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Midnight Route "1"


Lagoon Midnight Bayside
心を映し出す
Illusion…
水面に揺らぐ幻影の街

明滅する光は宵の海に木霊して
潮騒が響けば俺はまた走り出す

180度に傾いた夢の世界
I can't stay in the illusion 'til the time when I'll awake
波紋が起ち消える幻

闇の中で朧気に光っては消えるシグナルレッド
涙の中で暈ける赤がもう見えなくなって

どこまで行けばいい?壊れちまったBrake

海に石を投げ入れるように
Where am I? Dream or Realty…Between the two of lights
この現実さえ消えちまえばいい
窓を滑る光の軌は数多の流れ星

夜海の中へ消えていく望み、願い、幻像…儚く
夢・現の狭間で繰り広げるOverDrive
消えてしまう思いは今も水面に揺らぐ
東陽に照らされて光の街は翳んでいく…



この短編シリーズは曲タイトルを全部日本語にしようと思ってたんだけど、
あの、ダメでした(笑)
PCページにある紹介文を御覧の通り、夜方、
海沿いの道を走りながら、ストーリーを練った曲です。

<世界観>
まず、この曲には二つの世界が存在します。
一つは我々が生きる現実の世界、
もう一つは海に映る光の世界です。
海に写る世界はとても綺麗です。なぜなら夜の海は光しか写し出しません。
そう、光だけで構成された目映い世界なのです。
しかし、現実は違います。
明るかったり暗かったり。闇はそこかしこと存在します。
主人公は夜の海沿い、即ち、現実と海に写る幻想の狭間にいるのです。

ところで、海に写る光はきらきらと輝いてそれは美しいのですが、
小石でも投げれば波紋が起ち、光の街は簡単に壊れてしまいます。

主人公は迷っているんです。
夢は追い続けても追い続けても届かない蜃気楼。 なのに追い続ける必要があるのか?
その光の街にいつかたどり着くことが出来るのか?
現実に忠実に生きればいいじゃないか。
…そんなふうに。

ですが、俺は思います。
逆なんです。
人って言うのは大きくなって、成長して、そして夢を掴むのではないのです。
夢や理想を打ち立てて、それを目指すからこそ成長する生き物だと。

飽くまで、俺が打ち立てた考えですけどね。
この曲に、どんな感想を抱くか、それは貴方の自由です。
ただ、自分の考え方を持つことが大切だと思ってます。

<録音について>
ちょっと使ってるモノを変えましたね。
まず、ギターがアンプのマイク録りになりました。
15Wくらいの小さいヤツなんですけど。友人から拝借して。
ほとんどアンプで歪ませてます。
これまでのシミュレータの胡散臭さが無くなって、個人的にテンション上がりまくりです(笑)
しばらくアンプ巡りの旅に出てしまいそうです。

あとドラムの音も変わりました。
ちょっと今回はザ・ギター・ロック!って感じにしたくて
ドラムはちょっと控えめな感じ。ギター被り過ぎかな。
ともかく、ドラムは打ち込みなんですけど、今回バスドラを除いて一括で録ってます。
音源の音自体は打ち込み臭いんですけど、
音の残響感や一体感ですね。打ち込み自体も結構細かくなってきてますけど。

打ち込みも、いつもはサウンドフォントばっかなんですけど、今回からVSTiの音も入れてます。
サウンドフォントはVSTiとして使ってないです。
あとはサクラ一辺倒だった打ち込みも、今回はピアノロールとか取り入れてます。
メインはサクラで打ってるけど、調整はロールで。
あとはもうSONARで一括で作業できる。Cubaseも入れたんですけど、まだ使ってないですね。

CD版の方には色々違う音が入ってるんですけど、
あれはフィールドレコーダーで録ってきました。
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