ルビーにまつわる逸話

ルビーは聖書にも登場するほど古くから存在している宝石で、
古代ヨーロッパでは戦士が戦場において勇気を出し敵を破るためのお守りとして使われていたと云います。                   
インドではルビーを粉にしたものを秘薬として用いていて、
効能は恐怖心をなくし快感を増幅させると云われてきましたが、
それもルビーのもつ「赤」という色から情熱を秘めているイメージがあって
昔の人々をも魅了されたということではないでしょうか。
ルビーにまつわるたくさんの逸話の中でも有名な話は
「ルビーの色が変わって持ち主に危険を知らせる」という話です。
英国王ヘンリー8世の妻キャサリンの持つルビーの色が次第に褪せていき不思議に思っていたところ、
夫であるヘンリー8世が他の女性と結婚することを決めてしまいます。
この時のカトリックは離婚が認められてはいなかったのでヘンリー8世はカトリックから離れたということです。
キャサリンへの愛が薄れていくのをルビーが色の変化により持ち主に伝えた、
あるいはルビーが色褪せていくことでルビー自体が反応したということでではないかという話です。
当時ルビーは王侯貴族だけが身に着けられる高価で特別な石でした。

 

シェイクスピアの題材にもなったヘンリー8世ですがキャサリンは1人目の妻でした。
彼女は最後まで離婚を認めなかったそうですがルビーは彼女に起こる災難に気づいていたのか!
石は生きているのか?などと想像してしまいましたcoldsweats01.gif


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