ホープ・ダイアモンド

ホープ・ダイアモンドは45.52ctの世界最大のブルーダイアモンドです。
美しさの反面、【魔性のダイアモンド】【呪いのダイアモンド】などという言われ方をされた石で、
その理由については諸説あります。
1600年代に出現し、フランス・ルイ14世が所持しその後ルイ16世へと受け継がれました。
しかしフランス革命により王家の財産は全て没収されてしまいます。
その混乱の中、行方が分からなくなりましたがオランダで見つかりロンドンの銀行家ヘンリー・ホープ卿が購入します。
「ホープ・ダイアモンド」
という名前はここからきています。
ホープ卿の死後は息子のフランシス・ホープ卿が相続しましたが破産し、
その後はロシア貴族の手に渡ったりしながら時を重ね、
1911年フランス宝石商のハリー・ウィンストンが最後の持ち主となり、
1958年にハリー・ウィンストンからスミソニアン博物館に寄贈されました。
スミソニアン博物館・・・1848年イギリス人に科学者ジェームズ・スミソンが『知識の向上と普及』にと委託した遺産を基金として作られました。

    

この美しいブルーダイアモンドが「持ち主は不可解な死を遂げる・不幸な事に遭う」などといわれたのは想像上や脚色により
語られているのだといわれています。
何よりも石自体に計り知れない魅力があり人々を魅了し続ける・・・これは本当ではないでしょうか。


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