日々雑談:2002年09月
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9月1日
早朝覚醒
夏の終わりの台風がやってきた週末、結局何もせずにすごした。
夏休み前のお盆の頃から、また早朝覚醒が続くようになっていて、昼間ひどく眠い。
病状としては、どうも平日も休みも関係ないようで、3時間しか寝ずに日曜の朝4時からMSNでチャットしてたりする。
学生時代や20代の頃、朝起きられなくて学校や会社をさぼってたのが懐かしいよ。

週末の昼間、ビデオを見たり、酒飲んだりしてぼんやりしていても、はやり腹は空くもので、我が家では18時には夕飯となるのだが、その前に息子とテレビを見ていると眠くてしかたなくなる。
夕食の用意ができれば起こしてくれるだろうと思いながら、薄れゆく意識の中で、もしかして空腹で栄養不足のために、インシュリンがどうかなって、糖尿病(かもしれない)のために倒れるのかな、などと理屈にあわないことを考えながら、寝てしまう。
1時間程して起きたら、子供は「おまわりさん」(こちかめ)を見ていて、食事が終わっている。
どうもちょっとした空腹てのは、睡魔に負けてしまうようだ。

ピアノのお稽古
しかたがないので、一人で夕食を食べていると、そのうち妻が娘のピアノの練習を始めた。
初見で次の課題曲を弾いているのだが、当然ぽろぽろ間違う。
注意すると生意気盛りの小学生は汚い言葉で返す。
妻がそれを間に受けて激怒する。
ピアノの練習が親子の喧嘩になっているわけども、僕にも記憶があるような気がする。

しかしなぜ娘はピアノのレッスンを辞めたいと言わないのだろう?
特に楽しそうにも見えないが。
別にピアニストになりたいわけでもないし、まさか将来僕みたいにロックバンドで弾こうとは思ってないだろう。
過去、学研の学習塾とか硬筆教室とかは嫌になって、「やめたい」て辞めたのにね。

どこかで読んだが、もし幼児が楽器の練習を喜んでやるとしたら、それは天才らしい。
大人でもいっしょで、「よし、ひとつギターでも習ってみよう」とかお父さんが1年発起して、高いギターを買い、ヤマハの音楽教室に通ったりするのだが、習い事は絶対苦痛を伴うもので、すぐにさばりがちになる。
習い事じゃなくても、自分で希望してはじめたバンドのために曲を採譜したり個人練習したりするのは何年やっていてもしんどい面がある。
しかしある程度苦痛を伴わないと絶対に上達しないので、それはしかたのないことだと思う。

ヒステリー
30代で子育てと家事に疲れている主婦はヒステリックになりやすいのか、年齢的にそういう時期なのか、僕の母親もいつも怒っていたし、妻もそうだ。
僕が今の娘の歳の頃、なんかわけのわからないことでえらい怒られて、しょんぼりしていると、父親が「女は感情の動物じゃけえ」と慰めとも感想ともつかない調子でささやいたのを覚えている。
こういう表現を10歳にならない子供にするのも妙だが、言葉はしっかりと刻み込まれて今に至っている。
だから学校でも会社でも女性のヒステリックな言動を受け止めてじっと我慢する習慣がついてしまった。
この春頃、僕はこの我慢が原因で、だんだんストレスが溜まり、一時ゲシュタルト崩壊の危機を感じた(大げさ)。
しかしこの体験の影響は予想外に強くて、多分ここ数年は回復しないだろうトラウマを負うこととなった。
いくつになっても、嫌なことを我慢するといっても限界があるということだ。


9月2日
ホテルカリフォルニアをコピーする
WEBでライブハウスの予定表を見ると、14日にライブが入っていて、更に明日(9/3)に練習があるので、今日は6時過ぎにあわてて退社して帰ってきた。
イーグルスのホテルカルフォルニア(・他)をコピーするためだ。
これはたしか僕が14か15歳の頃の曲だから、まだ1970年代の曲だ。
学生時代も社会人になっても「ホテルカルフォルニアを演るためのバンド」というのをいくつ見たことがある。
多分、完全コピーをしようとすると、12弦一本と、エレキが3・4本いるにちがいない。
まあそこまでしなくても、少なくともツインリードは必須だろう。
キーボードはあってもなくてもよいが、部分的にパーカスが必要なようだ。

これをこないだのドゥービーのバンド(5人編成・ギターは一本)でやるらしい。
まあ、ギタリストはいつものマスター(元プロ)なので、それなりのアレンジを考えているに違いないが。
きっと私はギターの隙間を埋めるエレピ白玉奏法を延々とやることになるだろう。

改めてコードを取ってみると実に単純。
Bm→F#→A→E→G→D→Em→F#7の循環がほとんどで、この繰り返しが異常に長い(6分半)。
なんとなくギターソロばかりの曲のイメージがあるが、歌が3コーラスあって、あの有名なギターソロはエンディングである。
ドラムパターンが単純で、以外と「キメ」が少ない。
(ドン・ヘンリーはドラムを叩きながら歌うことを意識してシンプルにしたのだろうか?)
単純なだけに、飽きさせない工夫が随所にあるが、やっぱベースのフレーズのおかげだね。
同じ和声の繰り返しの中で実にバラエティを持つ。
僕はイーグルスはこの曲しかしらない(「呪われた夜」や「デスパレード」など聴いたことがないよだ)。

この曲は1976年、ウエストコーストロックの終焉を告げた曲・・・らしいよ。
こちらの評論がなかなか興味深い。
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/1976.htm
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覚醒日記
(覚せい剤の日記ではないよ。)
本日は6時過ぎに起床。意識はその1時間前には覚醒していたと思われる。
実質的な睡眠時間は4時間程。
二度寝はできなかったが、体がしんどいのでそのまま起きあがらず。
子供たちが二学期の初日に出かける「音」を聞く。
8時過ぎにフラフラ起き上がって、結局出社は9時10分になる。


9月5日
勤め先が完全成果主義になって、しばらくたつが、相変わらず評価が低いので、ついにはボーナスだけではなく、月々の給料も減ってしまいそうだ。
今からこどもが成長して金がかかる一方なので、困る。
年齢的に最後のチャンスとばかりあちこち当たってみて、少なくともいまよりは若干収入のよい職場を探してみよう・・・という社員は多いのではないかと思われる。
よくあるWEBの年収査定のサイトなど、なんとも魅力的な評価を出してくれるのだ。
心が動かない方が馬鹿だろう。信用できるかできないかは別だけどね。

ところで、完全成果主義なのに、残業時間が少ない社員は覚えが悪いらしい。
成果主義=年俸制なので、何十時間残業しようが会社に負担はないのだが、それはそこ、ベンチャー企業の悲しさか過去のモーレツ企業の文化が抜けきれてない。
仕事の質にかかわらず、残業時間が少ない社員はお叱りを受けるらしい。
これはなんとも不思議だ。
残業時間が多い=偉い・努力家
まあ、この場合は小さな会社のトップや人事関係の偉い人の狭い視野に基づいているので、あれこれ騒ぎ立ててもしかたがない。

そういえば、最初に勤めた電気メーカー系ソフト会社は、かなりの歴史があるにもかかわらず、残業時間が少ないと注意された。
まあ、あの頃は若かったし、残業すればそれだけ収入が増えたので、喜んでたくさん働いたもんだ。
納期が近いと、徹夜で翌朝10時まで働いた後、一旦帰宅して仮眠、夕方から出社して深夜まで働いた。
ちなみに徹夜で書いたコードは、後で見ても訳がわからなかった。
徹夜明けはマニュアルを枕に机の上で仮眠した。

次の楽器メーカーは、基本的に残業のない会社だった。
5時半になると、終礼をしてみんな帰ってしまう。
しかし給料がひどく安い。さいわいソフトの仕事は残業の理屈を作り易いので、ここでも割りと働いた。
まだ汎用機やオフコンの時代で、そういう何億も投資しているマシンをパソコンがごとく一人で動かしてコンパイルやテストするのは快感でもあった。
ここでも大きなシステムが入るときは何度か徹夜の作業があったように思う。
新婚だったのにひどいもんだ。

そこを辞めて今のソフト会社に入って7年。
最初はいきなり高給取となり、喜んでいた。
ところが、時代は変わり時短など過去の言葉となり、赤字になって初めて減給の憂き目にあう。
給料は相変わらず上がらないし、それはそれで本当に困ってきつつあるのだが、実は残業時間は3社の中でならせば一番少ないかもしれない。
ある意味、家族生活と音楽と仕事と並行して生活できているので、これはこれで幸せかもしれない。
おまけに持ち家でローンの金利は比較的低い。
鬱病のサイトで読んだが、「本当に不幸な人は」・・・
「明日の食事に困る人」「明日の生命が保証されない人」など基本的な生活基盤どころか生命さえ危ない地域はたくさんある。
人生とは幸せとは、考え様とも思う。
思うが、一度の人生、最後の1回くらい思いっきり賭けてみたい気もする。


9月8日
日曜日の1日
日曜日の朝、6時過ぎに起きた。
早朝覚醒でなくて、久しぶりに充分寝むったような気がした。
朝飯を食ったあと、居間で新聞を読んでいると、息子が仮面ライダーのビデオを見ている。
今朝の放送分らしい。
ふむふむ、最近は戦隊モノに近くなったのだな・・とか思っていると、見終わったビデオを巻き戻してもう一度最初から見ている。
妻の話しだと、どうもこういう習慣らしく続けて同じ番組を5・6回見てるそうだ。
そういえば先週借りてきた、くれよんしんちゃんの劇場版も繰り返し見ていた。
これは付き合わされてはたまらんと思い、自室に戻って布団にころがって新聞を読んでいたらそのまま眠ってしまった。
一旦起きてメシ食って、その後3時間も二度寝をしたことになった。

再び起きるともう昼飯の時間で、ラーメンを食ってから、来週ライブがあるので、曲の採譜作業。
今回はオールドロック特集らしくて、バンド名がDooGles。いやん、そのままやんか。
前回はドゥービー3曲だけでお祭り企画に出たが、今回はちょっとだけ格上げで3バンド出演の1つだ。
演奏するのは全6曲、Doobieが4曲とEaglesが2曲。で、DooGles。

超有名らしい「デスぺラード」というピアノバラードを珍しく詳細に音取りする。
ピアノのイントロが見事なまで「良い旋律ならば、こういう風にアレンジすると、だれでも弾けるし、格好よく聞こえる」という典型。
譜面にすると実にシンプル。
多分イーグルスのメンバーのだれかが弾いていると思われる。
絶対にプロのピアニストではないだろう。
まさにツボをおさえた旋律とアレンジで、これなら鍵盤を少しでも触ったことのある人なら、指3本分くらい(左1本・右2本)でこなせそうだ。
なかなかカッコイイので歌詞も覚えて、何かの機会の持ち歌にしようかな。
そんな感じで2時間くらい他の曲も細かい音取りとかする。

午後、暑くなってきたので子供に声をかけて、プールに行った。
今シーズンも随分子連れでプールにでかけたが、本日は車で10分の距離にある「日本船舶協会」の屋内プール。
屋内といっても、半屋内なので、もうすぐ終了だ。今年は3回行ったかな。
25mのプールと幼児用の小さいのがあるだけなので、実につまらない。
しかし料金が安いので、2・3時間遊ぶにはちょうど良い。
大人230円・子供110円・園児50円。
ずっと前に書いたけど、初めてここに行くときに、「絶対笹川会長の絶対銅像にちがいない」と予言したが、見事に的中し、今でも笹川氏がおばあさんを背負っている銅像が施設内にある。
プールに出る前にテレビ欄を見たら14時から折しもテレビ大阪かテレビ和歌山かサンテレビか、とにかくそういうマイナー系列で映画の「デスペラード」をやっていたので、録画状態にして家を出た。

プールから帰って夕飯食って「こち亀」見て、「ワンピース」は嫌いなので風呂の時間にして、それからまたピアノの練習を少しする。
「デスペラード」のイントロはシンプルだけど、独特の雰囲気を出すのはなかなかムツカシイ。
更に、エンディングのタイミングはボーカルとの息が合ってないと不可能だろう。
土曜のライブのために、明日の月曜しか練習がないのはちょっと不安だ。
とか考えながら、一通りキメは頭に刻み込んで、もうしんどかったので、映画の方の「デスペラード」を見た。
これは笑える。全然まともじゃあないストーリーが、すごくニヒルな演技で進む。
映画評がこちらに。
http://cinema.media.iis.u-tokyo.ac.jp/movie.cgi?mid=452
ギターケースがそのままマシンガンになったり、ミサイルを発射したり、真面目に作ったのか?といいたくなる作品だ。
だが、楽しい。こういうのが娯楽作品というものだろう。見てよかった。
#ありがとうUZくん
ちなみに、イーグルスの「デスペラード」は一度もかからなかった。
まあ、雰囲気が違いすぎるといえよう。


9月10日
オヤジは怖くなきゃなんないか?
すぐ怒らなくてはならないか。
8歳と5歳の分別の曖昧な子供を持つと、オヤジの存在を少しは自分で意識したりするのだが、実はどうも子供をしかるのが苦手なのです。
家の外だと、いきなり自らを「我が子を連れた社会的常識人」にしてしまう(つもり)なので、騒いだり壊したりこぼしたり走りまわったりすれば、厳しく注意はする。
多分、だれでもそのくらいはするわな。
だけど家だと一挙に妻子の同居人に格下げしてしまう(自分で)ので、常識をふりかざした説教など絶対にでけん。
コンピューターに向かったり、ピアノを練習しているときにじゃまされると、常識よりも感情が先になるので、単に腹を立てるだけになる。
しかし、これはしかったことにならない。

妻はちがう。1日中子供たちをあれこれしかっている。
娘も小学3年になれば勉学もなかなかハードに励まなければならない。
やる気なしでだらけていれば、妻も怒る。
つまりは、お父さんは直接子供の面倒をみているわけではないので、しかりつける機会が少ないといえよう。
・・・というつまらない屁理屈で自宅のパパはいつもだらけているので、子供と同じ扱いになってしまい、娘や息子とよく名前を間違えられる。
娘を呼ぶつもりで夫の名前を叫ぶ主婦は珍しいのでは?

しかし怒らない父親はそれなりに、怖いようで家庭内でたまに(静かに)注意することがあると素直に言うことを聞く。
妻ではそうはいかないようだ。
ただ、少なくとも威厳のある父親にはならないし、あまりなりたくないのでまあ今のままでいいとか思ったりする。

もし、子供がもし将来「半有名人」になって朝日新聞で「私の父親」(みたいなコーナーがある)について書いたりしゃべったりしたら、どうなるだろう。
「会社員としてはぱっとせず、そのくせいつも帰りが遅かった。家ではだらだらしていた。ピアノを弾けるのが自慢らしかった。」
とか書くのかな。それは気になる。

ところで、子供が本当にいうことを聞かない場合、我が家では父親が怒ることが苦手なため、嫌がらせをすることにしている。
「自慢の」ピアノを弾いて下手な歌をうたう。
竹内まりあの「駅」とか「告白」とかを原調のままで弾き語りすると、これは随分迷惑な行為になるので、妻を含め皆私の言うことを聞かざるを得ないこととなる。


9月12日
やっぱり今夜もまだまだ暑くて、風呂上りにビールを飲んでいると汗が出てくる。
普段、昼間は社屋から1歩も外にでる機会がないので、どれだけ残暑が厳しいのかわからない。
今日は30度を超えたそうで、暑いのに妻がクーラーをつけてくれなかったと、娘が愚痴っている。
ところで、会社の空調は相変わらず僕にはひどつきつくて、結局この夏はずっと長袖シャツにジャケットをはおったままだった。
たまにジャケットを脱いだり、更にはシャツの袖をまくったりということは、ついに一度もなかった。
つまり半袖のシャツは無用だった訳だ。
暖房が入り出すと事態は逆転するかもしれない。

回りの人々は半袖なので、体温の調節機能がどっかずれてしまったんだろう。
コーヒーの代わりに水道水ばかり飲んでいるし、窓際のブースから10数時間ほとんど出歩くこともなくなった。
暑さのピークを過ぎた頃から不思議と早朝覚醒はおさまってきたが、眠りは相変わらず不安定で、充分な睡眠をとることなんて一生ないような気もする。
こういうしんどさは誰にもわからないんだな。

最近よく夢を見る。夢を見るというか見た夢を覚えていることが多い。
いつからかよくわからんが、2日に1回くらいはおぼえているんじゃあないかな。
どういうわけだか、大学入試を受ける夢が多い。
それもあまり若くない(でも20代くらい)自分が、懸命に大学に入ろうとしている。
昨日の夢は妙に具体的だった。
広大の学生の僕が、東京大学(!)の入試を受けようとしている。
実は全然勉強していないので、受けても落ちることを自分でもわかっている。
でも、一応受けようと思うのだけど、ちょうど入試の直前に広大から授業料催促の通知が届く。
今日中に納めなければ、除籍になるそうだ。
これは困る。東大は受けても通らないので、除籍になると無職になってしまう。
しかたなく、上京をあきらめて千田町の学生課に授業料を払いに行く。
#僕らの時代は半期が10万円と少しだった。
しかしそのままどこの入学試験も受けないのはもったいないので、近くの(本当は近くない)山口大学の入試を受けることにする。
これも受かるか否かよくわからなのだが、例え受かっても2重に学籍って持てるんだろうか?

私立受験のための上京を直前になって取りやめたことや、学費の滞納でよく掲示板に張り出されたのは事実なので、多分そのあたりのことを夢の中で思い出しているのだろう。
それにしても大学の入試でも卒業試験でも、いつも夢では絶対に困った状態でおろおろしている。
現実がそんな様子だったので、よっぽど根深く刻み込まれているとみえて、20年経った今でもしんどい思いをさせられる。


9月16日
連休
土曜日のライブの最終リハが、前夜の1時からだったので、一旦家に帰ってメシ食ってから出た。
意気込んで鳴門のライブハウスにでかけたが、リハは数カ所確認するだけのあっさりしたもので終わった。
あとはぶっつけ本番ということになる。
演奏予定の6曲が恥ずかしくなるくらい有名な曲ばかりらしいのだが、どうも西海岸系に弱い私は知らない曲ばかりなのだ。
Doobieは、China Grove・Jesus Is Just Alright・Long Train Runnin'・Listen To The Music。
EaglesのDesperade、Hotel California。
このうち聞いたことある曲が、「Long Train Runnin'」のイントロのカッティングと「ホテカル」だけ。
China Groveなんて超有名曲らしいが全然知らん。
まあピアノ弾きとしてはDesperadeのイントロを間違えなければよろしかろうと、軽い気持ちで深夜の国道を帰った。

土曜はAM:9時半より歯医者。
かれこれ30年近く前に、左上の奥歯をすごい虫歯にしてしまい、中坊14歳にして銀歯をかぶせることとなった。
当然その時に神経を抜いている。
その治療をした歯医者には「この年齢で銀歯は珍しい」と皮肉をいわれたものだ。
これがこの26年の間に、いきなり取れてしまったり、歯の根っこに入れた薬を取り替えたり、歯茎が腫れて殺菌したりして、あれこれあったが、だましだまし付き合っている。
疲労がたまると銀歯の根っこの歯茎が腫れる。
腫れると当然痛い。歯茎が痛いと頭痛と肩こりがきつくて何もできなくなる。
あまりに痛いと口内をナイフででも切開してウミを出してしまいたくなる。
抜本的な改革はでけんもんかと、徳島でも指折りの歯医者で診てもらったのだが、既に数度の治療で「基の歯」が限界状態にあるらしい。
「銀歯を取ると、歯が割れるかも」とか言われて、結局のところ回りの歯石を取ったり、薬を塗ったりといった程度の治療となる。
やはりなんでも自分のモノが都合よいようで、神経を抜いた歯でも抜いてしまうと問題が更に大きくなるらしい。
・・という話しをここ3年ほど繰り返ししていて、毎回同じ説明を受けて同じ治療をして、適当に誤魔化しているがしかたがない。
病状は良くも悪くもなってないわけだ。
この状態であと何年持つか不明だが、それ以外の歯が、割りと軽い治療で終わっているので、我慢。
まあ虫歯の検査代わりと思って年に一度程度、この銀歯近辺を理由に歯医者に行く。
ついでに歯石を取られるのは血が出て少し痛いけれど、この作業はピンクの制服のお姉さんがしてくれるので、すこし心が安められる気がする。

そういえば最近5歳の息子の前歯が一本抜けかけてぐらぐらするので、同じ歯医者で抜いてもらった。
聞いて驚いたが、母親が付いていったが、治療は一人でしてもらったらしい。
麻酔の注射や、ペンチみたいので抜歯するのは怖くなかったのかしらんと思うのだが、本人は至って平気だったらしい。
まあ5歳にもなれば、いちいち注射で泣きわめいたりもしないか。
しかしなかなかうちの息子も成長したものだ(おおげさ)。

歯医者の後、もう1軒別の持病で病院をはしごし、紀伊国屋によってから帰った。
帰りに自転車で二軒屋あたりを走っていると、ラーメン屋の「よあけ」の前を通るので、そこで昼食を取る。
初めてだったが、まあ普通の徳島らしいラーメンやね。
特に特徴はなし。

それから昼寝をして起きたら、結構遅かったのでいそいで器材を車に積みこんででかける。
今回は3バンドの最初で、メンバーが揃うのを待って20:20頃より演奏。
客も少ないし、割りとお祭り的要素の強い企画だったので、緊張もせず楽しく演奏できました。
久しぶりに自前のオルガンを使ったのだが、ペダル位置の設定を間違えていて困った。
リハでやってないことを本番ではあんまりやったらいけんね。

というわけで後は、カウンターで氷カフェをかじりながら、後から出てくるバンドのサマータイムブルースや、パープルへッズを聴いて学生時分のことを思い出していた。
そういやあ修道大学のバンドがサマータイムブルースやってたよなあ。

ライブ明けの日曜日はこれといって何もせず。
夕方に近くのビデオレンタルがオール百円の日だったのを思い出して、子供を連れて借りに行った。
アニメ2本・映画3本借りた。
帰って確認すると、しんちゃんの劇場版を一本借りたつもりだったのが、すっごくくだらないアダルトにすりかわっていた。
・・・とりあえず見てしまうのが情けないが。
なんでだ?多分返却ビデオを棚に戻す時に店員が入れ間違えたか、だれかのいたずらだろう。
まあ1本百円で5本借りたので、よしとしよう。
更にムダが一本。
前から「アルマゲドン」と「ディープインパクト」の区別がどうも判然とせず、どちらかを見てどっちかを見てないと思っていた。
でまあ百円なのでいいだろうと思って「ディープインパクト」を借りたが最初の5分で、既に見ていることがわかった。
天文台の博士が事故する前あたり。
ネットで筋を調べると「アルマゲドン」も確実に見ているので、つまりは2本のうちどちらかをテレビ放送で、どちらかをビデオレンタルで既に見たことがわかった。(わかっただけ)
ということは525円で、5本借りて、まともに見たのは3本だけになる。
「東宝特撮未公開フイルム」「シックス・デイ」・「ベイブレーダー」(テレビ放送3本分)
円谷英二の撮影風景はなかなかよろしい。

更に明けて連休最後の月曜日。
職務歴の整理をしたり(いずれ必要になろう!)、CGIをいじったりしていたが、公園に連れていけと子供がうるさいので午後から大神子にでかける。
山を削って、スキー場なみの斜面に作られた公園だが、子供が喜ぶのでよく行く。
子供を適当に遊ばしておいて、私は最近の運動不足を補うべく、公園の一番下からてっぺんまで1往復、約20分。
時間は短いが斜度があるので相当息が切れる。
Walking後計ると心拍数が140/分で、通常30〜40分をかなり早足で歩くよりもずっと心臓に効いていた。

という3連休でした。


9月23日
先週に続いて特に何もしない3連休だったが、日曜日は娘の運動会と、夜にライブがあった。
運動会は半日なのだが、ひどく疲れるもので、更にイヤなのは終了後に保護者用(父兄は禁句だぜ)のイスをかたづけさせられるので、終わる前に1人で歩いて帰った。
その晩に鳴門でライブがあって、また先週と同じ6曲を演奏。
1週間何もしてなかったので、ホテカルの構成がむちゃくちゃになり、ぼろぼろ間違えた。
ハズカシ。
峠のマスターの歌をはじめて聞いて、ホーリーナイツというコミック系のバンドはなかなか楽しめた。
カウンターでだらだらしていると、バンドやりたいという女性にシンセサイザーの説明をして、その後、同じ会社のベーシストで名前しか知らない人が来て、初対面だったがあれこれ話しこんだ。
あらためて思うに、先生についてピアノのレッスンをしてきた人にとって、バンドでピアノやシンセを弾くのって、全然わからない世界なのね。
基本的に正規の楽譜がないからね。
ちょっとバンド活動が縮小方向にあるので、根性入れて盛り返さないと。

ところで11月にJAZZベースのロン・カーターが徳島市内のライブハウスにやってくる。
http://www.ponpoko.ne.jp/bells/cal/1121.html
徳島に来るだけでもおどろきなのに、ライブハウスというのもすごい。
ただ、チケット7500円の高さと、入れ替え制でこりゃ演奏時間1時間ちょっとみたいなので、二の足踏むのね。
しかしこれ逃すと徳島にいるかぎりは一生見る機会はなかろうな。


9月26日
連続集中力
担当WEBシステムの1つが、10月よりリニューアルということで、作業目白押し。
環境構築は人任せだが、プログラムは書かねばならんし、テストもしんどい。
人間どのくらい連続集注してコーディングできるものか試してみたが、12時間の連続作業(昼飯以外ホントにほとんど息抜き・休憩なし)を2日やると、はやくも頭のCPUの動きが鈍くなり、3日目は8時間程やったところで、停止した。
比喩で「停止」とか、疲労で作業ができなくなったとかじゃあなくてホントに思考が止まった
止まったのでまあしかたがない。その日はそのまま帰った。
作業内容とか言語とかやり方とか様々な要因はあるだろうが、連続して集注してできる作業時間はこんなもんだろう。
若い頃は連続30時間勤務が週に何度か入るような働き方をしたこともあったが、実態はそんなに連続した集注力はなかったし、頭脳の働きが低下した状態(眠い)でのプログラミングなり、テストなりは、後で見るといい加減なことが多くて却ってリカバーに時間がかかったりした。
####
巨人が優勝を決めた23日は、22時過ぎに会社を出るとまだ試合をしていて、ヤクルトが負けたから優勝は決まっているのに、阪神が意地をみせて延長戦になっていた。
放送を聞きながら帰宅して、更に飯食いながら見ていても全然試合が終わらない。
結局23時を回ってから、延長12回裏で阪神がさよならを決めた(巨人のなんたらいう投手の暴投で)が、その後も球場の客が六甲降ろしで大騒ぎし続け異様な雰囲気であった。
まるで阪神が優勝したみたいだ。
延長試合までやったが、試合途中で優勝は決まるし、結局試合には負けるし、甲子園だしということで、なんか間抜けで、胴上げはどうなるのだろうかと思ってみていたが、なんか随分時間をあけてからやっていた。
気がつくと帰宅してTVを点けてから1時間以上CMが入っていなかった。
フジテレビだと思うけど、どういうふうになっているのであろうか?


9月29日
土曜日
前日遅くまでMSNでチャットしてて、それでも朝は8時には起きてしまうので、眠くて寝たり起きたりご飯食べたり。
自転車40分の運動も。
持っているCDを10枚くらいMP3に落とす。
過去にもたくさんMP3にしてて、全部で500曲以上にはなったはず。
これをCD-Rに焼いて、会社のPCに入れて聞くのだ。
500曲をランダムに聞いていれば、なかなか飽きなくてよろしい。
いかんせん、仕事用のPCなのでA/D変換がしょぼいのが寂しい。
はやくUSBのインターフェースを買わなければ。
最近気になっているのがヤマハのこちら。UW10
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/p/dtm/uw10/index.html
実売で1万3千円ほど。

夕方からライブを見に鳴門に。
前にいたバンドなのだが、KEY無しになってがらりと曲が変わっていた。
改めて見ると、レベル高いんだよね。
それとサックスのジュレイちゃんの存在感がすごく大きい。
ファンキーだなあ。

日曜日
またもや前日MSNちゃっとで3時まで起きていたので眠い1日だった。

先週末にアウトドアグッズを一つ買った。
最近だれでももってるやつで、折畳式のテーブルとイスがいっしょになってるの。
元々安いのかシーズンオフになるから安いのかわからんが、ナカイで1980円だったので買った。
ついでにでかいビーチパラソルも買った。

これを使いたかったので子供をつれて鮎食川の河原に行く。
まだバーベキューグッズはないので、お弁当を持参して食べる。
野外で食事するのもいいものだ。
9月も終わりだが、暑くて、泳いでいる中学生がいたのには驚いた。
ちょっと浅瀬に入って平たい石投げて水面を跳ねさせる技(なんていうのかね)を子供に伝授する。
ちょっとコツを教えると1回くいらいは跳ねるようになった。
水もそんなに冷たくない。うーんウエットスーツを持ってくるんだったかな。
で、やっぱり眠いので、車をフルフラットにして、一時間程寝る。

なかなか楽しかったし子供も喜んだので来週もやってこよう。
今度はカセットコンロで肉でも焼いてみようか。


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日々雑談:2002年09月