにギョウザとエビ(エビフライ好きだから♪)を買ってもらいましたよ♪ 
 
夜は、オリンピックの総集編みて、またまた感激しながら、揚げたてのエビフライ♪とギョウザで、超満腹♪ 
みなさまには申し訳ないようなしあわせな一日でした。 
で、今朝、少しは体重ふえてるか、と思ったけど、増えてなくて…どうなってるんでしょうね?
 
きょうも、夜はいつもの倍ちかくたべましたよ♪
なにしろ、預貯金すべてゼロです、って言われたので、がんばっているんですけどね♪
でもよく考えると、預貯金が増えるか、胃が壊れるか、ってことになりそう♪
 
Mog
急にたべたからってダメだと思うよ♪
それに「腹も身のうち」っていうから、気を付けてよね。。。
でも、いつでも、おかあさんより多くたべてる、って思うんだけど、おねえちゃんの体重も血液もふえない。
ほんとに、どうなってるんだろうね♪ う〜む♪

2004/08/30  オリンピックの日々が終わった♪
Eiko
ずいぶんのご無沙汰、申し訳ございません。
みなさま、お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。
 
さてさて、この二週間というもの、Eikoはまさにオリンピック漬け♪ 未だかつて、これほどのオリンピック漬けの経験はありません。夕べのマラソンも、女子マラソンも、ちょっと眠りながら…でも最後まで見ましたよ♪ 
女子マラソンのときは終わったあとに、ともだちに「女子マラソンも金メダルとったよ♪すごいね♪」と感動を思わずメールしてしまったくらいです。
 
いまも、いろんな場面が浮かんできます。
 
柔道はホントにすごかった♪ そして本命と言われるなかで、確実に金メダルを獲得する選手たちの強さをひしひしと感じました。どれほどの努力、修練をつむと、あのようになれるのか、Eikoは死んでも、そして二三回生まれ変わっても、まだまた追いつかないだろうな、って思いました。
くわえて大本命と言われた井上康生選手の敗退には思わず「かわいそうに…」とつぶやいてしまいましたが、それが返って金メダルがいかに難しいものであるのか、を痛感しました。
しかし、メダルを取れなかった選手たちは誰ひとり、弁明も言い訳もせず黙している姿に、Eikoは、やっぱり尊敬の気持ちになります。
 
また、Eikoが何よりもシビレながら見ていたもの、おわかりでしょうか? ふふふ…そうです♪ イケメンぞろいの男子体操♪ あん馬の演技があれほどキレイと思って見たことはありません。そして鉄棒はあまりの美しさに息をするのを忘れてしまったほどです♪
あのね、体操競技がすべて終了したあとに、スケートでは当たり前だけど、「ガラ」というエキビジションをされていたの、ご存じでした??? このアテネ大会からなのかも知らないのですが(ね、いかにオリンピック漬けか解るでしょ?)、メダリストたちがつぎつぎにいろんな種目の演技が音楽に合わせて流れるようにつづいていくのです♪
 
バレエでも「ガラ」というのがあって、たとえば「白鳥の湖」「海賊」「シゼル」「クルミ割り人形」その他いろいろな中の「グラン・パドゥ・ドゥ」だけを観せてもらう、とかいうのがあるんだけど、体操ガラも同じような感じだった♪ 
優れた体操選手は優秀なダンサーになんだ、ってよ〜くわかりました♪
 
水泳もすごかったね。北島選手は一見きかん坊にみえるけど、あれだけの根性がないとやっていけないんだろうな、って。精神力だけでなく「チーム北島」の科学の力、コーチの直前アドバイス。そういうものを全部ひっくるめての「金」だったと思います。
でも山本貴司選手のひょうきんさ、好きだなあ♪
シンクロは、最初にロシアありき、みたいな感じで少し反発もおぼえたけど、やっぱり一糸乱れぬシンクロ状態には「まいった」だった。クヤシイ〜けどね♪
 
陸上も400mリレーがファイナルまで行って、なおかつ0.03秒くらいの差で惜しくも4位にはなったけど、日本の短距離界にとっては快挙だろうし…♪
 
女子マラソンは、ただでさえプレッシャーがのしかかるのに、そのうえに「高橋尚子が出ていたら…」という重圧もあっただろうと思うし、よく金メダル取れたね♪よかったね♪っていう思いが強かった。
 
最後に室伏選手の金メダルが決まって、やっぱりインチキはダメだよなー、ってね♪
 
ほかにも、ヨットや自転車、アーチェリーなどもメダル♪ 20年ぶり、80年ぶり、史上初、そんな言葉がポンポン飛び出すほど、今回のアテネオリンピックは、超スゴイ大会だったんだあ♪と、うれしくなります。
 
でも、共通していえることは、みんな、国とか肌の色とかにかかわらずどの選手も、競技いるときの美しさは最高だった♪ 例え、俗にいう美男美女に生まれなくても、人間ってあんなに美しくなれるものなんだ、って。そのことに、Eikoはいちばん感動しました♪
 
かの小林秀雄氏も「感想や原稿を書かなければならないのに、ついついオリンピックに目が離せなくなる」と言っています。
Eikoも、まさにその通り♪ 小林秀雄氏とEikoをいっしょにしては、おこられるよね〜♪ へへへ…♪♪♪
 
Mog
オリンピック会期中、ほんとに何もかもやめて、テレビにかじりついていた、おねえちゃんの怠慢をお許しいただきますように。
さて、とても大きな台風がきています。
みなさま、どうかお気を付けてくださいね。

2004/08/07  すこ〜し こわ〜〜〜いお話♪
残暑 お見舞い申し上げます。
 
きょうは立秋。暦の上では「秋」ということらしいです♪
でも、ぜんぜん涼しくございません。
そこで、すこ〜しコワイお話でもいたしましょうか。
 
突然ですが、Eikoは、ちょっと感じることができるんです。
Eikoは、無類のこわがりさん、なのだけど、感じてしまうんですね。
 
父方の祖父が危篤に陥ったとき、両親は病院へ行ったのだけど、Eikoは母方の祖母とお留守番をしていました。夕飯をすませて、しばらくしたとき、なにかを感じました。すぐに「あっ、おじいちゃんが来てる」って。知らないひとの霊ならは、ものすごくコワイと思うんだけど、おじいちゃんの霊なので、まったく恐くなかった。「おじいちゃん、孫のなかでいちばんEikoのこと気にかけてくれてたから…ありがとう」って思いながら、祖父の思い出をいろいろ心に浮かべました。
そして、す〜〜〜っと消えました。あとには、あたたかい空気が残っていました。
 
あとから、聞いたのですが、Eikoのところへ来ていた時間、祖父の息は止まっていたそうです。そして、ほんとうの死を迎えたときも、来てくれました。でも、その霊は弱々しくて、それが消えたとき「逝ってしまったんだな」と、ただそう思いました。
 
最近のことで言えば、昨年ポーランド・アウシュビッツへ行ったときです。
Eikoはそこへの訪問を知らされたときには「イヤだ。行きたくない」と言いました。「だれも好んで行くところじゃないよ。でも人間のしてきた歴史だから」と、さとされ…そこへの訪問の朝になっても心は重かったんです。
 
アウシュビッツを訪れるまえに、もうひとつの観光が入っていました。そこでEikoのデジカメから電池が一本なくなる、ということが起こりました。来た道をたどって探してくださいましたが、みつかりません。もうひとりのEikoが少しホッとした気持ちになっていました。「アウシュビッツの写真を撮らなくてすむ…」
 
その収容所の門をくぐり、緑の草のなかに建つ赤煉瓦の棟が並んでいて、まるで大学のキャンパスを歩いているような錯覚になります。それは、またナチスの残酷な計画の内でした。自分たちはこんなに美しく整えられたところにユダヤの人たちを大切に収容している、とアピールするために…
 
いよいよガス室に入りました。
灰色のかべには、いろんな形の文字が無数に浅く、あるいは深く、彫られていました。押し込められたひとたちのなかで偶然、壁際に位置したひとたちだけが書くことを許された文字… 
壁に手をあてると、ひんやりしていて…
天井には排気口のような四角い穴がいくつかみえます。
 
Eikoは、心を落ち着かせて、ゆっくりガス室のなかを見渡してみました。でも、感じられないのです。感じたといえば、収容所の門をくぐったときに、ふわあ〜っと、そよ風のようなものを感じ、赤煉瓦の棟のすみに、うずくまる何かを感じたくらいでした。
ここで亡くなった多くのひとたちは、霊となり、自由になって、みんなここから出て行ってしまったのだな、思いました。「死」によって救われたのかもしれない、とも思いました。
そう思わずには、考えられないほど、その収容所は、ガラ〜〜〜ンとしていました。
 
そして、Eikoもちょっと救われたような気持ちでホテルの部屋に入ったとき、いらっしゃいました。
すこ〜しだけコワク感じましたが、でも、そこで一晩共にするのですから、まあ仲良くしなければ…「たいへんな思いをされたんですね」とか「いまも、ですか?」とか話しているうちに、眠りについて、しあわせに朝を迎えたのでした。
 
あまり、恐くなかったかも知れませんが、みなさまが涼しくなりそうなEikoのお話は、これでおしまい。
 
Mog
ほんとうに恐ろしいのは、人間自身かも知れないね。ねっ、おねえちゃん♪



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