日々雑談:1998年6月
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6/30
カープ弱いなあ。江藤が3本ホームラン打っても勝てないとは。
5月の最初頃は、何点取られていても、負けそうな気がしなかったが、今はどれだけ先制してても勝ちそうにないもんな。
もっとも、試合をテレビで観ることは希である。
徳島にいると広島の試合中継がほとんどないし、だいたい、野球をやっている時間は会社にいるし、仮に早く帰っていても娘がひたすら「トムとジェリー」を(繰り返し)見ている。

だからニュースステーションの結果報告だけ見ているのだが、この手の報道は勝ち負けを先に言わないのでちょっとどきどきする。
これは多分「プロ野球ニュース」以降の傾向なのかもしれないが、試合のいいとこだけを時系列で見せて、最後にスコアを出す。なかなか上手いと思う。
「この日3本目のホームランで江藤勝利のガッツポーズ」とかいうから勝ったのかと思ったら、「ところがねばる横浜は」で逆転されてしまう。
他にも「しかし反撃もここまで」とか、「やってくれました九回裏」とかいった言葉で手軽な臨場感がありますね。
ニュースステーションは割合全試合平等に報道してくれるが、「プロ野球ニュース」を見ていた頃は、広島なんて田舎球団は扱いが悪かった。
0時前後に、眠いのを我慢して広島の試合が出てくるのを待っていたら、最後の最後に「では広島-横浜の結果です」で、なんの画像もなしにいきなりスコアだけだもんな。

まあ巨人中心のプロ野球は今も昔も変わらないが、私が子供の頃は、広島市民球場の入場料が巨人戦だけ高かった。
今考えると、なんと理不尽なと思うが、当時は王・長嶋の全盛期で、確かに他の球団との試合よりは巨人戦を観たかったから、入場料が高くても気にならなかった。
「巨人の星」だって花形が阪神で、左門が太洋、番が後に中日でしょ。あの頃お荷物球団だったヤクルトや広島にはキャラクタがいないもの。

これは前にも書いて覚えがあるが、子供用の野球帽なんてどこ行っても巨人のしかないのよ。
それも親会社のマツダの売店(社員の家族専用)にカープの帽子(赤ヘルではない)が置いてないんですよ。
オヤジにせがんで、なんとかHのロゴがついて野球帽を入手して得々としていたが、実はそれは広島ではなくて、阪急であった。
なんで、地元広島で、カープのんがなくて、それも阪急なんてだれも知らない(広島ではパリーグの試合をみることは極めてマレ)球団のがあんのよ。

大学生の頃は割合広島市民球場へ足を運んだが、もう何年も野球の試合観てないな。徳島ではやらないのかな。

6/28
人が作った曲にアレンジをつける作業を土日の二日間、ずっとパソコンとシンセの前に座ってあれこれやっていたが、どうも調子よく進まなかった。
全く集中力が出なくて、集中力が無いといい思いつきも出てこないので、しごくあたりまえの編曲になった。
まる2日かけてあまりいいできでないMIDIデータがひとつだけしかできなかったのだが、そのうちいいのができたらここに載せます。
ところで、AKAIのGM音源「SG01k」を386のノートパソコンPS55で鳴らす件であるが、ローランド社製のRS-232Cケーブルで接続すると一発で動作した。
PS55をシーケンスマシンにできるので、これは便利だ。とりあえず、PS55とGM音源があれば、カラオケを演奏できる。

6/24
有馬温泉の写真があがってきたんですが、オフレポページを作ってる時間がありません。
週末に作ります。征服者くん、とりあえずこの写真で我慢してくれ。
左からみちやん、Dentistキムラ、COZY、ドクターひこ、それぞれ家族で総勢14人で、まさに託児所状態(とんねるず風)という写真です。
みちやんは、広島を離れてから「過去のしがらみ」を全て断ったといってましたが、そうすると高校の同級生に会うのも10年ぶりくらいだったのでしょうか。
Dentistキムラは歯科医院を経営しているやり手だが、ロン毛に「ヘアマニキュア」&そろばん腕時計&デーハー洋モクでめちゃくちゃ怪しい風体でした。
それに比べて、ドクターひこは共に国立大医学部卒というスーパー夫婦だが、穏やかでわりあい普通の家族だったな。

夏休みには、またオフ会やりたいですが、私自身は広島に帰るかどうかちょっと微妙です。
棒那須が●●万円しかないんでね。でもMIKOさんあたりが「絶対主人と参加しますう」とかいえば無理しても帰広するかも。
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次の仕事で作成する予定の物件があって、まだ「仕様固め」の段階なんですが、ちょっとプロトタイプを・・とか思って作り出したら面白くて時間をくっています。
我々SEやプログラマーの最終的な成果物はプログラムです。何年やっていても(今更ながら)ものを作るのは楽しいものです。
一般には、プログラマの世界は残業が多くて勤務時間がめちゃくちゃ、とか言われますが、確かにその通りで納期直前なんて本当に完徹で作業することがあります。
長年この仕事をしていて、私も何度か地獄を見ました。
しかし、こういう「勤務時間がめちゃくちゃ」で仕事が進められるのは、基本的に個人の作業に負うところが大きいからです。
人間とコンピュータがあれば、時間に関係なく仕事ができるからね。
あれこれ考えながら、開発ツール上で、論理を組み立てていく作業をしていると時間を忘れます。

私がこの業界に入った頃には「プログラマ28歳定年説」とかありまたけどね、36歳の私がまだまだソースをごりごり書けますから、しばらくは大丈夫でしょう。

6/22
MIMPIについて感想を少し
今週の「GATESくん」にフリーソフトの話があるんですが、私はUNIX出身者ではない(*1)ので、フリーソフトの系図に関する話が実にためになります。
この中に、MIDI再生ソフト「MIMPI」(*2)についての記述があり、実は私はこのソフトを最近使うようになった(*3)のですが、そのすごさにいささか唖然としています。
いろいろ使い込んでみてまた詳しい話を「シンセ」のコーナーにでも載せたいと考えています。

先日ここで書いたように、MIDIデータは音符を記号化したようなものです(*4)。
MIMPIはそれを再生して外部音源(RのSC-88やYのMU-100など)を鳴らしたり、CPU上でソフトシンセを演奏させたりするソフトです。
私もコンピュータミュージックの営業時代にお店で動いているのはみたことありますが、自分で使うのは今回が初めてです。

今のところで気が付いた部分でちょっとすごいなと感じているのは

1.演奏可能なデータ形式が多様である。
ローランドのミュージ郎関連、レコンポーザー(COME ON MUSIC社)、SingerSongWrite(INTERNET社)、その他私が聞いたことがないようなソフトのデータ形式に対応している。私がプログラマーの立場であれば、これら音楽ソフトは基本的にSMFデータ(拡張子がmidのファイル)を作成する機能を持つはずだから、SMFにだけ対応すれば十分と考えるところだが、MIMPIの作者は執念をもって、様々な形式に挑戦している。

2.いろんなMIDI環境に対応している。
普通、MIDI環境を設定するとき、インターフェースボードや音源機器を使用するための設定=ドライバに苦労することが多い。ところがMIMPIではMPU-401やS-MPU(*5)は、ソフトが自動認識してくれるので特にユーザーはドライバ部分で悩むことが無い。起動時の簡単なパラメータでRSー232Cにも対応する。
さらに面白いのは該当するインターフェースが存在しない場合はBEEP音で演奏してくれることだ。まさかBEEP音だけでコンピュータミュージック(*6)を試みる人もいないとは思うが、つまりは音源無しでもとりあえず鳴らすことができるということだ。

3.DOSのソフトなのでキー入力を前提としている。
マウス無しで使えるということです。マウス嫌いな私は非常に助かる。

あと、32チャンネル演奏に対応している(通常は16チャンネル)ことや、オプションスイッチがたくさんあって、かなり多様な環境に対応できるなど。
動画や文字列表示を同期できるので、カラオケとして使用できる。
もっと私の知らない機能があると思われるが、これだけのものを個人がフリーで作成、VerUPし続けているのは並大抵な根性ではないでしょう。
それと、Windows全盛の時代になっても、今なおDOS環境にこだわる姿勢も好ましく思えます。

(*1)では「何出身?」と言われるとACOS(日電の汎用機)であろうか。
(*2)マスターネット斉藤氏作成のフリーソフト。DOS版のみだが、非常に多様な機能を持つ。
(*3)386/DOSマシンのノートパソコンで使うため。私自身はWindowsのシーケンスソフトはいくつか所有しているが、DOS版は全く持っていないので、このMIMPIに行き着いた。
(*4)かなり乱暴な定義。
(*5)ともにローランド製。MIDI機器を使用するためのインターフェースボード。SB16は基本的に「MPU-401相当」の機能をうたっている。
(*6)私は若い頃、仕事で開発していたパッケージソフトの中で、BEEP音による音楽再生機能を作成したことがある。OS/2のAPIでBEEPコマンドを使用した。

6/21
行って来ました有馬温泉
私は大阪在住の経験もあるのですが、有馬温泉へ行ったのは初めてでした。
詳しい話しは写真もくっつけてまたレポートします。

しかし驚いたのは徳島→有馬温泉が近いこと。正味2時間で到着します。
鳴門自動車道(徳島県鳴門市〜山陽自動車道三木インター)と阪神高速北神戸線で「有馬口」まで高速だけで行けるのだが、全線まったくがらがらだった。
橋(鳴門大橋と明石大橋)を渡るから随分高速料金はかかるが、これだけ楽にアクセスできると近畿を近く感じられますね。
特に鳴門〜垂水あたりの高速道路は立派だけど、ほとんど走っている車がなくて、こんなの税金を思いっきりそそぎ込んで作る必要あったの?と思います。
確かに四国から本州が橋で結ばれた意味は大きいけど、投資に見合った経済効果があるんだろうか。これ絶対怪しいよね。

懐かしい顔ぶれですっかり盛り上がってビールと日本酒とウイスキーと、かなり飲みました。こんなに楽しいお酒も久しぶりでした。
最初から最後までしっかり仕切ってくれたみちやん氏に感謝です。

6/19
なんとなく力が出なくて、ここの更新を休んでいます。
しかし、明日は待ちに待った「有馬温泉で久しぶりに集まって飲むぜ」ということで、高校の同級生4人がそれぞれ家族を伴って集まります。
私も子供が小さいのでなかなか旅行にでる機会が持てないんですが、今回は気合いが入ってますで。
後日、写真入りのオフレポをのっけますんで、見てください。
それにしても半年ほど前にインターネット上で同級生のみちやんと再会してから後、彼の尽力で有馬温泉ツアーにこぎ着けられて本当にうれしい。
しかし、よく考えてみると今回のツアーに関してみちやんとは一度も電話ででも話ししていないな。
つまり、電子メールや、掲示板だけで話が進んだわけで、なかなかサイバーな段取りといえよう。
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MIDIの話しの続きが書きたいのですが、どうも気力が足りないなあ。
それと、IBMのPS/Vノートをゲットしました。会社の人からタダでいただきました。386のDOSマシンです。
これをシーケンサー専用マシンにしようと試みています。バンドの練習やライブがあったら、なんといってもノートパソコンが便利だからね。
問題はRS-232C接続でGM音源が鳴らせるか・・・といったところですが、今までいろんな環境でいろんなトラブルあったけど、結局どうにかなってるから、なんとかなるんじゃあないかなあ。
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棒那須が思いっきり少ないから、ピアノを買うのもパソコン買うのも不可能。会社がこんなで、来年の今頃はいったいどうしていることやら。
とにかく「オラクルを使用したオープン環境のクラサバシステムの構築経験あり」と言い切れるような経験をひたすら積んでおくことです。
「次」のためにね。
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最近Emailでhtml文書付きのメールが多いなあ。これものすごくじゃまなんですけど。
容量を食うし、何の原因か私のメーラが開けなくなってしまった。問題のメールを直接削除したら治ったけどね。
プレンテキストだけで用が済むような話をなんでわざわざhtmlにしてメールするんだろう。
メーラーのデフォルトがhtml文書になっているらしいが、こりゃどうにかしてくれ。

6/16
今でもたまにMIDI関連について人に説明することがあるが、何の知識もない人に解ってもらうのは相当に難しい。
人はだいたい、コンピュータに詳しいか、音楽に詳しいか、あるいはそのどちらにも疎遠かの3通りで、譜面とパソコンの結びつきが直感できる人はそうそういない。

1.楽譜を記号化したのがMIDIデータ。(拡張子がMIDのファイル)
2.そのデータを読み込んで演奏するのがパソコン+音楽ソフト。
3.ソフトがコントロールして音を出すのが音源モジュール。
4.一般的にはパソコンと音源モジュールはRS-232Cで接続されている。

この関係を通常の楽器演奏で置き換えてみると、
1.演奏の元になるデータは楽譜
2.楽譜を解析(解釈)して演奏動作に変換するのが人間の頭
3.人間がコントロールして音を出すのが楽器(ピアノやバイオリン)
4.一般的には人間は手を使って(場合によっては足も使って)楽器を演奏する。

RのSCシリーズやYのMUなど「MIDI」音源と呼ばれる器材は楽器です。
ただ、通常のそれと異なるのは、MIDI音源は同時に複数の楽器を演奏できる。
パソコンソフトも、複数の楽器をコントロールできる。
だから、パソコン+音楽ソフト+MIDI音源があれば、一人でバンドでやるような音楽の作成が可能である。

こういう風に説明すればある程度「MIDI環境」てのが理解してもらえるでしょうか。
MIDIは元来電子楽器間の通信プロトコルのことで、特にコンピュータによる使用に限られるものではありません。

しかし、ここまできと、「ではMIDIで音をだすことと、CDで音楽聞くのとどうちがうの」とかいわれると「ほにょん」となっちまうね。

しかしあらためて思うのは五線紙に書かれた楽曲てのは、楽器の演奏で発生する音を巧みに「記号化」してできていることです。
同じ楽譜を見て演奏すれば、日本人でもドイツ人でも南アフリカ人でも基本的には同じような演奏が可能です。
もちろん譜面の記号は実に曖昧性を残していて、それをより芸術的完成度を高めるために様々な解釈があるわけだが、音符は言語を越えた共通の記号であるとも言える。

6/14
不景気でリストラとか残業規制とかしょうーがないけど、この時期になってボーナスが●.●ヶ月しか出ないとわかってくると、なんだか仕事やる気が全然出ねーよな。
ボーナスが出るだけましかと思うけど、マネーフローが本当に大丈夫なんか全然信用できん。
イヤなら辞めろって言われるかもしれんが、ホイホイと簡単に辞められたらどんなに楽でしょう。

6/13
ようやくマウスを買ってきた。
5000円くらいで、MSの製品を・・とか思っていたがパソコンショップに行ってみるとマウスなんて安いもんで、paroaltoというメーカーのものを千円少々の値段で買ってきた。
3年近く使用してきたIBM純正のマウスを取り外して新しいのにしたのだが、なかなか感触はいい。
私のAPTIVAのマウスは実に安っぽい作りで、重量が小さいため、マウスパッド外ではきちんと動作しないことがよくあった。
このparoaltoのマウスは適度に重くて、二本の指用にくぼみもありIBMのんよりもはるかに使いやすい。

さて、今日パソコン屋へ行って、初めて最近のB5サイズの超薄型ノートを実際に目にしたのだが、こりゃすごすぎるな。
メビウス(シャープ)と、VAIOが並べてあったが、こんなに薄いのに、どうやってメモリ64MB/HDが3ギガ/超高速モデムが入っているんだろう。
あまりの薄さにFDドライブやシリアル(RS-232C)なんかが本体に配置できないようで、付属のFDDユニットにシリアルやパラレルポートが付いている。
しかし「歩き回る商売でいつもパソコンが必要な人」以外にこんな薄くて高性能な機種が必要なのかな?確かにすごくかっこいいけどね。

マイあぷてぃば君は、486マシンでPCIバスも無いし、HDは540MBしかない。中古市場でも値のつけようがないようなロートルである。
でもこれが結構役に立ってますからね。
APTIVAの486モデルのほとんど最終なので、「枯れたアーキテクチャー」なのか3年近く特にトラブルもない。
音楽系のソフトなんて3.1どころかDOS上のソフトで機能は十分だから、別に速いMPUがいるわけでないし、こうやってWEBの中身を作っている時も同様だな。
ただ、モデムが14.4MBPSという3世代前くらいのものになったので、インターネットを見るのにはちょっとつらいですね。
ワープロも最近の重いやつは使わないし、ぐりぐりグラフィカルなゲームをするわけでもないので、なにがなんでも最新型てこともない。

結局は「なんのためにパソコン買うのか」でしょうね。
ペンティアムMMX&64MBメモリ&数ギガの大容量HDで、結局一太郎8とエクセルとインターネットだけじゃあ、ちょっとオーバースペックなような気もします。
ユーザもそのあたりがわかってきたから、最近のパソコン販売が不振なのかもしれませんね。

打ち込み系のバンドをしたいのですが、そうするとノートパソコンがあると便利なんで、ペンティアム100M程度のThinkPad+高性能モデムカードくらいが欲しいですね。
HDなんて1GBで、メモリも32MBあればこりゃもう十分ですよ。
シーケンスソフト入れて、一太郎ライト(来月出るか?)入れて、秀丸エディタとNetScapeがあればいいな。
多分その程度の要求ならたいした費用もかからないと思う。ちょっとソフマップの中古コーナーでものぞいてみるかな。

6/11
ネクタイをしなくなって久しい。
2年前に今の会社に入って半年くらいはスーツにネクタイで仕事をしていたんだが、面倒になって今は毎日ジーンズである。
プログラマなんて服装はラフで茶髪でピアスであろうと思われるかもしれないが(私もそう思っていたが)、実は意外とみんなきちんとしている。
ネクタイして社会人らしい格好をしている人もいれば、超ルーズな人もいる。
私は基本的に、社外の人と会う時はネクタイだけはするようにしているが、普段はなんでもありになってしまった。
この時期になるとポロシャツとジーンズで日々過ごしている。
夜中の作業があるときなど、スエットで仕事をしていたりする。
若い頃は半年ごとくらいに丸井ではやりのDCブランドのスーツを買って、得々としていたもんだが、その頃の服は体型が変わったせいで着れない。
スーツを着ないのでズボンやカッターのアイロンがけが無くなって妻は喜んでいる。

しかし、普通のサラリーマンが真夏でも長袖のカッターに上下スーツを着ているのはいったい何の意味があるんだろう?
大平首相が提唱した省エネルックって間抜けな半袖スーツがあったが、そんなもんより、夏は半袖の開襟シャツに上着なしでいいじゃないかと思う。
全然相手にされなかった省エネルックだが、羽田さん(いったい今は何党なんだ?)は今年も着るのだろうか。
真夏でも上着を着ていないと相手に失礼である、上着をきるのであれば下には長袖のカッターを着なければならない・・こういった硬直した思考はいい加減にしてほしいですね。逆に見ている方が暑苦しくて嫌になるし、そのために冷房を異常に強くするのでこちらは寒いし、エネルギーの超ムダである。
東南アジアの国では、政府のえらい人でも開襟シャツでネクタイもしてないじゃない。

夏にスーツを着ているやつは非合理的なバカものである・・そういう風潮にならないかな。

6/9
前にもこの話は書いたことがあると思いますが、前々回のサッカーW杯のことです。
前々回だからちょうど8年前ですが、当時20代で無職だった私は1ヶ月ほどイタリアでふらふらしていました。
サッカーなんて全然興味がなかったので、W杯のことは知らなくて、行ってから気がつきました。
どこの町も騒然としている。

ヨーロッパの街はどこも似たような作りで、たいてい中心部に広場があります。
そこで、若者が大勢国旗をもって騒いでいる。
私は国旗の知識がなくてよくわかりませんが、ブラジルは印象深かったですね。
(多分)国ごとにかたまってバイクや車で広場をただくるくる回っているんですよ。
何してるんだ、こいつら?とか思いました。
はるばる南米からやってきて仕事はどうしてるんだ、とかね。

そういった感じで、騒然としたイタリアでしたが、印象としては南北差をすごく感じました。
ローマなんて貧困層がものすごく多くて、国鉄の駅あたりのホテル街はこわくて歩けないんですよ。
私が泊まったホテルの主人も、スリには気を付けろと言っていました。
そんなこと言われると、びびってしまってバスや地下鉄に乗れないわけです。

南米系かアフリカ系の男たちが町中あちこちに、やることもなくたむろしている。
観光ガイドに載っているある公園に行ってみたら、アフリカ系の人間が大勢芝生に寝転がっているんです。
こわくなって、引き返しました。
こういう印象から人種差別が発生するんですね。

それとローマは自動車があふれていて、歩行者は命がけです。
なんといっても異常に長い歴史のある街だから、道が整然としていなくて、四つ角とかいっても垂直に交わっていない。
そうすると、右折や左折の車が歩行者なんて無視してばんばん突っ込んでくるんです。
だから信号変わるのをまっても、いつまでも道路の向こう側へ行けない。
で、ローマ市民はどうしているかというと、いきなり道路に飛び出して、走っている自動車を停めるんです。
歩行者にとっては信号機も横断歩道も全然関係ないですね。
道路は渡りたい場所で、無理矢理車を停めて渡る・・・てのが普通みたいです。

北部の街は実にヨーロッパ的な落ち着いた雰囲気です。
特にベニスは海上の島の街なので、土地も限られていてスラムができないし、なによりもいいのは車が一台もない。
交通手段は乗り合いの船だけで、自動車は進入できません。
怪しげな浮浪者もいないので、夜中に一人で歩き回っても全然安心です。
本当に街全体が中世の姿そのままといった風情でよかったですね。
フィレンツェやミラノもよかったけど、もしもう一度イタリアへ行けるとしたらベニスがいいです。
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4年ぶりに貸スタジオで練習しました。
ああいう「密室」で「音楽やってる」て空気はいいですね。
スタジオに置いてあったコルグのM1は予想外にピアノのいい音を出していました。

6/8
ついに恐れていたことがおこってしまった
以前ここに書いたが、息子が私のパソコンをいじくりまわすので、毎朝出勤前にキーボードとマウスを本体から抜いて傍らの本棚に置いている。
それがさっき、自室に入ってパソコンを立ち上げようとしたら、キーボードは置いた場所にあったが、マウスがどういわけか床に転がっている。
ちょっとと思ったがあんまり気にせずに接続して立ち上げたら、動作がおかしい。
マウスでカーソルが上下にしか動かせない。どうマウスを動かしても矢印は画面の真ん中あたりを上下するだけである。左右には全く動かせない。
あれ、ドライバが壊れたかな、本体への差込が抜けかけなのかなとか思って、一旦パソコンを落としてマウスを差し直して再立ち上げした。
しかしやっぱりマウスは同じ桁位置を上下している。
ありゃ、と初めてマウス自体に疑問をもって、分解してみました。

開けてみると、ものすごくわかりやすい壊れ方していました。
マウスはボールの回転を「軸」回転にかえていて、その軸の先に円盤があり、その円盤の動きをキャッチするセンサーらしきものが基板上にある。
そのセンサーの部分が見事に折れていた。
つまり基板が壊れているわけで、これでは修復しようがない。

本当に息子が壊してしまったのか、あるいは私が日頃から「マウス操作は嫌い」とか言っているからマイマウス君が怒ってしまったのか判然としないが、これはもう新しいマウスを買ってくるしかない。
私はMSの製品は好かんが、マウスの感触はすごく評価しているので、MSマウスを買ってこよう。

しかしこうしてみると、日頃からマウス無しでパソコンを使う鍛錬をしておいてよかったな。
こうやってマウス無し(キーボードだけ)でHPに文章を追加してUPしているぞ(自慢)。
しかし、音楽ソフトなんかはマウス使わずには使用不可能な部分も多いし、なんといってもブラウザが使えないので最早マウスレスでは話しにならん。

6/7
しつこくピアノ話
昨日(6/5)久方ぶりに自分で洗車をしたのだが、私は「洗車をすると妙に元気になる」法則があって、必要以上のエネルギーが出る様子で、昨日も洗車した後も、じっとしていられない。
娘が通っている音楽教室でもらったピアノ展示会の招待券があったので、アスティという産業会館に娘を連れてでかけた。
ヤマハなので、新しいクラビノーバや普通の(本物の)ピアノ、エレクトーンとか置いてあった。
楽器といってもこういったホームマーケットにはあんまり馴染みがないのだが、たくさん並べて弾き比べられるのは楽しい。
受付で招待券を出すと、さっそく音楽教室の担当者(田嶋先生似のおばさん)が出てきて、いろいろ説明してくれた。
値段はせいぜい定価の3%オフくらいで、設置料や消費税を入れるとほぼ定価くらいになる。
「ヤマハさんは高いですね」というと、卸値が渋いらしくて定価販売しても販売店はあんまり儲からないそうだ。

デジピも価格の高いものほど鍵盤の感触がいい。
音的にはもう本物とそんなに差異が無くなってきたから、やはりタッチにこだわりたい。
アップライトのアコースティックピアノも弾いてみたが、やっぱり本物はいい。
(嫌みな言い方だが)これはアコピに馴染んだ人間にしかわからないと思うが、打鍵したときの「ハンマーが弦を打っている」感触が直接10指の腹を通して脳に響く。
この感覚=快感が決定的にデジピとアコピを分け隔てている。
現実には「感触」以外にも値段とか機能とかメンテナンス性とかいろいろ検討要素があって、アコピを購入するなんて不可能なんですけどね。

土曜日のせいかお客も殆どおらず、こうやっていろんな機種を引き比べる機会もそうそうないので、私は調子に乗ってあれこれ弾いていた。
すると販売店の人が、かたわらに来て、「なんでピアノが弾けるんですか」とか聞く(さすがに「プロですか」とは言われん)。
「若い頃からバンドやってたもんで」とか曖昧に答えると、「いつからピアノを習ったか」とか「どうして習い始めたのか」とか結構しつこく聞かれた。
私のようなオヤジがこういう展示会に子供連れで来ていきなり弾き始めると驚くらしい。
「バイエル程度のレッスンを受けて、あとは自分で練習しました」とかいって、ちょっと得意な気分であった。

娘に粗品のお土産をもらって帰宅したが、まだ元気があったので、パソコンで曲の打ち込み作業を始めたら、夜中の3時くらいまで止められなかった。

6/4
使ってみました。
軽いです。機能も十分です。何で最初からこうでないんだろう。
皆さん、ご期待ください。

6/3
ブラインドタッチの自慢を書いたが、実は今働いている会社ではみんなそうなので、ちっとも自慢にならない。
私が大学を卒業して最初に勤めた会社では初心者向けにタイプ練習の時間をとってくれた。
はじめはFJFJから始まって、徐々にFTR JUIとか押すキーを増やしていく練習だったが、ちっとも面白くなかった。
しかしまあ私はABCがどこにあるのかもわからない初心者だったのでこのタイピング練習を2週間くらい毎日定時後にやらされたように覚えている。
その時に使ったパソコンだが、はっきりと記憶にないのだが、Nパソ(N5200というNECのメインフレーム端末)ではなったかしらんとも思える。
OSは多分DOSだっただんだろう。

しかし未だに数字が並んでいる最上段のキーや、<>?*+`@といった記号は手元を見ないと打てないので、実は私のタイピング技術もたいしたことはない。
ちなみにカナキーは全然打てない。カナキーで文章作成したらローマ字入力の数十倍の時間がかかりそうである。

ところで、タイピングを仕事にしているパンチャーはホントにすごい。
芝浦の会社で仕事をしていたころにビルの同じフロアにパンチャーがいて、この人たちは一日中ずっとキー入力し続けていた。
入力するのに手元を見るとか見ないとかのレベルではなくて、ものすごい早さで手が動いている。
私も一度頼んだことがあったが、専用用紙にプログラムソースを手書きしたものを入力依頼すると、フロッピー(8インチ!)に入れて戻してくれる。

プロのパンチャーでも当然ミスタッチはあるわけで、チェックしないといけない。
話によると、2人のパンチャーが同じプログラムソースを打ち込んで、それをつき合わせて(それ用のソフトがあるんだろう)差異の部分だけチェックするそうである。
これは非常に合理的なチェック方法だと関心した。
AさんんとBさんが全く同じプログラムを打ち込んで、それを合成したうえで、ちがう文字だけ修正するわけだ。
しかしそうすると、最終的に成果物となるプログラムソースははたしてAさんがつくったのかBさんがつくったのか判然としない。
二人で作ったともいえるが、全く同じものを打っているのだから、ほんとに正確であれば一人で入力しても十分なわけだ。
こういった合理的な入力ミスのチェック方法が、もしかして作業者のやる気をそぐことにならないのかしらんと、思い続けて十数年たつ。

しかし、わざわざプログラムを紙に書いて、他人に打ち込んでもらうてのも妙だね。
紙に書くよりも自分で入力したほうが全然早いもの。
まだあの頃は開発環境も貧弱で使える端末の数も限られていたから少しでも入力作業を省力化しようとして、パンチャーに頼んでいたんだろう。

しかしさすがの私もカードに穴を開けてプログラムソースを作ったことはないぞ。
1ステップが一枚のカードで、数百枚になるカードをカードリーダーで読み込むんだよな。
そうしてコンパイルして、エラーが出ると、そこの部分だけカードを入れ替えて再度カードリーダーにかけていたそうだ。
開発者のオフィスにはコンピュータの代わりにカードを作成する穴あけ機があったらしい。

とにかく使える端末の数と時間が限られていたから、デバッグ作業なんて、ソースリストを机の上に広げて、1ステップずつプログラムの動きを追っていったもんだ。
こういう机上デバッグ(騎乗位でバックではない)なんて昔の話だよなあ。


6/2
永年コンピュータの仕事をしてきたが、Windowsの世界は比較的最近なので、いまだにマウスになじめません。
自慢するのもうれしいが、私はアルファベットキーに関しては完全にブラインド入力できるので、両手をホームポジションから移動させてマウスを操作するのが面倒なのだ。
すくなくともプルダウンメニューはマウスで選択しない。ALT+何かのキーで選択する。
これはその方が切り替えも早い。人がマウスをうろうろ動かしてプルダウンメニューを開いているのを見るといらいらする。
ウインドウ間の移動もマウスを使用することはまずありません。これも自慢だがOS/2の時代からALT+ESCや、ALT+TABになじんでいます。

できればファンクションキーも使いたくないが、FEPでの使用はしかたがないもんだと思っていました。
が、最近知ったのですが、ATOKでは文字入力→ひらがな/カタカナ/英文字に変換するのにファンクションキーを使わなくてもCTL+U,I,O,Pでその機能を代替できます。
これは慣れれば楽である・・・・が、10年以上もファンクションキーで操作してきたのでなじむのには時間がかかりそうです。

ブラインド入力だと、どうして手の移動が少ないかというと基本的に、どのキーをどの指で押下(PUSH)するか決まっているからで、例えば一番基本となるのがF=左手人差し指J=右手人差し指で、それを中心に全てのキーはどちらの手のどの指で押下するのか決まっています。
ちなみにこのfとjは見なくても場所がわかるように、キートップに突起があります。
更に、どうして手の移動が少ないと楽かというと、手首や肘を机に固定したまま作業できるので、腕や肩が疲れないんですよ。
肩こりは腕と首を支えるために発生するらしい(「あるある」でやってた)ので、できるだけ視線は画面に固定して、腕も机に寝かせた状態でキー入力するのが好ましいですね。

ところが最近の「オブジェクト指向な」ユーザーインターフェースだと、どうしてもマウスが必要になります。
例えば画面設計で、フィールドの位置や大きさをキーボードだけで操作するのは不可能であるか、非常に非効率です。
マウス無しではブラウザも使えません。
ワープロ上で作図する場合(よくする)もマウス無しでは作業できませんね。
面倒なのはマウスとキーボードを右手がいったりきたりすることですが、このあたりはしょーがないですね。

6/1
よいしょ
そりゃなんといっても、音響や映像はSONYっすよ。
私の家でもぐるりと見渡せば、ビデオデッキに8mmカメラにワープロ、ウォークマンにPlaystasionでんがな。
私の実家ではほとんど信仰に近い感覚で「音もの」はSONYしか認めてくれないもん。

しかしこの程度の器材はどこの家庭にも当然のごとく存在すると思われるが、私はちょっと渋いSONYがある。
「システム・セレクター」という機械で、複数の音源やテープデッキをつないで入出力をコントロールするオーディオ器材である。
3台のデッキの入出と、5つの音源ソースの入力を持つ。
単に音の出し入れをスイッチ切り替えするだけだが、こういうのはありそうでなくて、しかも非常に便利だ。電源もいらない。
私は楽器類はそれ専用のミキサーを使っているが、そこにも入らない音(パソコンやビデオデッキ)をこのセレクタの入力に接続して、ミニコンポとアンプ付きスピーカに出力させている。
アンプ付きスピーカてのは音は悪くても使い勝手がいいんで、楽器の音を出すのに使っている。

最近は一体型のミニコンポが安くて音がいいので、デッキやらチューナー、レコードプレーヤーなんかの接続に苦労することがなくなったが、ミニコンポ以外で、音を出したいソースがいろいろ増えてくると、こういうセレクタが非常に便利です。
でも多分これはもう生産してないのではなかろうか。

#しかし、NEWS(ワークステーション)で実績のあるソニーが「ソフト開発力が劣っている」とは思えんが。


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