Barcelona, Spain  [March, 2014]

 学会のcall for paperには開催地がBarcelonaと書いてあったのに、実際は隣の街。市街地まではTramと地下鉄を乗り継いで移動しなければなりませんでした。
 自分の発表や他のsessionとの関連で、一日を丸ごと自由に使える日はEl Vendrellに遠征。それ以外は日に数時間程度を街中で過ごすにとどまっています。必ずしも時間軸が正しくありませんが、散策した場所の記録とします。
A. 到着まで
少し久しぶりの成田空港。747もめっきり数が減りましたが、これが搭乗機。偏西風が強く、予定よりも30分以上長く乗っていました。
乗り継いでBCN到着。夕方から雨の予報が出ていました。妙に格安航空会社の機体が目立ちます。右が乗ってきたLHの機体。
 空港から乗ったtaxiのreceipt。緯度経度まで記載されたのは初めて見ました。  翌日、仕事の合間を利用して時差調整のため陽に当たっておこうと散歩に。このTramが市内とつながっています。翌日からの散策に備えてT10という回数券を買いました。これは大変便利な切符で、地下鉄・近距離電車・帰りの空港行きのbusまでまかなえました。
B. Dali
 発表を終えた月曜日。開いている博物館は限られています。FigueresにあるDali博物館の代用にはならないが、この街で彼の作品と暮しに近づくにはここがいいとLonely Planetに書いてあったので、信用して向かいました。途中、ATMで現金を降ろすのに気を取られていたせいか、地下鉄の駅から歩く方向を間違えて突然大聖堂の前に出てしまったところです。ここはDaliのあとで時間があったら寄り道しようと考えていました。寄り道が先行した形です。
 大変わかりにくい場所にある入り口。卵を見てここだとは思ったのですが、念のために係員にLonely planetの該当pageを見せて、"本当にここですか?"と訊いてしまいました。この本には"hyped"と表現されていますが、まさにそのとおりの展示風景でした。  館内は写真撮影ができますが、照明がいい加減でちゃんとした撮影は無理。この作品はどことなくBosch風です。
これと似たものをFigueresのEl Teatro-Museo Dalíの写真で見た記憶があります。   展示の終盤にある大作の一部。
やはり時計は曲がっていなくては。 仰々しい作品の全景。下はその説明文。
C. Wineの買いつけ
 知人に紹介されていたwineの店へ。最初、間違えて事務所のdoorを叩いてしまいました。こちらが店の正面。先方はさ
すがに手馴れたもので、品定めさえ終われば免税の手続きまで一直線でした。
地下鉄駅周辺で寄り道。ローマ時代の塔と城壁が残っています。
遺跡の説明文です。紀元4世紀!
D 名所へ
半ば義務的に名所を目指します。乗換えを省略してひとつ手前の駅で地下鉄を降りて歩きました。地上に出て見かけたJacint Verdaguer monumentという建造物は詩人をたたえたものだそうです。
広場の脇にある大きなフクロウ。
来たことの証明だけ。この芸術家にはあまり興味がありません。 対象物が大きいので、パノラマ撮影を試しましたが周囲を撮影し損ねて不完全なものになっています。ともあれ、リンクは右から。 CPU.BACH's Barcelona-panorama
税金還付の手続きは、空港でなくてもできるとwine屋で聞いていたので、帰国日搭乗前の慌しさを避けようとPlaca de Catalunyaにある観光案内所を目指します。広場の地下にあるはずが、改装工事で通路の階段が閉鎖中。しばらく周囲を探索した結果、携帯電話屋の二階に臨時の事務所を見つけました。  手続きを終えてから、Catalunya広場を眺めています。中央に見える赤枠のiは、本来の観光案内所の場所を示すもの。


 広場の周辺を撮影。左下に側面が見える構造物の正面に回り込んだのが右の写真。
 Monument a Francesc Maciaで自治政府の大統領を記念するもの。同じ名前の広場がTram路線の駅名になっています。


 まだ時間があるので、丘の上から町を一望することにして、Castell de Montjuic(ムンジュイックの方が現地の発音に近いらしい)に移動します。地下鉄のParallel駅からそのまま乗り継げるFunicular(ケーブルカー)でParc Montjuic駅へ。
そこからは歩いて登るか、ゴンドラ(ロープウェイ)かの選択肢があり、当然楽なほうを選びます。
 この街で面白いのは、地下鉄などの駅で次の電車までの待ち時間が表示されること(上の写真では、あと1分32秒)。Smart cityの一端を見ました。
これはFunicularの例ですが、地下鉄の場合、platformに対向する壁にあるdigital signageの一部が待ち時間表示になっていました。最初は、何のcount downをやっているのだろうと不思議でした。
[右] ゴンドラの券売機を修理中。紙詰まりのようでした。
ゴンドラからの眺望。  ゴンドラは、ここで90°進行方向を変えるという妙に凝った構造になっています。
ゴンドラとロープの支柱、眼下には市内の眺望。 港の方を見ています。画面ずっと奥はBCN空港。
 海の青と空の青の比較。城から撮ったパノラマもあります。
港にいたItalyの遊覧船。 一見古風なつくりですが、実際には1929年の万国博覧会のときに建てられた美術館。
城の庭を見下ろしています。 城の天辺。アンテナではなさそうです。
壁に設置された日時計。 この城とDunkerque(France)の鐘楼との間の子午線弧長を測量してメートル法の長さの定義にしたのは1792-1793年のこと。
下界に戻ることにしました。ゴンドラ乗り場を脇から。 PLフィルタの効果を顕著に示す画像。はめ込み合成ではありません。
 街中に戻ってMuseu Picasso。ここには絶対来ようと思っていました。majorな観光地でもあるようで、周囲の道路には標識があちこちにあり、狭い路地に面した入り口を見つけるのに苦労しませんでした。
 何年か前にMalagaのピカソ美術館に行ったことがあり、いい比較対象になりました。

 一連のLas Meninasを堪能し、鳩の連作を眺め、時間を忘れるひとときで、もう少しのんびりしていたら学会の会合に遅れるところでした。給油を予定していた館内のCoffee shopが閉まっていたのはかえって幸いだったかもしれません。


 El VendrellのpageにPL filterのことを書きましたが、このpageの大半はEFS 15-85mmなので、ちゃんとfilterがついています。

談: Hotelから徒歩圏内にsupermarketがあり重宝しました。万が一を警戒して、ここで使うcedit cardはhotelの支払いなどとは別なものにしていました。案の定、数か月後にcard会社からUSのseafood restaurantに行きましたかと問合せ。しっかりhackingされていたことが判明しました。"Spainで..."と説明したら、ああよくあることですと言われました
旅の最終日の早朝、帰国便に乗り継ぐべく空港へ。Busの中から見た朝日。  空港に早く着きすぎて、ラウンジが使えない身分はこんなものだと思い知らされ、待ちくたびれていた搭乗機がやっと到着。Boading bridgeが右に見えています。これから乗客と荷物の入れ替え。
 帰国して数日後、思ったよりも早く荷物が到着。

中身は、たとえば右のようなもの。味見はまだです。
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