トパーズの色T

今回は11月の誕生石【トパーズ】で話ました、トパーズの色についてお話致します。

こちらはカラーレストパーズです。
カラーレストパーズの有名と思われる話は、
昔ポルトガルにあったブラサンカ家の王冠にはピンガス・ダグア(涙の滴)といわれる1640ct(1640ctですよ!)
もあるカラーレストパーズがセットされていて、
長い間ダイアモンドと信じられていたそうです。
そのためか、ダイアモンドの代用品として扱われた事もあったようです。
無色の石をたくさんみているプロの鑑定士であれば、
ダイアか否かは比較的容易に見抜く事も出来ますが
王冠に使用されていればその先入観からダイアモンドと信じてしまうのは無理もない出来事に思えます。

余談にはなりますが、ガーネットも王冠に入っていてルビーと信じられていた時代があったようです。
一見、写真の色だけ見ると見分けがつかない、と思いませんか???
裸石だけみて石が何かわかるようになるには相当な数を見ないと見抜けませんし、
枠に入ってればなおさら見抜くのは難しいということになります。
何の石か知りたい場合は、見た目で判断せず、
具体的に屈折率をはかるとか科学的な検査をする必要があります

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