Eiko
きょう「ラストサムライ」を観てきました。奇しくも、今朝テレビで渡辺謙がアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされたことが流れていて、もともとEikoはトム・クルーズってカッコイイ♪と思っているので、輪を掛けてワクワクしながら映画館に向かいました。
感想は「面白かった♪♪♪」の一言につきます。超大作娯楽映画の決定版♪ さすがハリウッドです。スケールの大きさ、お金のかけ方がハンパじゃなく、ものすごかった♪
まっ、物語は奇想天外という感もありますが、それはそれで映画のなかで成り立っていればいいものなので、面白いと感じればいいのです。でも、日本の「サムライ」の「心」が本当によく研究されていて、外国の映画だということを忘れさせました。
日本が西部劇を制作しても、ここまでアメリカのひとの心を掴めるか、疑問です。このことだけをみても日本がアメリカに宣戦布告したのは無謀だったな、という気がします。
その点から言えば、全く映画とは関係ないのだけど、アメリカが打ち上げた火星探査機2号が無事軟着陸したそうです。これもヨーロッパも日本も成功してないのに…と「天声人語」に書いてあったけど。そんな強国に、ほんとに、よくもまあバレバレで(当時の日本は「隠密行動成功」と思ってたのですが…)「トラトラトラ」と仕掛けたものだなあ、と感心ひとしきり。
話を映画に戻します。
ただ、天皇謁見の場面は「あれ、こんなだったっけ?」とは思ったんですが、どこがおかしい、とは明確に言えないのが残念、でしたね♪
トム・クルーズは甘いマスクで、やはりどこまでも格好良くて、渡辺謙のすごみ、真田広之の剣さばき、なども素晴らしかったし、トム・クルーズと小雪の関わりも何とも言えず、ほんのり素敵♪でした。
だけどEikoが一番びっくりしたのは「福本サン♪」でした。
福本清三というのがフルネームなのだけど、我が家では全員が「福本サン♪」。
彼は、東映の大部屋にズーーーッといて、昨年?定年になりました。彼を知ったのは20年くらいまえのこと。朝のワイドショーに「二千回死んだ切られ役」として登場していました。それまで切られ役ばかりなので一度切ってみたい、という願いを番組のなかで叶えよう、というものだったと思います。
紋付き袴の衣装で、バッタバッタと切っていました。その殺陣の見事さ♪に圧倒され、それから我が家全員がファンになったのです。
それ以来、時代劇をみれば必ず「福本サン」チェック♪
「きょうは二回、切られはった」「この後ろ姿、福本サンや」とうるさいこと♪
正面を向いて切られ、次に後ろ向きで切られ、チラッと画面のはしっこで切られている♪
定年になったときには、NHKが、福本サン♪のドキュメンタリーを45分枠で一本、制作し、徹子の部屋にも出られて、「主役やん♪」と我が家は喜びました。
これらの番組で、いつもの悪役、こわ〜い印象、とはちがって、ほんとはシャイで照れ屋さん♪なのが、よく解り、よかったなあ、と。
その福本サン♪が「ラストサムライ」に出演していたのです。はじめ「まさか?」と思ったのです。なぜ?って、いつものメークと、まるっきり違うものですから…
でも、よく見るとやっぱり福本サン♪
それが「刀研ぎ師、兼、サムライ」の味わいある役所。最後は討ち死に、なんだけど、主役たちに勝るとも劣らないくらいカッコヨカッタ♪
彼と大部屋にいっしょにいた、という俳優さんとお話しする機会があって「ファンなんです」というと「福ちゃんは、ほんまに優しいてエエ人ですわ」と。父も「悪役、切られ役のひとで、ほんまに悪いひとはいない」とは言ってましたが、ほんとうにそうなんや♪ と。
そして、その福本サン♪は、長年の積み重ねを経てのメジャーデビュー♪ イチローや松井と肩をならべたんだよね。「やったね♪ 福本サン♪」
Eikoは「ラストサムライ」見に行けてほんとに良かったなあ、って思いました♪
帰りには、おいしいケーキと紅茶をいただいて、ああ、きょうも本当ににイイ一日でした♪
Mog
福本サンのこと、ほんとにうれしいね♪ でも、おねえちゃんは、いつも最後には食べてるね♪
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