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脳性マヒ・二次障害レポート

Eikoのひとりごと
      Mogのつぶやき



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2003/04/21  旅の思い出、ちょっと休憩。
Eiko
旅のエピソードや写真集を待っていてくださる皆さま、申し訳ありません。
 
先日から体の調子がよくなくて、これは高山病かと思うほど体中の血が足と手に行ったか、という感じがしておりました。でも金曜日の童話教室は行きたくて、体がなまってるのだ! と思って行きました。そしたら楽しくて、飲み会もして、帰って、しばらくするとやっぱり出てきました♪ 
 
お久しぶりの熱。38.6度。ちいさいときは出し慣れていたから、これくらいはどうってことなかったんだけど、確実一年以上ご無沙汰していたので、ちょっとキツかった。でも今朝から下がったので、ご心配いりません。
 
でも体重はかったら44sになっていて、ちょっとビックリ。ダイエットどころではありません。たべなきゃー♪
 
風邪ではないようだから、旅行の疲れかも知れません。
それに大好きだった先輩が8ケ月の闘病の末に亡くなったので、それもあるかも知れません。18日はタキシードを着てのお葬式だったとか。そうなんです。タキシードがばっちり決まるカッコイイ先輩でした。
 
Eikoが「九州の臼杵までお見舞いにも行かせてもらえたの」と友だちに話したら「あなたがそんな遠いところまでお見舞いに出かけたのだから、きっと素敵な先輩だったのね。でも、そういうひとは自分を燃やし続けて生きているひとが多いから短命だったりするのよね」って。
 
この友だちは、いつもEikoの気が付かない本当のことを言ってくれるので、いつも救われるのだけど、このときもなんだかうれしかった。先輩の素敵なことをちゃんと解ってくれてる、と思って。
 
先輩は「がんばれ」という言葉が嫌いでした。「ぼくにガンバレだけは言ってくれるな」というオタッシが京都にいるものたちに回っていました。
それだけ彼は頑張り続けて生きていたのだと思います。
だから最後の4年間、素敵な恋をして、結婚をして、子宝にも恵まれて、最高に幸せだったと思います。
 
亡くなった、という第一報を聞いたとき「これで、もう頑張らなくてもいいんだ。苦しまなくてもいいんだ」と。
でも、彼の奥さんや一歳半の幼いひとのことを思うと、どんな思いも言葉になりません。ごめんなさい。
 
皆さまにも、ごめんなさい。体が本格的にもどるまで、旅の写真やエピソードなど、みんな休憩にさせてくださいませ。
 
Mog
おねえちゃんはいくら頑張ってるつもりでも、先輩ほどは頑張ってないかも知れない。個展めざしてガンバロウ!
 
 

2003/04/14  旅のエピソード・飛行機の中とマルタ第一日目
Eiko
ただいま♪ 
ややこしい時期にややこしい集団がややこしい所から、なにごとも無く帰国することができました。
これもひとえに、みなみなさまのおかげと感謝しています。
 
でもね、成田からの出発だったんだけど、いつもは人であふれかえっているのに、さすがにガラガラ。税関もVIP扱い組と普通の組に分かれるのだけど、同じくらいの所要時間だったし、飛行機もひとりおきに座れるくらい空いてたんだよ。
 
けど、座席とおなじくらいお腹もすいた飛行機だったのだ。
だいだい飛行機はほとんど機内食漬けになるくらい出るものなのに、だから一回目に出た食事を半分にしておいたのね。それが間違いのもとだった。それから、な、なんと10時間もなーーーんにも出てこなかったのです。
 
信じられませんよ、まったく〜〜〜! 一回目の食事から5、6時間たったら、お腹がすいてきて、そろそろ出るのじゃないかと待ってたのね。
 
それでもお飲み物もなにも出てこない。みんなも何となくゴソゴソして、アメが回ってきたり、おせんべいを頂いたり、それでも大量ではないから、お腹がすくのよ。
 
Eikoはポテトチップを持ってたんだけど、トランクの中に仕舞ってあるからダメだった。これからは重たくても手荷物にしよう!と固く堅く決心したわ♪ 
 
それでもお腹がすいて、何か何か、と考えに考えて、思い出しました!
ラスクを六切れ、手荷物のなかにいれていたことを!
トランクを宅急便に渡してから買い物に行って、おいしそうだったし、日持ちもするだろう、と買って入れてきたのでした。ふふふ… それ思い出したら、どれだけ幸せな気分になったことでしょう! 
 
さっそくワタル君(今回私たちのボランティア♪ ハンサムで身長184pの大学生)に手荷物を取ってもらったんだけど、我ら集団18名、ラスクは六切れ、これほど悩んだことはございませんでしたよ。
 
でも、まっ、適当に分けて戴きました。あんなに美味しいものを口に入れたのは久しぶり♪ やっぱり美味しいものを食べたいと思ったら、極限までお腹をへらすことだね♪ 10時間後に出た機内食のおいしかったこと! あんなにきれいに戴いたことはなかったのじゃあって思ったよ♪
 
ローマで一泊のあと、いよいよマルタへ。マルタは地中海の真ん中に浮かぶ島で、淡路島の半分くらい、それにゴゾ島という小さな島で、出来ている国。
 
人口、うん?、人口、何人だったっけ??? でもドロボーさんは一人もいない。みんな知り合いだからね。日本人で住んでるひとは4人しかいないんだよ。山はなくて、石ばっかり。小さな畑を石で囲って大切に耕してる。家も教会も建物は全部ベージュ色の石。花は、ほとんど黄色い花ばかり。雨は年間20日しか降らないの。
 
私たちは、普通の観光バスには乗れないのね。だからリフトバスを利用するのだけど、マルタ国には、リフトバスは一台っきりしかなくて、エストニアでもそうだったけどね。その運転手さんも観光はしたことがないので、いろいろ面白いことがありましたのよ♪
 
そして、いよいよマルタ観光開始の朝、まずヴァレッタというマルタ十字軍の騎士団がつくった町への入り口に着いたとたん、ポツリ、ポツリ。
あわててレインコート着たんだけど傘までは持ってなくて、でもそんなに降らないや、と思いきや、ものすごい豪雨に。
 
だいたい私たちの旅で雨に降られたことは皆無に近いのだ。だから、この雨の状態は信じられなかったさ。
 
それに雨が降れば「きょうはイイコトあるかも」っていう国で。雨の対策がまったくない町だから、道路っていう道路が、あっという間に川になっちゃうのだ。もうもう呆れてしまうくらいの川♪ 
 
どうしようもないから一旦ホテルに戻って、そしたら一時間くらいで、これも信じられないくらいカラッと青空。
この青空には、長年マルタに住んでられるガイドさんもびっくりされてましたね♪
そう、私たちは、やっぱりお天気には恵まれているのです♪
 
ものすごい太陽。南仏に行ったとき、空気のなかに黄色い粒がいっぱい混じってる、って感激したけど、マルタはそんなものじゃなかったわ。空気のひとつぶ、ひとつぶが太陽の光ではち切れんばかり、って感じの空気が充満してるんだよ。
 
それで改めて観光の出直し。ヴァレッタの目抜き通りは、東京の銀座みたいなところだそう。ものすごいひと、ひと、ひと。
 
そこではEikoは添乗員のAさんに手をつないでもらってたのだけど、いろいろ観光しての帰り道、ふたりは迷子になったのであります。
 
前方に知ってる人の後ろ姿を見ながら歩いてたのに、気が付くとだれもいない。「こんなところで私がはぐれちゃって、どうするの」と独り言のAさん。
 
EikoはAさんが一緒だから、まったく不安はなかったんだけど。そしたら後ろからワタル君が来てくれて、どうやら曲がる道を曲がらなかったみたいだった。
 
レストランで昼食後、今度はマルタでいちばん大きな教会へ。マルタは教会が多くて一日ひとつ回ってたんでは一年では足りないとか。見学した教会は「奇跡のマリア」という像があって、お医者に見放されたひとが一心に祈ると「奇跡」が起きると言われているそうで、Eikoは祈りました。一生懸命、あるひとの快復を願って、とにかく、ものすごく長い時間を祈りました。
 
そのうち写真もアップします。エピソード・パート2もお楽しみに♪
 
Mog
とにもかくにも無事に帰れて、よかったよ。
おねえちゃん、ちゃんと雲のうえのぼく、みつけてくれたね。うれしかったよ♪
 



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