トパーズの色U

 今回は前回に引き続き11月の誕生石【トパーズ】の色についてお話致します。

こちらはブルートパーズです。
天然のブルートパーズもありますが、ほとんどのブルートパーズは放射線によって色を濃くしている石が多いようで、
天然の色で処理をしていないブルーの色は少ないと言われており、
採掘されてもライトブルーなどの薄くて明るい色の石が多いようです。

ブルートパーズは、
まだ放射線による色の調節がされていなかった時期は
アクアマリンの代用品としての宝飾品として販売されていた事があったようです。
(流通されている石としては淡いブルーの石はブルートパーズよりはアクアマリンの方が高価な為)
現在、放射線や熱加工により濃い青に調節出来るようになり、
ブルートパーズならではの濃い青色によってトパーズという鉱物の知名度が上がったのでは?と推察出来ます。
ネットショッピングで人気のロンドンブルートパーズはインディゴブルーの深い落ち着いた青が人気のようです。

こちらは、放射線処理されていない自然な色のインペリアルトパーズです。
インペリアルトパーズの色は、
シェリー酒というスペイン南部に伝わる黄色から褐色の美しい山ブドウで作られるお酒に、
色が似ている石が上質と言われているようです。
インぺリアルは皇帝という意味で、産地はブラジルのミナス・ジェライス州のオーロ・プレート付近で採掘されているようです。
少しピンクやオレンジががかったインペリアルトパーズが、今は人気が高いと言われております。



★トップへ  ★次へ  ★戻る