伝蔵荘日誌

【伝蔵荘日誌】2020年6月18日: コロナと北朝鮮とBLM T.G.

 家人とデパートへ買い物に行った。通りすがりの女性がみな美人に見える。不美人はまず見かけない。いつの間に日本の女性がきれいになったのかと訝っていたら、マスクのせいだと気がついた。マスクすると目から上しか見えない。目だけ見ているとみな美人に見える。マスク美人である。女性の顔で大事なのは、目ではなく顔の下半分の作りだと気がついた。理由はどうであれ、女性がみな美人に見えるのはいいことである。世の中楽しくなる。コロナ様々である。

 やっと給付金が届いた。夫婦合わせて20万円。家人がATMで通帳の記入をして分かった。たったこれだけのことで気分がいい。何かしら元気が出る。とりあえずの生活費には困らない拙宅がそうなら、失業中の若者など大喜びだろう。さぞホッとしただろう。金の使い道はこうでなくてはいけない。秋口にもう一回ぐらいやってみたらどうか。別に税金を使うわけではない。国の借金が増えるわけでもない。通貨発行権と言ってね、日銀が輪転機回して1万円札じゃんじゃん刷ればいいだけのこと。さて何に使おうか。

 衆院財政金融委員会でコロナ感染者数についての質疑がなされた。6月10日現在で総感染者 17,851人、そのうち日本国籍はわずか7,528人(42.17%)しかいない。ほかは外国籍257人( 1.44%)、国籍不明が10,066人(58.39%)なんだと。なんたることか。日本人の感染者は7千人ちょっとしかいないのだ。こういうことを決してマスコミは報道しない。知らんぷりでいまだにPCR検査の話ばかりしている。東京都で40人感染者が出たら35人はは外国人と言うことだ。それを統計数字では日本人感染者数に見せかけている。人口あたりの感染者数、死者数は半分で計算した方がいい。そうすれば世界に冠たるコロナ強国になれるだろう。(詳しい数字は上図をクリックされたし)

 質疑の中で「なぜ国籍を発表しないのか?」と野党が質問したら、「自治体の調査票には国籍欄作ってあるが、自治体が報告してくれない」、「国籍は疫学調査上重要ではないか?」との問いには「自治体があー、報告してくれない」などと、のらりくらりで責任を自治体に押し付けたとのこと。国籍不明と言っても大半は中国人に決まっている。厚労省は中国に何か借りでもあるのだろうか。それを忖度しているのだろうか。これでは日本は負けます。たとえコロナに勝っても、習近平にいいように転がされます。国賓招致なんてやめてくれ!

 北朝鮮が予告通り南北共同連絡事務所を盛大に爆破した。お隣韓国の文在寅に建ててもらった近代的なビルなのに、あーなんともったいないことを。民が飢え、極貧にあえいでいる国のすることか。残しておけばいろいろ使い道があったものを。なんでも脱北者がばらまいた風船レターの中に、刈り上げ君の妹、北朝鮮ナンバーツーの金与正は妾の子と書いてあったという。それに激怒したらしい。つくづく女は怖い。こんな大騒動なのになぜか刈り上げ君は顔を出さない。ヒステリーの妹に好きなようにさせている。お隠れになったのか、ICUにでも入っているのか。いずれにしろご健在ではなさそうだ。

 まあいつも通りの仲の悪い親戚同士の喧嘩、意地の張り合いである。北朝鮮と韓国は似たようないざこざを70年繰り返している。70年前に戦争を始めたこの半島は、だだ今休戦中。時々思い出したようにドンパチ始めるが、じゃれ合っているだけでそのうち収まる。放っておけばいい。それにしても駄目な民族だね。何百年も同じことの繰り返し。いずれは中国に吸収されて消えてなくなるだろう。哀れな民族だ。

 コロナで大混乱のアメリカで突如として黒人問題が勃発した。デモ隊はコロナなどお構いなしの3密状態。ライブハウスとホストクラブを一緒にしたようなもの。このままだと感染がさらに拡大して死者が40万人に達すると言われる。ダブルパンチを食らってトランプはお手上げ状態。大事な米中戦争も風向きが悪くなってきた。習近平の高笑いが聞こえるようだ。それにしてもアメリカ人ってアホだね。こんな時期にこんなバカ騒ぎをするなんて頭が悪いね。

 BLMはBlack Lives Matterの略称で、黒人差別反対の合い言葉だという。知らなかった。直訳すれば「黒人の命は大切」ということか。なにをか言わんやである。アメリカの黒人差別は歴史的宿痾である。なにをどうしようと治らない。そのことは白人と黒人の婚姻率の極端な低さが証明している。アメリカの白人と黒人の混血はきわめて少ない。未来予測の大家エマニュエル・トッドが20年前に書いた「帝国以降、アメリカシステムの崩壊」には次のように書かれている。

 「アメリカにおける白人と黒人の婚姻率はアジア系など他人種とのそれに比べて異常に低く、この10年実質的に低下している。さらに黒人の乳児死亡率も悪化している。乳児死亡率は社会の中で最も弱い個人の状況を表すものである。この点からもアメリカは人種差別の解消についに失敗したと断言出来る。」

 以来20年、トッドが指摘した事態はなにも変わっていない。むしろ悪化の傾向をたどっている。BLMデモには多くの白人も参加している。しかし彼らは黒人と結婚して子供を作る気はさらさらない。人権はきれい事で、白人と黒人が決して交わらないことが問題なのだ。これではいくらデモを繰り返してもアメリカの黒人問題は解決しない。もはや法律や制度上の黒人差別はない。あるのは国民の、特に白人の差別意識だけだ。政治や大統領ではどうにもならない。白人の価値観、ビヘイビア変わらなければなにも変わらない。アメリカ人はそれが分かっているのだろうか。こういう不治の病を抱えて、アメリカはこの先どうやって行くのだろう。

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