日々雑談:1999年11月
前へ 次へ ホームページ 過去メニュー

11月28日
第二回うどん打ちバトル
11月27日の土曜日に第二回うどん打ちバトルに行ってきました。
讃岐うどん好きの集まりみたいなもんであるが、その手のMLがあって(僕は入っていない)その関係者が集まった様である。
前回のレポート(by女王様)はこちら。
http://www2.justnet.ne.jp/~imo/udonbattle.html

今回の打ち手はGUMBOさん(ミュージシャン)と森さん(陶芸家)。
GUMBOさんのページ
http://www.mandala.ne.jp/meibando/udon.html

そして高松から坊やを連れてやってきたキメラさん。
この人の名前もよく讃岐うどん系のサイトで拝見してますが、御会いしたのは今回が初めてでした。

午後7時半頃、ジェットの女性を2人引き連れてお店に行ったら、すでに打ち手の方々が作業中でした。
今回はみなで持ちよった天ぷらやらネギやらショウガや大根おろし、そして各種の醤油・出汁があってなかなかの充実ぶり。
それらをカウンタに並べてなかむら風です。

しばらくしてかず@神戸っ子さんからのTEL。
場所がわからんということで、ビブレの前まで僕が走ってお迎えに行きました。
かず@神戸っ子さんは讃岐うどんのMLの主催者です。
僕のうどん道もリンクしてもらったりしてます。なかなかの充実したうどんサイトをお持ちです。
http://www.portnet.ne.jp/~kazu/

徳島駅近くのうどん屋竹庵にぎっちりの大人数。
金魚だアヒルだスズメだ、それ以外にキメラさんはもっとマニアックな地元の粉を使っているそうです。
たくさん食べた。2時間ほどで通常の小の5、6杯は食べたであろうか。
天ぷらも食ったし。

自己紹介で「ジェット麺通団です」と名乗ると、割合知られているようで、妙にうれしかった。

かず@神戸っ子さんに、「徳島は橋を渡らずにうどん食いにいけていいですねえ」とうらやましがられました。
神戸から高い橋代払って、うどん食いにいっているそうです。

とにかく楽しいひとときでした。
主催者のGUMBOさん、森さん、お土産の自作麺をくださったキメラさん、竹庵の大将、ありがとうございました。


11月22日
ついに買うぞ。新しいパソコン。
家族会議で稟議が通ったので、今年の冬のボーナスでパソコンを新調できることになりました。
今使っているアプティバくんはまる4年を越えています。
つまりペンティアムではないわけで、バスもISAだけで、今時こんなの使っている人いるんだろうか。

しかしまあ、このアプティバも無理なことをさせなければ比較的動きはいい。
HDのi/oは会社で使っているFMV(ペンティアム133)よりも絶対に速い。
画面も256色(1024*768)だが割ときれいだ。
それなら別に新しいのを買ってこなくても、HD足したり、モデムを高速化したりビデオボードを追加すればいいと思うのだけども、そうこうしていると今時の新品が買える費用がかかるわけです。

というわけで、新しいPCの予算は10万円程。
部屋が狭いので、なるべくディスプレイは買わない。
激安PCの特集をしている雑誌を買ってきて読んでいると、結構選択肢がある。
だいたいこのクラスだとCeleron400MHZかK6-2あたりのCPUだ。
それがどの程度賢いのか私はよく分からない。
が、メモリは64MB&HD6ギガくらが当たり前なのに驚かされる。
僕のアプティバくんは95年購入(Windows3.1)で、17インチディスプレイ付きで20万円ちょっとしたのだが、HDは540MB、デフォルトのメモリは8MBだった。
HDもメモリも約10倍、CPUは想像がつかない。
しかし10万円クラスのPCを買うだろう初心者(実は初心者向きとは思えない)が、HD6ギガも何に使うのかね。

スペック的に魅力的なのがソーテックや、デル、エプソンダイレクトといった直販系のモデルだ。
日本もこういう流通を通さないPCが増えているんですね。
これらは大抵、ハードのスペックがいい分、ソフトがついていない(OSだけ)だけど、ソフトはなんにもいらないからねえ。
モデムは56kbpsが当然だが、CATV接続でネットするから、代わりにLANボードでいい。
音源ボードやスピーカーなんかもいらないのだけども、これは無くしたからといって安くはなりません。
とかなんか、細かく選択できるのも直販系のいいところですね。

しかし大きな問題として、ソーテックのパソコンは信用できるか?
僕は富士通のPCは全く論外と考え、逆にDELLマシンはよくできていると思う。
IBMは会社のネームバリューが大きくて、NECは国産という信頼感かね。
そういった既存メーカーのイメージに比べて、ソーテックやゲートウエイはどうも信用していいもんか不安がある。
しかしIBM買って苦労している人もいるし、会社でもDELLのOptplexも世代によって善し悪しあるしね。
なかなか難しいですね。

そういえばiMacの旧型が安くなっっていてこれも魅力的ですね。
たかが10万円の買い物であるが非常に大変悩む。

まあ今しばらくあれこれ悩んで、今年末か来年頭に購入して、家庭内LAN構築&CATV接続でネット、現行マシンはLINUX入れてWEBサーバーに・・・というところまで持っていきたい。

とかなんとか、なんか趣味と仕事があんまり変わらないのはいいのか悪いのか。


11月20日
うどらーな土曜日
またまたまた、うどん食ってきました。
なかむら→上原→彦江→近藤→谷川というコース。
久しぶりのなかむらでしたが、そのレベルの高さを再認識しました。
http://www2t.biglobe.ne.jp/~cozy/udon30.htm


11月18日
グルの定説がサイババはアリババでなない。
寒くなってきて空気が乾燥してるためか、顔の表皮が痛い。
痛いのでひげを剃るのがおっくうになる。
というわけで2日ほどそってないのだけれども、ついでに年内くらいは伸ばしておこうか。
仕事が一段落つくまで伸ばすというのもいいかもしれない。
しかし1月の社内報に部署の写真が載るので、それにひげズラで出るのもあれかな。
しかし今まであんまりひげを伸ばしたことがなかったので、いい機会かも。
自慢するのも恥ずかしいが、僕は小汚い風貌が似合うのだ。
清潔感あふれる人物は好感をもたれるが、僕はその逆のタイプといえよう。
####
そういえばBIGLOBEのサーバメンテ(Y2Kからみらしい)がそろそろのはずだが。
もう終わったのかな?
CGIのセキュリティ強化も作業に入っていたが、とりあえずいつも通りにCGIは動いている様子。
ディレクトリの権限設定がどうこう説明書きがあったのだけれども、何もせずに済めばそれが一番よろしい。


11月17日
七五三の一日
息子三才の七五三の話を今30分程かけて書いていたが、突然エディタが予期せぬエラーで落ちてしまい、全くの徒労となった。
非常に極めて大変がっかりした。
全くの新規ファイルだったのでどこにもバックアップもない。
時々こういうことがある。
大抵エディタ自身に原因があるのではなくて、IMEが何かの拍子にエディタを落としてしまう。
MS-IMEが悪い。
最近会社ではプログラム開発中にATOK13がツールを強制終了させてたことが何度かあって、嫌になってATOK12に戻した。
FEPの世界は全然わからないのだけれども、ちゃんとOSのAPIを正しく使って作ってあるのかねえ。

息子の七五三は僕の故郷から親が出てきて、写真屋(なっちゃんの写真館のモデル)で写真撮って、菅原道真ゆかりの神社で御払いをして、豪華な懐石料理を庭の見える座敷で食べたという話だ。
神社では神主が自分太鼓を叩きながら詔をうなっていた。
それをぼんやりと聞きながら「白紙(894)に戻した遣唐使」というフレーズを10数年ぶりに思い出していた。
懐石料理はそんなに高くなかった割に広い個室でゆっくり食べて非常にリッチな気分にひたった。
僕はこういうところで初めて食事をした。
もしかしてお見合いするのははこんな場所なのだろうか、とか思った。


11月15日
浜松に済んでいた頃、会社の仕入部門がある事業所で働いていた。
仕入部門は当然仕入先と関係があるわけで、部品メーカーの担当者とかがよく出入りしている。

年末になると、営業の担当者が上司といっしょに挨拶にくる。
年末のご挨拶にうかがいました。
今年も一年どうもお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。

たくさんのメーカーのたくさんの人々が、入れ替わり続けてやってくる。
これが年末の風景であったが、年始も全く同じなのであった。

冬休みが終わって仕事はじめになると、またまた部品メーカーの営業担当者が上司を連れてやってくる。
年始のご挨拶にうかがいました。
旧年中は大変お世話になりました。
今年もよろしくお願いします。

1週間前と同じ顔ぶれで同じような挨拶をかわすのだ。
そういうわけで仕入部門では、年末年始が挨拶だらけで、仕事にならないといっていた。
年末か年始かどっちか一度にすればいいのに..といつも思っていた。
####
朝と晩どちらも自転車を運転中に雨に降られる。
朝晩ずぶぬれであった。
天気は明日にかけて大荒れの模様。


11月14日
電話番号を電話帳に載せる意味
土曜日に田舎から親がやってきた。
広島から徳島にやってきたので、どちらかというと都会から田舎に来たかんじであるが、故郷から人が訪ねてくる時はこういう表現をしますね。
私が徳島に移住してから3年半、こちらで家を購入してから2年になるが、親がやってきたのは初めてである。
初めてなので、場所もわからないだろうから、最寄りのJRの駅から電話をするようにいってあったが、かかってこない。
なんやかんやで結局拙宅は到着できたのだが、面倒だったらしい。

後で聞くと、控えてきた電話番号が私が今の家に引っ越す前のものだったそうだ。
それではつながらない。
現在の電話番号になって2年にもなる。
まさかそんな事態とは私も思わない。
そもそも私は社会人になってから7・8回は引越しをしていて、その度に電話番号も変わっている。

で、父親は電話ボックスの電話帳を繰って見たが、私の名前が見付からなかったそうだ。
私はいつも電話帳には番号を載せないので、見つかりっこない。

私はどうも電話帳に自分の電話番号を載せる理由がわからない。
私はしょっちゅう引っ越しているので、度々住所や電話番号の変更のお知らせを、必要と思われる人に送っている。
もちろん年賀状には電話番号を書いているし、電子メールで知らせることもある。
つまり僕が「知って欲しい人」にはこちらからお知らせしている。

では電話帳に載せるのはなんのためだろう?
(商売をしている人が職業別に載せるのは、宣伝効果もあって意味がある。)
僕の電話番号を知っていて欲しい人は、それ以前に知らせているのだから、電話帳で僕の番号を探すことはない。

電話帳に番号を載せると、住所が番地まで載るし、それは極めて重要なプライバシー情報です。
それを知らない人が利用するとしたら、苦労田に恨みがあって嫌がらせをしたり、宗教に勧誘しようとしたり、小豆の先物取引に引きずりこむ.....といったマイナスの意味しかないように思える。

試しに、会社の役員F氏が電話帳に載っているか見てみたら、しっかり載せてある。
上場企業の役員である。
ある意味社会的公人ともいえる。
そういう立場の人が自宅の住所も電話番号も不特定多数の目に触れるところで公開していいのかな。
例えば会社の株が暴落して大損した投資家が怒って自宅に電話してくるとか、リストラされた元社員が嫌がらせの電話をしてきたり(あくまで例ですよ)。
そういう危険はないのだろうか?

最近は、相手が十分信用ができない場合は、書類に電話番号や住所を書くのを躊躇するようになった。
ちょっとした申込の書類(懸賞もんとか)に書きたくないねえ。

実はメールアドレスもあまり不特定多数に知られたくない。
かつてJustNetは、そのサイトですべての会員のメールアドレスの一覧を出していた。
多分それが原因だと思うのだが、未だにJustNetのアドレス(普段は全く使っていない)でいんちき商法のダイレクトメールが来る。
非常に迷惑だ。

では信用できない相手に連絡先を教える場合どうするか。
hotmailあたりにIDとって、そこに送ってもらうのがいい...と考えていたが、hotomailはこれがまた極めて信用できないんだよね。
NIFTYのアドレスにメールをだしてもらうのもいいかも。
確か2週間経ったら自動的に削除されるからいいね。


11月13日
谷川デイ&ドルチェ
そういうわけで11月14日日曜日の早朝4時過ぎですが、どうも昨晩からの腹痛で、起きてしまいました。

11/13土曜日は久々に谷川でうどんを食って来ました。
ここは朝の11時開店なんだけど、到着したのが11時20分くらいで、まだ行列はたいしたことがなかった。

最近この店のシステムが漸くわかってきたが、並んで一杯目をいただくとその後のお代わりは並び直さなくていいのである。
つまり並んで待っている人々を尻目におばちゃんに頼むと何回でも好きにお代わりできる。
しかしなんとなく並んでいる人に悪いなあと思いながら、が思いながらも冷たいの大&釜玉小&冷たいの小を食べた。
本日はこの全4玉でダウンであった。
最近思うのだが、谷川の麺のできは香川県下でも1、2を争うレベルではないだろうか。
むにゅむにゅ感に陶酔してしまうなかむらも、びしっと腰の強い宮武・山内系もかなりレベルが高いので好みが別れる所でしょう。

谷川では、近所で法事でもあったのか、ものすごい量の麺をセイロに乗せて持ってかえっている人がいました。
そういう麺売りの予約が大量に入っていると、一般客は、随分待たされるもんで行列は店の前の坂道の一番上まで伸びていた。
我々は十分に谷川の麺を堪能して、そのまままた県境を越えて徳島に戻りました。

それと最近すっかり習慣となっている、「うどんの帰りにジェラート」ですが、本日はリンゴとパイナップルのダブルをいただきました。
さわやかあ。
柿もあったので、実に極めてかなりすごく惹かれた。
次回行ってあったら試してみよう。

しかしうどん食って(4玉+タマゴで430円)、ジェラートはダブルで300円。
交通費は片道の高速も入れて一人600円。こんなお手軽な出費で幸せ気分になれて非常によろしい。
###
明日(実際には今日)11/14は下の息子の七五三なんだけど、写真撮ってお宮参りして懐石料理食いにいってなかなかしんどい。
なにより面倒なのは写真撮影のためにわざわざネクタイを締めなければならんこと。
さすがにもうスーツを着るのだけは勘弁してもらったが、ネクタイなんてのもここ2年くらい絞めてない。
まあ天気はいいし、11月中旬とは思えない陽気なので、それは助かります。


11月12日
昨日(11/11)の文章で、イタリアとスイスの国境にある湖をモコ湖と書いているが、気になって調べてみたらコモ湖の間違いであった。
ミラノからまっすぐ北上してチューリッヒに至るルートだ。

おお、思い出した。
1990年当時、まだラッパズボン(今なんという?)をはくことは、恐ろしくアナクロで笑い者であった。
ところがローマやミラノで若い人たちにベルボトムのジーンズが多いのに驚いた。
(女の子がスパッツをはいて街を歩いているのも目を引いた。)
ベルボトムのジーンズは、60年代に青春を過ごした中年で、物持ちがよくて&流行に無頓着&体型が変わらない人がはいているものだった。
まさかそれが復活するとは思わなかったのだが、2、3年したら日本でも珍しくなくなった。
さすがにイタリアは流行の先端を行く国だと、後で感心したものです。

ぐっすん。だからあと何年かしたらまたスリムのジーンズが戻ってくるんだよん。
そしたらソフトジーンズなんて恥ずかしくてはいていられないぞ。
いや、その前にストーンウオッシュが流行る?
###
明日はちょっとだけうどん。
久しぶりの谷川だぜい。


11月11日
掲示板の一覧
http://www2t.biglobe.ne.jp/~cozy/cgi-bin/bbs_fr.htm
どうだろう?ちゃんと表示されるかな。
www2sで動いているCGIが最近よくエラーになる。
制服者の日記も表示までえらく時間がかかることがあるし。

どうもNECはWEBサーバーの2000年対応&セキュリティ強化でサーバーをいじくっているようだ。
www2sはsunではなくてHP-UXらしくて以前から他のサーバーに比べてトラブルが多いと聞いていた。
しかし実はこのページが動いているwww2tもうすぐ環境変更があるらしくて、もしかしたらCGIが一時的に動かなくなるかもしれません。

妙にNTが好きなNECだが、WEBサーバーはもちろん、オフコンレベルまでNTにしてしまうという話があったけどどうなったのかな。
ACOSにNTなんてチャレンジャーだぜ。
しかし(IBMもそうだが)メインフレームメーカーの強さというか、以前、NECのUNIXはPC-98から汎用機まで用意されていた。
私も初めてさわったUNIXがNECのEWSだったと思う。
今はもうOS開発は止めたのかね。
#####
イタリア紀行を書こうと思って、エディタを開けたのですが、もう眠いので簡単に。
ベネチアは本当に交通手段が船だけの街です。
車はもちろんバイクも走っていないのでは?
道路拡張も市街地再開発もないので、雰囲気が中世そのまま。
細やかなガラス細工がよくて、香水入れをいくつか買って帰りました。
それとなんというんだろう、お面と人形ね(行ったらわかる)。
この3点セットがお土産にいい。

ミラノはいかにも西欧らしい大都会だった。
ベネチアやフィレンツェが中世やらルネッサンスやら歴史の重さを感じるのに対して、ミラノはすごく近代的な印象があった。
大聖堂のドゥオーモはすごいでかい。完成するのに何百年もかかったらし。
一日はちょっと足をのばしてモコ湖まで行った。
イタリアの北の国境で、向こう側がスイスだ。
数年後に行ったスイスがすごくよかったので、この時ついでに行っておけばよかったと思った。

ベネチアとフィレンツェの間に、ベローナとボローニャがある。
ベローナがロミオとジュリエット、ボローニャは大学の町だったかな。逆だったかな?
どんな町だったかもう記憶にない。

イタリアは全般的に物価が高かった。
僕が行った頃(1990年)、一ドル180円くらいだったと思うが、旅行者にとっての物価は日本のそれよりも高い印象でした。
レストランでコース頼むとすぐ2000円くらいかかった。
フランスはかなり安い(ホテルもレストランも)、スペインは激安(全てが)なので、意外だった。
実は旅行の途中で金がなくなりそうで、日本に電話(もちろんコレクトコール)して送金してもらった。
####
ああ、忙しいと一週間が速い、はやい。
もう金曜日になる。


11月9日
今朝娘が熱を出して、妻が病院に連れていった。
ここのところちっとも子供たちが病気にならなかった。
久しぶりの風邪といえよう。
一時ひどいときは月に2回くらい子供二人が熱を出していたものだ。

妻が病院から帰ってくるのを待って、これまたすごく久しぶりに車で出勤。
途中、「ちょこっと」よるところがあって、そのために県道を走っていたら、9時過ぎだというのにえらく混んでいた。
商店街で露店の用意をしていた。お祭りかな。
それで時間がかかりそうだったので、わざわざ一度車を降りて会社に電話を入れた。

結局、出社が9時50分頃。
急いで報告書をでっちあげて10時からのミーティングに出たわけだ。


11月7日
営業の仕事をやっていた頃、歩き回ったり、立ち仕事が多くていつも体中が痛かった。
自宅近くのマッサージ屋でよく揉んでもらっていた。
店は京王線府中駅近くの雑居ビルにあって、40分で6000円程ではなかったかと思う。

ある週末に行ったときに、カーテンでしきられた別のベッドで妙齢(と思われる)の女性が私より少し前から治療を受けていた。
あんまでは患者は一定時間、寝たままでされるがままになっているしかない。
その間は、テレビでも見ていなければ退屈かもしれない。
そのおばさんはきっと長時間の沈黙に耐えることのできない人ではなかったろうか。
マッサージ師のおやじにむかって揉んでもらう間ずーっと一方的にしゃべり続けていた。
カーテンでしきられているだけなので、僕はその人の言葉が一言一句全部耳に入る。
根っからの東京者らしい語尾のはっきりした「はきはきした」口調でしゃべっている。

内容は全て世の中に対するぐちだった。
「先生(マッサージ師のこと)、あたしが電車に乗っていると若い子たちがドアの前の床に座り込んで、じゃまなんですよ」
「先生、その子たち親はいっしょにいるんですよ。どうして自分の子供に注意しないのかしら」
「最近の子供たちは親にちゃんとした教育を受けないんですねえ。私が若い頃は考えられないことを子供がやるの」
「電車の床に直に座ってものを食べるなんて、信じられないわ。」
「テレビをつければ、さんまやたけしなんか、人の悪口ばっかり。」
「本当のお笑いってのは、そうやって人をおとしめてお客を笑わせるものではないと思うの。」
「人の悪口で笑わせようとするなんて、最低だと思うの。どうかしら先生。」
こういう風に書くと まるで三流ドラマのセリフのようであるが、確かに東京人は普段のしゃべりがこんなんである。

多分、この婦人は普通の常識を持った人で、彼女が言っていることはまことに正しい。
最近の風潮に不満を持っている気持ちは私もよくわかる。
しかし、こういう説教じみた話を一方的に聞かされるのは拷問といえよう。

なんでだろう?
話す内容がしごく納得のいくものであっても、どうも道徳訓みたいな話を無理矢理耳に流し込まれると異常に不快な気分になる。
僕はこの時、安くないお金をだしてしっかり揉んでもらったのだが、ちっともリラックスできなかった。
電車の出入り口をふさぐ若者よりも、今の俺にとってはあんたの話の方が100倍迷惑だよ..と言いたかった。
実に損をした気分で店を出た。

最近、床屋でそういうのもあった。
床屋のおやじが、以前に別な店で店長をやっていた時の話で、新人スタッフの接客態度がなっていないので仕込んだらしい。
「その子はちゃんと声をだして対応できないんですよ。」
「だから店の前の道路で、向こう側にその子を立たせて、”ありがとうございます”を言う練習をさせるんです」
「ちゃんとこっちまで聞こえるまで大きな声をだせってね。」
「こういう仕事はちゃんと声にださないとできるものではないんですよ」
もっとも!あんたは正しい
でもそういう話を聴いて僕はちっとも楽しくない。

飲み屋でそこの大将に「いかに自分が努力を重ねて店の味を守っているか」を聞かされながら飲んでいてもおいしくないよねえ。
また、新幹線で隣になった親子(母娘)が親戚関係についての非情なほど道徳的な会話を続けるので、聞くに耐えなくて別の車両に移ったこともある。

やはりそういう説教話にはしゃべる本人の独善と欺瞞が絶対にあるのだと思う。
聞かされる方はそういう独善・欺瞞を感じるから、話の内容以前に、拒否反応が出てしまう。
ジジイになるとこういう傾向は強くなる一方だから、そういうのを相手にしなければならないと非常につらい。
いちばんしんどいのは自分の親だよな。逃げられねえしな。
####
妻がいきなり寝込んでしまい困る。
久しぶりに家事全般を担当した。
食事の用意をして、子供に食わせて、洗い物して、風呂入れて、洗濯して、干して、取り込んで。掃除して買い物して。
主婦業はかなりの重労働ざんす。
####
テレビ番組で初めてチックコリアが演奏をしているところを見た。
すごく鋭い音色に感動すると同時に、手のポジションの異様さが目に付いた。
ありゃ普通に考えると手の位置が奥に(黒鍵側に)寄りすぎだ。
上体が鍵盤におおいかぶさっているようだ。
でもそれがすごく格好いい。
今月下旬に大阪に来るらしい(オリジン)。見に行きたい。
####
スペイン(南米?)の連続ドラマ(3年も続いたらしい)「カサンドラ」が遂に感動の最終回スペシャル。
しかしまあ毎回ドラマの後に「ジプシー・ヒターノ・ヒターナ」に関する表現の言い訳〜差別的用語であるが、ドラマの展開上使わざるをえないことを長々と言い訳しているテロップは興味深いですねえ。
こんなのいちいち説明しないと人権団体から抗議が殺到するんでしょうか。
ドラマの主旨を理解していれば、その差別こそがストーリーを成立させていることがわかると思う。


11月4日
オーケストラ
やっぱり11/3の夜にNHKの教育で、ベルリンフィルで40年ビオラを弾いている日本人の話があって面白かった。
今はドイツの主なオーケストラには必ず何人か日本人がいるらしいが、そういう日本人プレーヤーの先駆者みたいな人でしょう。
なんつってもベルリンフィルだかんね。よくわからないけど、すごいよね。

一番興味深いのはカラヤンの話だった。
その日本人も、他の楽団員も、カラヤンに対しては尊敬・反発といった複雑な思いがあるようだ。
芸術家としてはすごいけどその独善性のためにいろいろトラブルがあったらしい。

確かLPレコードの録音時間を約45分にしたのはカラヤンではなかっただろうか。
だいたいオーソドックスな4楽章構成の楽曲は45分あれば収まる。
それを基準にさせたのはカラヤン(が、グラムフォンに?)だという話をきいたことがあります。
録音に関してはすごい完璧主義者で、「いいとこ取り」みたいな編集もよくやったらしい。
LP以前のEPは片面の演奏時間が10分くらいだったと記憶しているが、確か家にあったチャイコフスキーのピアノ協奏曲は4枚組みだった。
片面が10分ということは、楽章内で曲が切れてしまうわけで、当時の技術ではしょうがなかったんでしょうが、非常にまずい。

ベルリンフィルは(意外と)民主的な運営がなされていたようで、新しい楽団員の採用は投票で決めていたそうだ。
「オーケストラは非常に民主的でした」と強調していたが、逆に独裁者カラヤンの存在を意識していた様子がうかがわれる。
番組では出てこなかったけれども〜ビオラ奏者が主人公だったから当然だが〜、やっぱりカラヤンには、ナチスの影を当時はだれもが感じていたに違いない。

で、すごーく話のレベルがちがうのだが、僕が中学生の頃学校のオーケストラにいて、そこで指揮者だった男(当時高校生)のことを思い出した。
その人は芸大に進んで今は立派なプロの指揮者だ。
そういう人に振ってもらったことは自慢だし、またその人の影響がすごく大きくて、今でもクラシックは古典派系しか聞かない。

でもそれだけすごい人はやはり独裁者だった。
クラブの運営上で僕ら下っ端の部員には不愉快なことが多くて、今でも思い出すといろいろ腹が立つ。
極端な話、あまりにすごい指導者がいたがために、全然才能のない部員だった僕は、伸ばせる部分も伸ばせなくて、すっごく中途半端な技術しか身につかなかったのも事実だなあ。
その指揮者もすごかったけど、「芸大進学が可能」といわれるバイオリニストが一度に3人も在籍したような中高校のクラブだったんです。
(そのうち一人は現在は医者だとういのもすごいが)
ちょっと私には分不相応だったと 今は思う。
####
体重が57.8kg。夏休み以降57kg台から落とせない。
なぜだ?
考えてみると、うどんをよく(といっても月に2回くらい)食べるようになってから、体重がちょっとづつ増えている。
自転車や徒歩で毎日相当量の運動はしているんですけどねえ。


11月3日
休みの夕方、久しぶりに子供と教育テレビのハッチポッチを見ていたら、グッチゆうぞうがKISSのメイクで出てきて、「デトロイトロックシティ」の伴奏で、「指のうた」(題名知らない)を歌っていた。
「指のうた」というのは、親指がお父さん指で、人差し指がお母さん指で〜みたいな歌のこと。
なんでわざわざKISSのデトロイトロックシティなのか全然わからないが、僕は見ていて面白くてひっくり返って笑えた。
この番組は時々、グッチ得意のジェームスブラウンや、ディープパープルの曲をパクって童謡の伴奏にしている。
こういう場合、あきらかに本家のパロディであることは明白なんだけど、著作権はどうなっているんだろう?

しかしそれにしても、この番組のメインターゲット(と思われる)幼稚園児〜小学校低学年の子供がKISSやパープルのパロディを理解できるわけがないわけで、NHKのそれも教育でよくこんなのが続いているよな。
ターゲットの子供の親〜ぼくらくらいの世代の人間が子供といっしょにみて楽しむためという感じもする。
多分、番組を製作しているスタッフとかが僕らと同世代なんでしょうねえ。

まあ童謡やクラシックの楽曲だからといって、オーソドックスなアレンジにする必要はないわけで、こういうパロディは実に楽しい。
「音楽で遊んでいる」部分が子供に通じればいいわけですね。
F1のオープニングのB'Zのギター(名前しらない)による「君が代」もよかった。
開催セレモニーで国歌を演奏しなければならいという姿勢はどうしても馴染めないが、ディストーションギターによる君が代はなかなか格好よい。
少なくともスキンヘッドの松山千春が無伴奏で歌うより100倍いい。
みんなの国歌なんだから、JAZZアレンジでもパンクアレンジでも、音楽として「きまっていれば」いいと思います。
クラシックだから真面目/ロックだから不真面目みたいな価値観は笑ってしまいますね。


前へ 次へ ホームページ 過去メニュー