ローマ帝国の分裂 |
410年 |
西ローマ帝国 皇帝ホノリウス(393〜423、テオドシウスの息子)に無視された西ゴートのアラリックは、ローマを3日間略奪。 |
ヴァンダル族、ブルグンド族などがフン人から逃れ、ガリア地方へ進入。 |
アングル族、ジュート族、サクソン族がブリタニアに侵入。ブリトン人は西方のウエールズ、コーンウォール、アイルランドへ避難。 |
西ゴート族は、スペインに侵入し、先に移動していたガイセリック王指揮下のヴァンダル族をジブラルタルの先のアフリカへ向かわせる。 |
ホノリウス帝、ローマ軍団のブリタニア撤退を命令。ローマのブリタニア支配終わる。 |
アラリック、イタリア南下、シチリア遠征途上に病没。義弟アタウルフ西ゴート王に即位(〜415) |
411年 |
コンスタンティヌス、西ローマの将軍コンスタンティウスに捕らえられ、処刑される。 |
ブルグント族は西ローマ皇帝ホノリウスに休戦協定の一部としてローヌ川流域の土地を与えられ、フォエデラティ(foederati、ローマ帝国の同盟者)の地位を得た。しかしブルグント王国はフォエデラティであるにも構わず、ローマ帝国領のガリア・ベルギカ北部地域を襲撃。 |
ブルグンド王グンダハルとアラン王ゴアル、僭帝ヨウィヌスを擁立。 |
カルタゴ公会議;ドナトゥス派を異端と宣言し、迫害。 |
ca.原罪説否定のペラギウス派とアウグスティヌスの神学論争始まる(〜431) |
412年 |
アフリカ総督ヘラクリアヌス謀反 |
西ゴート王アタウルフ、南ガリアに入り、ヨウィヌス軍を一掃。 |
413年 |
ブルグンド、マイン南岸・ライン中流域に建国(〜436.首都ウォルムス) |
東ローマ帝国、コンスタンティノープルに新城壁を建造。(〜447) |
414年 |
西ゴート族、ナルボ(ナルボンヌ)、トロサ(トゥールーズ)、ブルディガラ(ボルドー)占拠後、飢餓のためスペインに侵入。 |
415年 |
西ゴート王アタウルフ、ホノリウスの妹ガラ=ブラキディアとナルボで結婚。アタウルフ、アッタルスを皇帝と宣す。 |
アタウルフ、タラコで刺殺され、弟のワリア即位(〜419)。 |
416年 |
アレクサンドリアの女性数学者・新プラトン派哲学者ヒュパティア、殺される。 |
ホノリウス帝の将軍コンスタンティウス、西ゴート王ワリアと和約を結ぶ;軍役の代償に毎年穀物支給を約束。 |
ガラ=ブラディアを兄帝に返還。 |
西ゴート族、西ローマに協力し、スペインでヴァンダル族・アラン族と戦い(〜418)ガラエキアへ撃退。 |
417年 |
アルモリカでバガウダエの乱、鎮圧される。ガラ=ブラキディア、コンスタンティウスと結婚。 |
ローマ教皇ゾシムス即位(〜418) |
ca.スペイン出身の教会著作家オロシウス(西ローマ)『世界史』を著す。 |
418年 |
ローマ教皇ボニファティウス1世即位(〜422) |
西ゴート族、スペインでの戦功によりアキテーヌ地方に西ローマの同盟者として定住。トロサ(トゥールーズ)王国を建国(〜507) |
419年 |
西ゴート王テオドリック即位(〜451) |