2.出題形式
すべて空欄補充型のマークシート方式で,センター試験の“空欄”には次のような特徴がある.
(以下において,下線部は□枠囲みを意味する!)
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問題文中に空欄 ア,イウ,・・・があるとき,ア,イ,ウ,・・・の各々には,特に指示がないかぎり,数字(0,1,2,・・・9),符号(-,±),問題によっては文字(数学ⅠAではA,B,C,...,数学ⅡBでは a,b,c,...)が対応する.ただし,2009年数学ⅠAでは,マークシートから A,B,C,・・・ のアルファベット大文字がなくなった.2010年もそうなるかどうかはわからないので,試験開始前に「解答上の注意」を読む際には気をつけよう.
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空欄は余ることなく答がピッタリあてはまる.→一種の検算となる.
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空欄の枠を修正液で消せば,普段使っている自然な式になる.
(例):「x2-2」を答えさせる設問では,
(センター流):x2-2
(あり得ない):1x2+0x+-2 (3箇所とも不自然)
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例年,「分数は既約分数」,「√内はできるだけ小さな整数に」という指示がある.(以下,「○/△」は「分数 △分の○」を表す.)よって
ア/イウ に 6/10 とか エ√オ に 3√8
と答えることはない.
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上記の“センター流”により,空欄の設定自体がヒントとなっていることがよくある.
→空欄を見てから解くべし!!
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たとえば太枠囲み太文字の カキ に -3と答えた後の問題文に,細枠囲み細文字で「x=カキのとき,・・・」とあったら,「x=-3 のとき,・・・」という設問に答えよ」という意味である.このような“既出空欄”は,空欄の枠と枠内の字を細くして識別できるようになっている.
以上はもちろん今年の話.来年もいっしょだと思うが・・・
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