サファイアの色【バイカラー】
サファイアには様々な色がありますが今日はその中でも『バイカラー』と呼ばれる石についてお話します。
バイカラーとはひとつの結晶中に、2つの彩りを宿しているものを呼びます。
バイカラーサファイアは、二つの色彩が明瞭な境界線で分割されている宝石です。
3色以上の色彩が入るタイプや、
色相の境界線があいまいなタイプは、すべて「パーティーカラードサファイア」と呼ばれます。
バイカラーの宝石は、色相の境界が直線で、
カットされた結晶の中央近くに色の境界線が現れることが評価されるのですが、
大粒結晶が得られやすいクォーツやトルマリンと違い、大きな結晶が得られにくいサファイアは、
完全に明瞭な境界線をはっきりと見せる宝石は少なく、どちらかの色合いが強く現れる傾向があります。様々な色彩の組み合わせが見られる宝石ですが、
その色の特徴を美しくアピールできる長方形のステップカットにカットされる宝石が多く見られます。トルマリンにも見られるバイカラーですが、色が分かれるということが不思議ですね![]()
自然の神秘でしょうか?
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