Singles

シングルズ

他のアルバムでコメントしている曲は、そちらのページに飛びます。
 1.紅
 2.20th CENTURY BOY (Live Take)
 3.ENDLESS RAIN
 4.X (Live Version)
 5.WEEK END
 6.ENDLESS RAIN (Live Version)
 7.Silent Jealousy
 8.Sadistic Desire
 9.Standing sex
 10.Joker
 11.Say Anything
 12.Silent Jealousy (Live Version)



 私が中3の時に友人に貸してもらって聴いた、Xの初めてのアルバム。あの時、このアルバ
ムを聴いていなかったらXのファンになっていたかどうか疑わしいといっても過言ではない。当
時はSay Anythingにハマり、何度も聴いていたことが忘れられない。


 20th CENTURY BOY

 なぜか知らないが冒頭に結構長時間、紅のライブが収録されている。

 ところでこの曲を初めて聴いたとき、何も知らない私は「あぁ、hideの曲か」と思ったことを覚えている。全然違う人の作曲だったわけですが…。
 それから、「爆発寸前GIG」というライブビデオで、この曲の最中、天井からいろんな色の風船が落ちてくる様子を見ることができる。ルックスは恐いですが、やってることはけっこう庶民的なんですよね(笑)。



 X (Live Version)

 やっぱりこの曲はライブバージョンに限りますね。
 曲が始まる前、TOSHIが「将来に向かって!!」とか大声で叫んでいるのが何か微笑ましい。

 ところでこの曲には、いくつかのライブバージョンがあるが、個人的にはこの『ENDLESS RAIN』のシングルのカップリングとして収められていたライブバージョンが一番好きだ。

 というのも、私が『X』のライブバージョンで最も重視する、TOSHIと観客の掛け合いの箇所におけるhideの「とべとべとべ…!」から曲に戻るまでの「間」が一番絶妙だと思うからだ。これは完全に個人の好みの問題であるけれども、hideが「とべとべとべ…」を十分に長く言い切り、絶妙の間を置いてTOSHIの「思いっきり行けー!!」が入り、さらにまた絶妙な間を置いてYOSHIKIのドラムが開始されるのだ。
 鳥肌が立つほどのまとまり具合だった。他のライブ音源だと、hideの「とべとべ…」が短すぎたり、TOSHIのかけ声が早すぎたり、と個人的にイマイチなものが多いのだ。

 とにかく、このライブバージョンは大好きだ。



 WEEK END

 アルバム「BLUE BLOOD」で収録されていたものを、アレンジを変えてシングル化された作品。アルバムに収められていたものよりも個人的にはいいと思う。
 アルバムバージョンより音質がはるかによくなっているということもあるが、アルバムにはない、極上の間奏が用意されているからだ。

[聴き所]
3:48-4:30 弦楽器をバックにTOSHIがせつせつと歌い上げる。
TOSHIが歌い終わるとピアノとギターの至極の間奏開始。この美しくもはかない名旋律に涙したファンも多いだろう。
4:42-4:53バックで流れるTOSHIのオブリガート(副旋律)が泣ける。
4:53-5:06TOSHIの高音ハモリ登場。声がかすれていようが美しいものは美しい。
5:06-5:28バックの弦楽器のメロディーが切ない。なんか悲しすぎる。



 ENDLESS RAIN (Live Version)

 TOSHIの声のかすれ具合がかなり激しいが、それでも力強い歌声に惹き込まれてしまう。
 途中のTOSHIによる英語詩朗読がシングルの時よりもカッコよく、聴き入ってしまった。

 最後の例の聴衆による大合唱が結構早く終わるのが印象的。



 Sadistic Desire

 アルバム「VANISHING VISION」にも収録されていたが、新たに録音しなおしてシングルで登場。「VANISHING VISION」の時よりもまとまりがあって、さすがにバンドのレベルが上がっているように感じられる。
 だが、個人的には「VANISHING VISION」のときの演奏の方が好みである。あちらの方が、若さゆえの勢いというようなものが感じられ、気持ちがよいのだ。あちらは効果音が生々しいことも印象的。

 といってもシングルがあまり良くないということではなく、演奏のレベルが高く、非常に聴きやすいといえる。



 Standing sex

 間奏がいい。
 YOSHIKIの詞にしては珍しく、韻を意識したと思われる箇所がいくつかある。



 Silent Jealousy (Live Version)

 冒頭のTOSHIのソロが秀逸だ。バンドの演奏がないと、ここまで悲しく寂しいメロディーなのか…と思わずにはいられなかった。
 当時(1991年)は「ライブでは録音のピアノは流さない。生ピアノのみ。」というポリシーをYOSHIKIはまだ守っていて、間奏のピアノは省かれている。




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