●「“センター対策”の参考書・講習」
ここで注意すべきは,受験ギョウカイで「センター」という単語が用いられる場合,そこには次の2通りの意味があるということです.
a.「センターレベル(要は低レベル)」
b.「センター形式に特化した」
「センター」と銘打ってある書物の中にも,単に「センターレベル」:要するに「低レベル」なだけで,センター試験の傾向などまったく感知していないものが少なからずあります.センター試験は受験者が多いので,本も売れ(り)やすいんですね.もちろん,この時期からのセンター特化対策において,(普段の数学そのものの勉強をマジメにしてきた皆さんには)何の役にも立ちません.
ちなみに「勝てるセンター」について言うと,「基本編」の問題レベルは「センターレベル」ですが,解説にはけっこう高度なことも書かれています.もちろん,「センター形式に特化」しています.
センター向けの講習も,時期(夏,冬,直前)や校舎事情,担当講師によって,上記「a」「b」のどちら寄りになるかが変わってくる可能性があります.自分が「a」「b」どちらを望むのかをハッキリさせた上で,できれば事前にチェックしたいですね.