エメラルドの評価

ダイヤモンドは4C(カラー・クラリティー・カット・カラット)という4つの要素で価値が決まりますが、
エメラルドは大きさ・色・輝き・内包物という観点で決まります。                        
エメラルドは色石なので石そのものの輝き(テリ)がすぐれているかが重視され、
内包物(インクルージョン)が他の貴石と比べて多いのですがこの内包物の状態はエメラルドの輝き(テリ)に影響があります。


エメラルドの内包物(インクルージョン)を見れば産地が分かる確率が高いと云われていて
エメラルドの代表でもあるコロンビア産のエメラルドは、
石の結晶の空間に個体・液体・気体の三相インクルージョンがあるのが特徴とされています。
三相インクルージョンとは結晶の空間の中に液体が封じ込められていて、
その液体の中に四角い小さなエメラルドの結晶と気泡が混在している状態をいいます。
コロンビア産のエメラルドのみ三相インクルージョンが形成されているので『緑のガーデン』とも云われています。

 

エメラルドは内包物(インクルージョン)が少ない深い緑色が最高級品とされます。           
また3大宝石(ダイヤモンド・パール・エメラルド)や5大宝石(ダイヤモンド・パール・エメラルド・サファイア・ルビー)
の中にもエメラルドは挙げられています。

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