Brussels, Belgium [October, 2006]

 France北東部にあるRoubaix(ローベ?)という街で会合がありました。地図で見るとLilleのすぐ脇、ベルギーとの国境にも近い場所です。空き時間にBrusselsに出かけて、懸案のBoschを観るのはどうかと検討しました。電車を使う場合、LilleとBrussels間は頻繁に運行されていて、いざとなればEuroStarも使えます。ところが、Roubaix-Lille間は極端に本数が少なくて、乗り継いで行くのはほぼ不可能とわかりました。
 残る手段は、一緒に会合に出ているFranceの人をくどき、車を出してもらうこと。幸い、話に乗ってくれる方が見つかり、午後の空き時間にとんぼ返りが叶いました。Dinnerに間に合うように戻らねばならず、館内をゆっくり回る時間は取れませんでしたが、ともかくBosch巡礼は果たせました。
 他のpageで見て取れるように、その後Brusselsには何度も出かけ、滞在もしているので、無理をすることもなかったのですが、この時はそれなりの意義があったのです。まだまとめきれていないLisbonでのBosch巡礼を実現させようと、いっそうの努力をする原動力になったりもして。まずは、地図で二つの街の位置関係をご覧下さい。

 王立美術館です。この写真は当日の撮影ではなく、翌年10月に戻ってきたときのもの[以下も、0710を付記しているのが一年後の写真です]。

 右の写真は美術館の前から道路を眺めたところで、これは当日の撮影でした。
 
 二枚は両側の扉の裏側です。  これが観たかった聖アントニウスの誘惑。惜しいかな模写です。Boschの本物は、Lisbonにあります。何としてもLisbonに行かなくてはと思わされたのはこのとき。1990年頃から暖めていた計画が実現したのは、2007年でした[3枚とも0710]。
キリスト架刑 [この4枚も0710]。
 左はブリューゲル。
作品の写真撮影は許可されていますが、暗いのでISO増感し、無理やり補正して何とか見えています[0710]。


 右は当日の撮影で、日本に貸し出し中となっています。確かに上野で観ました。
 広大な美術館の内部[0710]。
 時間がなくなってきたので、街に出て運転してくれた同行者が土産を買うのにつきあいました。私はまだ旅の前半なので、荷物を増やす気力がなく、チョコレートの周期律表を撮影したのみ。

 いつかゆっくり歩いてみたいと思う街で、翌年それが叶いました。いずれ、旅のpageとしてまとめます。
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