Eiko
きのうの夕方、すんご〜〜〜いカミナリと大雨がふりましたね。Eikoは、泣き、わめき、死んでいました。本当なら、この難局を乗り切ることが、その日の最大の事業になるはずだったのですが、
きのうは、もっとたいへんでした。
なぜなら、その日、その時刻、Eikoは家を出発しなければならなかったのです。
髪をとかし、鏡に向かっていると、なにやら不穏な雰囲気。。。お出かけスタイルになりかけていると、ピカピカドッカ〜〜〜ン! ヒィ〜〜〜〜〜〜〜!あわてて母の部屋へ飛び込むと、母はにやりとしながら「どうする?」
その夜、大阪フェスティバルホールに「ルグリと輝ける仲間たち2004」というバレエ公演を観に行く予定でした。
これはフランスバレエ界のエトワール、マニュエル・ルグリを中心とするバレエ団の公演。
「とにかく、行く〜〜〜 …ぎゃあああ!」
せっかくのお化粧もガタガタ。とにもかくにもタクシーの拾えるところまで、泣き叫びながら、母に付いてきてもらい、ジーパンも綿シャツもドボドボになりつつも…いざ行かん!
Eikoはバレエが大好きなんですね。なかでも男性ダンサーのバレエ。優雅なのだけど力強くて、、、とにかく素敵なのです。
きのうも男性ダンサーはたくさん出ていましたけど、やはりその中でもルグリはぴかいち♪
肩甲骨から腕、指先までの動きがシビレルほど細やかで、とてもとても素敵でした♪
タップを観たときも思ったんだけど、舞踊に関しては、なんと申しても、肩から指先にかけての動きで、すべてが決まるみたいです。
Eikoの理想の男性ダンサーは、ロシアから亡命し、イギリスのロイヤルバレエ団の芸術監督で伝説的ダンサーだったルドルフ・ヌレエフ(1993年没)。
ヌレエフの公演は生で観たことはありません。フィルム公演で「カルメン」を観て、人間の筋肉って、こんなに繊細に優雅に動くものなのだ、と感動したのです。
ルグリは、そのヌレエフの動きに勝るとも劣らない、ひょっとしてヌレエフの愛弟子か、と思ってほど(ほんとは関係ないみたいだけど♪)。
きのうの演目のなかで、強烈に心に残っているのは「エンジェル」♪
「エンジェル」これを、Eikoの文章力で表現するのは無理。今までのことからいうと十年ほど前に亡くなったジョルジュ・ドンの「ボレロ」(モーリス・ベジャール振り付)を観たときと同じような感覚。目も頭もボーッとしているのに、心というか魂だけが震えてる感じ。
ルグリが踊る「エンジェル」を観ている間、彼の踊りとEikoの心がパチパチビ〜ンと反応しあっているような… 最後にエンジェルは倒れてしまう…
客席の拍手のなかで、Eikoはやっと現実に引き戻され、気が付いてみると、な、なんとEikoの心には七宝のデザインが出来上がっていて、えっ♪ え〜〜〜〜♪
大雨とものすご〜いカミナリのなか、それでも行けて、よかった〜〜〜♪♪♪
Mog
家を出てからタクシーに乗るまで、誰とも会わなくてよかったよ。。。
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