●「センター形式の模試の受け方」
秋口頃までのセンター形式模試は,ろくに対策もしないで臨むことになりますから,よく失敗をします.それでよいのです.大いに失敗してください.
結果(得点)より気にしてほしいのは,(満点取れなかった場合)時間さえあれば全部解けたのか,時間が足りなくて解けなかっただけなのかの見極めです. 今いちばん大切なのは,時間さえあれば下手でも遠回りでもいいからとにかく自力で正解にたどり着ける「力」があるかどうかです.
その「力」さえ備わっていれば,拙著「勝てるセンター」などによるセンター特化対策によって,「得点」は飛躍的にアップできます.その「力」を養うことを最優先してください.センター形式テストにおける“要領”を覚えるのはずぅ~っとずっと先で構わないのです.
ただし,せっかく試験を受けるのですから,ただ漫然と臨むのではなく,毎回それぞれ何らかのテーマを持って望むようにしたいですね.たとえば,「今回ⅠAは1題ずつしっかり解き切って行こう」とか「ⅡBの方は詰まったらどんどん飛ばして,50分で第4問まで一通り手をつけるペースで行ってみよう」とか.
そのような様々な経験や「センター特化対策」を通して,「自分にとってベストな戦略」が見えてくるはずです.その戦略を,秋深まった頃の模試や年明けの実戦形式テスト演習で最終チェック&微調整すれば,センター本番では落ち着いて60分間を立ち回れるでしょう.

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