ローヤ(牢屋)のざわめき
●レイアウト置代の製作
上板は、定尺コンパネを90cm幅、45cm幅、30cm幅を使い分けし、一部階段踊場を利用するため、高さは踊場に合わせる。さらに踊場は、取外し式の階段を一段設置し嵩上げし、その下にレイアウトを通す事になる。
また、台の下を物入れに使用するため、腰部には目隠しのためカーテンを取り付ける。
●夢のスペースの誕生!
傾斜地に盛られた土を取り除き車庫を配置しても、その隣にまだ立派な空間が残されている図面を見て、頭を過ぎったのはそこに地下室を造ろうとの思いがあった。
永年、自分の専用ルーム(ホビールーム)を持ちたいとの夢、男なら誰しも持っている夢を、自宅新築と共に現実になる瞬間である。それは25年程前のことで、その時私は単身赴任の身として働き蜂化していたのである。それでも帰省の度にコンクリートの壁を相手に内装工事を施し、1年後には立派なホビールームが誕生しました。
でも、居住性が豊かになった夢のスペースも管理者不在では徐々に物置化が進んで行くのも当然です。
●物置化解消!
永年放置されていた空間を、何とか我が手に取り戻そうと決心したのは、運転会の依頼が舞い込んだ時のことであった。急遽、レイアウトを製作する事になり、2ヶ月程で会場に合わせ6m×4mの組立式レイアウトを完成させ運転会に臨んだのである。 そのレイアウトを保管する一策として、地下室に鎮座しているブツを整理して納めるという事であり、縦1本横2本を割愛すれば4m×3mの大きさのレイアウトが実現する筈です。早速、行動開始と相成った次第。
3線・レール敷設済み
渡り線・ダブルスリップのX部は自作品
カーペット張済み
3線用台枠
●組立式レイアウト製作
台上部は、軽量化を狙い桐集成材(長91mm、厚13mm、幅36mmと21mmの2種類)を使用し、薄手のカーペットを裏返しに両面テープで貼り付ける。縁枠は、高さ40mmの板材を取り付け、中桟を3箇所に入れ補強している。
カーブの半径は、外110cm、内90cmとし、2本継いで90゜になるよう長さを定める。 また、36cmと21cmの継ぎはカーブで行い、36cm側を外側に膨らませることで摺り合わせている。各台枠の接続は、パッチン(商品名)で固定し、レールの継ぎはジョイナーで行っている。
レールは、広い方は6線、狭い方は3線としフレキシブル100番を、ポイントはカーブポイントを使用し直線の有効長を稼いでいる。
●ローヤ(牢屋)への設置完了
環境整備が終った地下室は、ドンキー城ローヤと命名し各ボードの設置を行った。
3線エンドレスと言う単純なモノであるが、永年の願望だったレイアウトの誕生である。
●給電・コントロールBox
各ボードへの給電は、ジョイナーのみでは心許ないのでコントロールBoxからコレクターを介して行っている。また、各線運転用端末機により3線単独の運転が可能である。
その後、ヤード部分を追加設置した