コ・イ・ヌール・ダイヤモンド
108.93ct の世界最古のダイアモンドです。
インドのラジャ王一族が所有後、タージマハールを建立したシャー・ジャハーン帝の手に渡り、
その後転々と所有者が変わったダイアモンドです。
1850年にイギリスのビクトリア女王に献上され、翌年の【第一回万国博覧会】で披露されましたが、
石の大きさを重視したカットだった為にダイアモンド本来の輝きが乏しく不評でした。
ビクトリア女王はアムステルダムから研磨師を招いて再研磨させました。                
そのダイアモンドが現在108.93ctのコ・イ・ヌール・ダイアモンドです。
ちなみに再研磨前の大きさは186.00ctあったと云われています。
コ・イ・ヌール・ダイアモンドにも様々な言い伝えがあり女性が所有すると幸せがもたらされるが、
男性が所有すると不幸を招くと云われました。
女王が信じたかは定かではありませんが遺言の中に
「このダイアモンドを男性の国王が相続する時は、その妻のみが着用すること」

と書き記してあったそうです。
1937年エリザベス王妃の王冠に付けられて以来、
皇太后のみが重要な儀式に着用しており現在は世界遺産のロンドン塔(タワー・オブ・ロンドン)に展示されています。

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 ダイアモンドの魅力は語り尽くせないほどありますが、少しでもお伝えする事ができましたでしょうか。

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