日々雑談:1998年2月
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酒の飲み方
元来そんなに酒に強い方ではなくて、学生の頃は缶ビール200mlが開けられ無かった程であったが、歳をとるにつれて習慣的にアルコールを摂取するようになり、なんとなく飲めるようになってしまった。
ただ、飲酒といっても食事のお茶代わりに飲んでいる風である。
私は人と比較して非常に多量の水分を食事中に必要とする。それが以前は生水だったり麦茶だったりしたのだが、近年はビールや洋酒の水割りになっている。

こうれがどうおも普通の酒飲みとは傾向が異なるらしい。
晩酌するってことは夕食のおかずを「あて」にして酒を飲むのが正しい飲み方らしい。
私は食事が主である。アルコールはお茶代わりであるともいえる。
その極端な食べ方が、豚カツ食って、白飯食って、ウイスキーを飲む。
これがどうも普通では無いらしい。少なくとも飲酒の正道ではないそうだ。
ご飯は酒飲みながら食べるモノではなくて、お酒が終わってから、あとからご飯だけ食べるらしい。

私はこれがどうも納得できない。
おいしいおかずを食べれば、ご飯がいる。両者は同時に食べたい。例えば豚カツとご飯を同時に口にいれる。
その上で、ウイスキーで食道に流し込みたい。
もっと極端に言えば、ご飯にふりかけかけて、お酒の「あて」にできる。全然平気である。
こういった行為は例えば白米を食べながらコーヒーを飲むのと同じくらい奇異らしい。
そう言えば居酒屋で飲んでいて、まだ「締め」でもないのに、おにぎりとかお茶漬けとかを私が注文するので、変な目でみられる。
酒の途中で、ご飯を食べるのは妙な行為なのだ。
どうも私は本当の酒飲みには慣れない様子である。
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1歳とちょっとになる息子が「パパ」と言って喜ばせてくれる。
まだまだ他の言葉は出てこないのであるが、この「パパ」はあきらかに私に何か要求するときに発している。
「ママ」よりも先に「パパ」なのもなんとなく愉快である。

2/26
知らなかったなあ。ローマ数字って機種依存でWEBでは使えないんですね。
U」てのも機種によっては文字化けして見えるのか。
そうすると
@」や「」や「」や「」てのも全部化けて見えるのでしょうね。
(左からまる1、不等号、以上、音符です)
いやあ実にお恥ずかしい。このページをMACで見てる人が何人かいるはずですが、皆さんにご迷惑かけてたんですね。
HIKO君、ご指摘ありがとう。

ところで、このページを作成するのに使っているホームページビルダー(IBM)をVER2から3にUPしました。
まだ新機能を把握してませんが、いろいろ新しいことを試してみたいと考えています。
でもこのソフトは相変わらずイメージのサンプル集がだっさいんですよ。

左のアニメーションはホームページビルダー2.0に付属しているものです。
いったいいつの時代のイラストなんだ、て感じでしょ。
なんだか、「ナウなヤングのいかしたイメージ」って感じ?
だいたいほかのサンプルも似たようなモノで、あんまり実用的ではありません。
デザイナーはいったいどういうつもりでこんなの作るんでしょうか。

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関係者諸君、そろそろ状況が深刻化しつつあるようです。
しゃれにならんぞ。とにかく情報を集めなければ。

2/25
先週末に実家に帰った折りにギターを一本持ってかえってきました。
エリートというよくわからないメーカーのアコースティックギターで、私が中学生の時に買ったものです。
ギターなんて弾くのは恐ろしく久しぶりなのでポロポロ弾いていると、左手の指先が痛くてしかたありません。
久しぶりだが、中高生の頃によっぽど懸命に弾いていた様子で、ギターを持つと自然と昔なつかしフォークソングが思い出されます。
最初に覚えたのはかぐや姫ですね。南こうせつのグループです(バンドとは言わんわな)。
それとかぐや姫解散後に伊勢正三が作った。(なんだか名前がものすごく恥ずかしいですね。)
曲はかぐや姫の「神田川」とか「赤ちょうちん」、風の「22歳の別れ」。
井上陽水や吉田たくろう、NSP、ふきのとうなんかも懐かしいですね。
そのへんをちょっと弾いているとだんだん愉快な心持ちになってきたので、週末には新しい弦とピックを買ってきてちゃんと練習してみよう。
普通の弦では指が痛いので弦はライトゲージにしよう。
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広島の洋書屋で入手した「British and European Trams」という絵はがき集がとっても気に入ってます。
欧州の都市の市街電車(Tram)の写真なんですが、日本では見られないような珍しい型もたくさんあって見てて飽きません。
小さな市街電車や狭軌の軽便鉄道(線路幅の狭いミニ鉄道)が交通手段の主役だった時代は、人と機械がまだ平和に共存していた時代と言えるでしょう。
欧州では今でも市街電車やトロリーバスが多くの都市で活躍しています。
トロリーバスてのは電動のバスみたいなものです。辞書を見ると「無軌道電車」だそうです。日本では黒部ダムに残るだけだと思います。
私の知っている範囲ではポルトガルのポルト(ポートワインの産地)とスイスのジュネーブで今でもトロリーバスが走っています。
また、スイスのチューリッヒでは市街電車が網の目のように走っていて、パリのメトロにも劣らない便利さでした。
概してスイスは自動車よりも鉄道を重んじる傾向があるようです。なんといってもアルプスのてっぺんまで行ける電車があるんだもの。
(関係ないですが、スイスの首都はどこでしょう。チューリッヒでもジュネーブでもありません。)

最近ではそういった公共交通機関が見直されているそうです。今までの自動車道路を中心とした都市づくりへの反省でしょう。
また、地下鉄を作るよりは地上に軌道を設置するほうがはるかに建設コストが抑えられるわけです。
日本でもこういった排ガスも渋滞も発生させない市街電車を見直してほしいものです。

いつか電車に乗るだけの目的でヨーロッパ各地を回るのが私の夢です。
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しかし、鉄道好きで、アニメ好きで、パソコン好きで、つくづくワシってホントにオタクな野郎。

2/24
ちょっと偉そうに私的史観を書きました。東アジア史観です。
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過労死してはいけません
本日の報道によると、川鉄の社員の自殺が過労によるものだと裁判所が判断したそうです。
確かにこの社員は忙しいばかりの仕事と(もしかしたら)子供の教育費や家のローンの板挟みになって、会社を辞めるに辞められず悩んだ末に絶望的選択をしたのでしょう。
冷たいようでうすが私はこの手の過労死や自殺には同情しません。
仕事が自分の能力や神経に過分であるのであれば、担当を変えてもらうなり、転職するなりすればいいわけでしょう。
さすがに会社も「死ぬまで働け」とまで言うわけありません。
本人は極端な責任感で、にっちもさっちも行かない状態まで自らを追い込んだわけです。
その結果、鬱状態になって、更には自殺するに至るとしたら、それは自分の責任です。
自分の能力をはっきりと把握せずにひたすら仕事に注力することは実に愚かです。
本人は死ねばそれで終わりで楽でしょう。しかし残された家族はたまりませんで。

2/22
昨日今日と一泊二日で広島へ行って来ました。
帰りは電車の接続が悪くて広島〜徳島が5時間以上かかった。東京より遠いんだな徳島は(涙)。
久しぶりの都会なんで、丸善で地図買ったり、T-ZONEでソフト買ったり。そうそう中村正三郎の「電脳曼陀羅」と「続星降る夜のパソコン情話」(共にビレッジセンター)を今頃になってゲット。この人の本は徳島にないんだよな。
げ、表紙写真の書店は京王線の府中に住んでた頃よく行った本屋じゃ。あの頃はこの人を知らなかったんだけど近くに住んでたんだな。
Windous3.1jがどうのこうのなんて、たった3年位前なのにもう大昔に思えます。
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不確定情報、Windows98には標準音源としてVSC-88が付属するという噂。
VSCというのはローランドのソフトウエアシンセサイザーです。
これがあれば、サウンドブラスターはもちろんDTMの外部音源が不要になります。ゲームやカラオケくらいにしかMIDIを使わないのなら必要十分状態です。
しかしこれはローランドにとっていいのか悪いのか、なんともわかりませんが。
まあ標準装備であれば莫大なロイヤリティが入ってきますが、本来のハード音源は売れなくなるでしょう。
しかしこんなビッグビジネスはRの会長(創業者)とビルゲイツが話して決めるのかな。それともRのDTM部長とMSKKの成毛か?
このあたりを業界ウオッチャーに教えてもらいたい。
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幼稚園の参観日に行ったら、いきなり自分の会社の常務と隣り合わせになったり、捻挫した足で広島まで苦労して出かけたら足がぱんぱんに腫れて歩けなくなったり、広島の街でF氏(よくゲストブックに書き込んでる)にばったりあってお好み焼き食べたり、法事の坊さんのギャグが妙におかしかったり、なかなかスリリングな週末であった。

2/20

清く正しいボーイスカウト
ボーイスカウトというのは法的にどういった団体なのか解りませんが、健全な青少年が集団行動を通して自立心を育てる教育の一種です。
厳密にはボーイスカウトは12歳から15歳(?)くらいで、それより年少の少年たちはカブスカウトとよばれます。
ボーイスカウトというと軍隊風の茶系の制服とツバ広のハットが印象的ですが、「カブ」は青い制服に小さなキャップをかぶります。
実はわたくし、2年ほど、このカブスカウト活動をしていました。10歳の頃です。
もう忘れてしまいましたが、「約束」やら「誓い」といったゴタクと団長とか班長とか班といった階層を持った集団が基本です。
まさに小さい軍隊さながらですが、まだ自我も確立していないような少年たちです。上から指示されればマニュアル通りに動かなければなりません。

わたしも現在のように個人主義的思想で堕落する以前で、単なるおとなしい子供だったので、本当は嫌だったのですが真面目に参加していました。
だいたい毎週日曜日に近くの学校とか幼稚園とかいった広場で集会があります。
時々はユースホステルやキャンプで泊まりこみ訓練があります。
数十人が輪になって合唱する儀式みたいのがあったり、野山を歩いたり、飯ごう炊さんしたり工作したりといった内容です。
キャンプファイヤーとかっていかにもボーイスカウトですよね。
まあアウトドア活動の基本みたいなのを教えてくれるわけです。

同世代の少年ばかりで2年間そういうことをやっていたのですが、このスカウト活動で私は楽しい思い出が全くないのです。
最初から最後まで嫌でしょうがなかったのです。
なんでも班単位の団体行動を強いられるのも苦痛でしたが、それよりも専制君主的な団長が恐ろしかったのです。
こういったボーイスカウトの「団」はボランティアで指導する「団長」がいます。
私のいた団はある小学校の教師でした。
今思うにこの団長の言動は実に自己中心で欺瞞的でした。
自分の判断が全てであり、はっきりと団員の好き嫌いをいう指導者でした。
相手は子供です。自分の思い通りに人を動かして王様になるのは容易いのです。
よくいますよね。リトルリーグの指導とかしてるような男のタイプです。
あるいは新興宗教の教祖です。その人の価値観が行動原理の全てです。

私はこのような専制的な人間に動かされていると精神的なエネルギーを必要以上に消耗します。
この2年間は毎週日曜日がしんどくてしょうがありませんでした。
なんでこんな私が「カブスカウト」だったのでしょう?
もう良く判りませんが、私をカブスカウトにした母親は、どうも私が喜んで参加していると思っていた様子です。
困ったことに私はこの団長から気に入られていました。みんなで行進するときに先頭で隊旗を持つ役とかやらされました。
受験勉強(小学生が!)で団を辞めるときも、「中学校に入ったら戻ってこい」といわれましたが、これ幸いに二度とスカウトにはなりませんでした。
このカブスカウト活動の成果は現在の私、「本当に団体行動できないんだから」・・・・と言われています。

最近はボーイスカウトらしき人を見ることがありませんが、もうこんなの流行らないのでしょうか?
「今時」の子供がこんな軍隊みたいなこと喜んでやるとは思えませんが。
少なくとも自分の子供には絶対やらせたくないですね。

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なんだか再び喉が痛い。また別の風邪かな。
明日広島へ帰るのが億劫だなあ。
これだけ長いこと離れていると実家もすっかり他人の家ですよ。

2/18
今週の週刊ダイヤモンドに「3大ベンチャー危機の真相」という小特集があります。
こちらのページからたどっていくと今週号の目次を見ることができますが、えらく重いページをたどっていかなければ到達できないのでダイヤルアップ接続では途中で嫌になります。
内容はアスキー、ソフトバンク、ジャストシステムの経営状態の解説です。
アスキーの西、バンクの孫、ジャストの浮川、それからマイクロソフトの成毛の4人は、将来20世紀末の日本のソフトウエア史を振り返るときには必ず名前が出るのでしょうね。

2/16
ブラウザは自宅のパソコンはNetScape2.01、会社では3.0を使っていてMS-IEを見る機会は殆どないのですが、一般には両者のシェアは半々くらいなんでしょうか。
私のページなんぞフレームもないし、テキストベースの単純な作りです。JAVASCRIPTで書いている部分もほんの僅かです。
でも、これでもNSとIEで見え方がちがうようです。
わたしがインターネットに初めて接してから2年、この間にもHTMLは随分進歩してきました。
でもその過程で、NSとIEで異なる言語仕様ができてしまっては、せっかくのこのオープンな世界が困った方向に行ってしまいます。

ビッグカメラのHPの下の方にちっちゃく「Internet Explorerに関しては、こちらに注意書きがございます。」とあり、「こちら」にはなかなか色々な示唆に富む文章が書いてあります。(この話は「がんばれゲイツ君」にありました。)

いわゆる「ブラウザ戦争」で、NetScapeのブラウザ無料配布とソース公開は今後どういったインパクトを与えるのでしょうか。
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昨日追加した「讃岐うどん」のページを少し修正しました。写真が多くて重いので2ページに分けています。

2/15
昨年の11月に香川県にウドンを食べに行った話を、ようやくまとめてページにしました。
こちら、讃岐うどん道97年11月
実はもう2ヶ月以上前のことなので、個々の店の味はあんまり覚えていません。
それから、先週の土曜日にも行く予定だったのだけれど、私が風邪をひいて流れてしまいました。
もすこし暖かくなったらまた行くぞ。
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住宅金融公庫の融資で家を立てた人でローン破綻者が恐ろしいほどの数になるそうです。
明日の我が身か(心配)。

2/14
CGI
CGI作成で他人のソースを見ていてもらちがあかないので、本屋へでかけて「PerlでつくるCGI入門」(ソフトバンク)という本を買ってきた。
この手の本は個人で買うには高すぎるなあ(\2600)。
さて、すこしプログラム例を見てみると、予想外に解りづらい言語である。
なんか日本語と英語で動詞・目的語の配置が異なるくらい、CやCOBOLとかと書き方がちがう。
Perlなんて簡単だと思っていたので少し意外。
興味のある人はこちらでCGIの勉強ができます。本の説明はなかなか親切です。
それにしても本屋のコンピュータ関連書籍のコーナーにJAVAものが多いのには驚き。

このトップページの見えないところに少し機能追加をしています。
もし、動きや見え方が変だったら教えてください。
2/13
CGI
CGIのホントに小さなプログラムを作って、サーバーで動かそうのしているのだが、なかなかうまくいかない。
言語(PERL)のマニュアルも無いので、よそのサイトのソースを持ってきてこちょこちょ流用してつくるのだけれど難しいなあ。
そもそも、プログラムなんて、一から勉強して作るものではないですよ。
動いているプログラムの人のソースをもらってきて解析しながらまねして作るものだとずっと思ってきて、実際にそうやって色んな環境でモノを作ってきた。
でもどーも公衆回線介しての開発環境はあまりに苦しいな。
ソースをちょっと手直ししてはFTPで上げて、テストして、またソース修正して・・・の繰り返しだもの。
回線つなぎっぱなしだと課金が怖いからこまめに切ると、これがまたプログラムをアップロードするたびにPPPつなぎ直してのもつらいなあ。
他人のサイトを見てるとなかなかすごいCGI作っている人がたくさんいるけれど、みんなどういう環境で開発してるんだろうか。
パソコンもう一台買ってきてFreeBSDかなんか(実は見たこともないのだが)でWEBサーバつくってそこで時間に気兼ねなくCGI作成に打ち込めたらいいな。
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そういう作業をしながら珍しくNHKのFMを聞いていたら、突然「今晩は渋谷陽一です」とまあ懐かしい声。
私らの世代のロックの先生ですよ。なんか20年ぶりくらいに声を聞いたが、相変わらず淡々とした喋りである。
バンヘイレンのボーカルが変わったそうである。デビット・リー・ロスの次の二人目は結局名前が覚えられなかったな。
マドンナの新譜はテクノしてて妙な感じ。
テクノといえば、YMOの頃は全くのジャストインタイムのリズムでひたすら無機質な音が売りだったのだが、昨今のそれってアナログのシーケンスの音が逆に独特のうねりをだしてる(グルーブてのかね)てのも不思議ですね。
でもあのTB-303とかTR-606(型番自信なし)系のレゾナンスうりうりの音が「クラブシーン」の音ですよね。そればかりだと飽きるよね。
それと、クイーンのボヘミアンラプソディの妙なカバーを出しているのは誰じゃ。教えて。

2/12
書くことがないんだけれど、なんか書きたいのであまり意味のない文章をつれづれなるまま<このページは殆ど全部そんなもんです。
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広島でもたまに数十センチの積雪があって街全体がマヒ状態になることがあります。
大学生の頃、友達のN君の家に行っていたら、雪がものすごく積もってしまい、乗っていった自動車が動かせなくなったことがある。
このN君の家の前にはマツダ(株)の専務が住んでいて、家の傍らに舗装した私道があるのだが、私はいつもその私道に勝手に車を停めていた。
雪がすごくて歩くのもむつかしい状態だったので、車はその専務の家の前に停めたまま歩いて帰ったわけです。
翌日車を取りに行って乗って帰ったんですが、気がつくと妙にボンネットがキレイである。
その頃わたくしは赤いコスモを中古で買って乗っていました。
雪が車につもるときれいになるのだと思いました。

あとでN君に事情を聞いてわかったのですが、すごい積雪だったので、会社の人が大勢専務の家に雪かきに来てたらしいです。
それで家の前に置いてあった私の車を専務の関係者のもんだと勘違いして、洗車したらしいです。
あれはちょっと布で拭いた程度ではなくて、あきらかにワックス塗ってた。
いくら上場企業の専務だからといってこうも私用に会社の人を使うものだなあ、と感心したわけです。
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まだ喉が痛いのだが、普通に動き回れているので、もうそろそろいいかなと1週間ぶりにお酒を飲んでみるが、ちっともおいしくない。

2/11
IBM
中村正三郎氏がAS-400のことをほめていてなぜだか少しうれしかった。
もともと基幹業務用に作られたオフコンやOSてのは、データの一元管理をいかに効率的にやるかを主目的にしているし、当然同時に多くのユーザがデータを出し入れすることを前提に設計されているので信頼性や安定性は、NTはともかくUNIXなんかよりも確実ですよね。
ただ、当然閉鎖的な作りだから、ユーティリティなんて作りにくくて、例えばAS-400上で動くフリーソフトなんてあるのかね。作る人いないですよね。
でも最近はJAVAが動くらしいし、当然TCP/IPをサポートしているということなんで、開発環境のオープン化も進んでいるのかもしれない。
オフコンから離れてもう3年になるんでよくわかりませんが。

オフコン使ってサバ・クラ作るてのもわかりにくいですね。
例えばクライアント側にアクセス等のDBアプリをフロントエンドにして、自由な形でサーバー上にデータにアクセスできる・・・とかってのがかっこいいんでしょうけど、本当にサーバーとクライアントに処理を分ける必要があるんでしょうか?
その場合(きっと)完全にシームレスな環境は無理だろうし、セキュリティとかどうなるんだろう。

しかしIBMはさすがにデカイ企業だと思うのだけれど、「JAVA推奨」とか言い出すと、汎用機からパソコンまで統一した仕様にしようとするからすごいですね。
大企業のパワーを感じます。
でも、OS/2なんてどうするんでしょう。パソコン開発部門にしてみればWindowsに重点置いてるだろうし、でもOS/2がIBMのパソコンで動かないと面目ないし、困るでしょうね。
ホントはNECみたいにさっさと「OS/2は無かったこと」にしたいのかも。

2/10
ぼやく
テレビの音楽番組を見ているとヒットチャートになんとバンドが多いことかと驚く。
なんてカテゴリなのかわからないが、「ビジュアル系」で「ストレートなサウンド」のバンドで、イエモンとかルナシー、ペニシリンとかその他全然知らないバンドがいくらでも出てくる。
こういう「最近の若いもんの音楽はわからん」状態はまさにオヤジそのものであるが、本当にわからないものはわからない
この人たちの音は、メタルでもないし、ハードロックとかロックンロールとかではないので、何なんでしょう?パンク?

往年のロック少年から見るといくつか共通点がある。
ベースは必ずピッキングする。ギターはストラップを長めにしてストロークはめちゃくちゃ激しい。長髪茶髪で化粧してナルである。
ドラムのリズムパターンが変。
私が高校生の頃のモッズやバクチク、アナーキーやARBといったラインの延長ですかね。縦乗りの音楽ですね。
少し前まで、メジャーなヒットチャートとはあまり縁のない音楽だったと思うのですが、いまやこんなのばっかり。

知らないからわからないのではなくて、売れていて頻繁に聞いているのだけれど、どうもこういったラインの音は好きになれない。
ジャカジャカしたギターのストロークが汚く聞こえて嫌だなあ。ベースは指で弾いてよ。
それ考えるとウルフルズとかミスチルなんかは、音楽がめちゃくちゃオーソドックスですね。

しかし、あれだな、こうして何でもカテゴリー付けして理屈こね出すのもオヤジ化現象だなあ。

2/09
毎年「今年の風邪はきつい」とか言ってるとか笑っていたが、なんか最近何年かを思い起こしてみると確かにだんだんインフルエンザが性悪になっているようなきがして、20代の頃なんて年に一度も熱をだしたりしなかったのに、ここのところきつい風邪をよくひく。
熱が出て喉が痛いのでお医者に行って、インフルエンザのお墨付きと抗生物質をもらって、じっと寝ていれば楽になって治った様な心持ちになっているのだが、しばらくするとまた高熱が出て慌ててしまう。
また、頭や咽喉が痛いのは解るが、お腹が痛くなったり嘔吐したりするといったいどういう了見で人の体を痛めつけるのかと腹立たしいばかりである。
そうこうしていると年を追うごとに強い風邪が発生して、そのうち手に負えなくなるのではなかろうかと心配になる。
寝たり起きたり熱が出たり下がったり、それも家族みんなでそれぞれの容態があるのですっかり生活が不安定である。

2/08
内田百聞
自分のことを鉄道好きの一種だと思っているのですが、一口に鉄道マニアというと、一般には車両そのものの写真や模型を収集する人がそう呼ばれるようです。
私は車両がキハのなんとかとか、新幹線の新型とか、まだ現役で走っているSLとかには全く興味がなくて、ただ、ローカル線をぼんやり普通電車で移動しているのが好きなんです。
こんなの解る人にしか解らない話ですが、例えば真冬の飯山線(長野県)や只見線(新潟県・福島県)をジーゼル車で只ならぬ積雪の中をごとごと移動しているとものすごく幸せな気分になるわけです。

鉄道が好きなのでそういった紀行文をよく読みます。
駅のキオスクにも置いてあって(多分)最もメジャーなのは宮脇俊三でしょうか。この人も新幹線や特急を好まなくて、ひなびたローカル線を乗り倒しているようで、感覚的には近いものを感じます。
しかし、紀行文があまりに淡々としている感じで文章としてのおもしろさは今一つでしょう。そんなに文才があるようにも思えない。確か中央公論の編集長だった人ですけど。
鉄道旅行と紀行文としての面白さを満足させてくれるのは阿川弘之でしょう。
この人は私は同郷で、学校の先輩です。高校生の頃からよく読みましたが、米内光政とかの海軍軍国モノはやっぱり肌に合いませんでした。
が、鉄道ものとしては非常に読み応えがあります。
まあ我々の世代は遠藤周作やら北杜夫やらに少なからず感化されてます。阿川弘之も同系列に思えます(志賀直哉の弟子らしいけど)。

で、鉄道旅行紀行文の元祖はだれだか知らないのですが、阿川弘之が手本としたのは内田百聞(うちだひゃっけん)です。
この人の鉄道の話はあまりに古すぎるし、特急の一等車に乗って行って返ってくるだけの話が多いので鉄道モノとしてはそれほど内容があるとは思えないのですが、飄々とした文体はとても魅力的です。
最初は「阿房列車」のシリーズを読んでいたのですが、力が程良く抜けた文章に惹かれてそれ以外の随筆をずいぶん読みました。
この人の出版での版権がどうなっているのかよく解らないのですが、私が読んでいるのは全部福武文庫です。会社名でいうと現在のベネッセです。
内田百聞は岡山の作り酒屋に生まれています。
それで、福武が版権を買い取って出版しているのかその辺は知らないのですが、後発の文芸出版の福武としてはドル箱かもしれません。
妻の実家が岡山市内にあるので、ペンネームの由来と思われる「百聞川」(岡山市東部を流れる)はもう数十回行き来しています。
国道を走っていてこの川を渡る度にいつも内田百聞のことを思い出します。
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この1週間で家族4人が次々インフルエンザに襲われてしまい、通常の生活がすっかり停止してしまいました。
特に妻に寝込まれるとお父さんは子供抱えてニッチもサッチもですね。
こう言うときにぶつぶつこぼしていると「朝日新聞に連載していた脇田さんを見習え」と怒られてしまいます。
脇田さんは育児休暇を取って主夫をしていたエンジニアの男性なんですが、何かにつけて脇田さんを引き合いにだして文句を言われている一般人のお父さんはきっと全国に何万人もいることでしょう。

2/03
家を建てると体を悪くしたり、身内に不幸があるとか言うらしく、確かに家を買った直後の年末に親戚に不幸があったので、ふむふむと納得していたのであるが、年が明けてもちっとも運が上向く様子もなく、一生懸命やってる割には仕事は進まないし、月に2回も風邪をひいてひどい熱が出るし、買って2年のテレビは映りが悪くて叩くと少し良くなる昔のテレビみたくなってしまい、これは家がどうこういうより私自身の運勢があまり良い方向にないような不吉な心持ちが漠然としていたのだが、ここに来て更に困ったことに今からローンが始まるというのに会社がすっかり左前になってしまい、いままでたいして仕事もせぬのに当然の様な顔をして頂いていた給料が減ってしまう風向きで、凡人極まるわたくしの小市民的幸福もどうなることやら判然としないのであるが、まあ天下の証券会社や銀行の社員が路頭に迷う時代であるから、まだ仕事があって食べていけるだけでも幸せだと自分で無理矢理納得し、更なる極小市民になるべくひたすら後ろ向きになっていると、そういえば数えで37歳は厄年だと正月に遊びに来た友人が言っていたの を思いだし、せっかく四国に住んでいることだしお参りするところには事欠かない様子なので、日頃神仏には不遜な態度で構えていることも棚に置いて、寺社に出かけて願をかけて見るのもいいかなと勝手に考えたりもするのだが、そんなことで生活が楽になるのなら誰も苦労はしません。


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