サファイアの伝説

今月の誕生石のサファイアにも色々な云い伝えが残されています。

サファイアは空気を敏感に感じ取り天候によっても光り方が違うといわれていて、
天と地に一番近い石と信じられていたようです。
イギリス国王の王冠の先端にある十字架にはブルーサファイアが埋め込まれていますがこれは、
王や君主を危害や妬みから守る力があると云われていることから使用されたと思われます。
また持ち主の心次第で石の色が変わってしまうと言われ、
ナポレオン皇帝は妻の心変わりを心配し、浮気防止のお守りとしてプレゼントしたと云われているそうです。
モース硬度9という硬さを持つことから堅固な愛の証を意味し、
恋人や夫婦の絆を強める石とされていて、
パートナーが浮気をすると光沢が失われ不運が迫ると変色して知らせるという説もあります。
古代よりサファイアにまつわる伝説は神聖なものがあり、
王家や聖職者などが愛したという経緯から聖なる石・高貴な石として扱われていたそうで、
時の権力者はサファイアを大切にしていたそうです。
12世紀以降のヨーロッパでは、
聖職者のシンボルとして聖なる右手に輝いていたのもサファイアでした。

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