佐世保港監視・抗議行動速報49
佐世保原水協・佐世保市平和委員会

 11月21日(水)天気:快晴

07:35 前畑ゲート前、車一台。警備にたっている人間一人。台船4隻いつもの配置。
07:40 前畑岸壁監視ポイントにつく。
07:50 海自支援船YF2127が倉島から。沖へ。7人か8人のせている。人員移送だろう。
07:55 海自支援船TF2144が倉島から沖へ向かう。4人は乗せている。
08:05 米軍ボートが平瀬からSSKの方へ。
08:10 米軍支援船2隻が平瀬から立神へ。3隻は赤崎の方へ
08:11 海自油支援船YO34が倉島から立神へ向かう。前方でしばらく待機。どこにつけるのだろうか。
米軍小型ボートが平瀬に。さらにまたもう1隻の小型ボートが赤崎からSSK前から立神へ。
08:13 米軍支援船1隻が立神から。
08:16 米軍支援船が立神へ。逆に、立神から赤崎の方へ。米軍支援船の動きがあわただしい。エセックスなど揚陸艦3隻の帰港にともなう港内入れ替えなどの諸準備だろう。
同時刻、沖から海自支援船YF2127が戻ってきた。3人のっている。やはりさっきは人員移送だった。
08:17 米軍小型ボートが赤崎から平瀬に。
08:18 立神前方に待機していたYO34が動き出した。どうやら護衛艦さわぎりに向かうようだ。注目の艦船にとうとう油補給か。もうほかの物資積み込みは終わっているのだろうか。
NCCスタッフはなお監視を続ける。NBCスタッフはこの時点で引き揚げた。
08:30 倉島から海保巡視艇CLゆみかぜが沖へ向かった。この巡視艇は記憶の限り初登場のようだ。
同時刻、平瀬から昨日初めて確認したクレーン付き大型台船(30−2)がゆっくり出てきて、やがて立神港に入っていった。どんな仕事をするのだろう。
08:37 赤崎湾にいったん係留していた米軍支援船3隻が横並びでこちらに向かってくる。米軍小型ボートが細やかに港内を動き回っている。
08:45 監視終了。

午前8時45分時点の佐世保港にいる艦船の配置状況
港中央付近  
赤崎岸壁 海洋測量艦ボーデイッチ
立神港区 揚陸艦ジュノー、救難艦セーフガード、掃海艦パトリオット
海自立神桟橋 護衛艦さわぎり(157)、イージス艦こんごう(173)、護衛艦あさぎり(151)、護衛艦さわかぜ(170)、護衛艦やまぎり(152)、補給艦さがみ(421)
倉島岸壁 護衛艦おおよど(231)、掃海管制艇にいじま(722)、掃海管制艇やくしま(723)

◆あとで情報提供をうけてわかったこと。
強襲揚陸艦エセックスが昼前帰港。港外からLCAC3隻を崎辺まで訓練走行させた。
さらに午後、揚陸艦ジャーマンタウンが帰港。これまた港外からLCAC3隻を訓練走行させた。フオートマクヘンリーもいっしょに帰港。

抗議行動
12時10分から45分まで、京町アーケードで街頭宣伝行動。参戦阻止ビラN0.17配布とアフガン募金を行った。短時間ではあるが、人々の温かさに感謝する。訴えはよく聞いてくれるし、ビラの受け取りもよい。【山下千秋】

日本参戦を阻止するキャンペーンNo.17
タリバン崩壊
それでも軍事攻撃支援の根拠はどこにあるのでしょうか。とにかく「日の丸」を見せたいという思いだけではないでしょうか。

自衛隊に戦後初の「戦時派遣命令」
 とうとう、戦後初の「戦時海外派兵命令」が防衛庁長官から出されました。佐世保からは護衛艦「さわぎり」が、今週中に(23日か、24日か、25日か)出港することになりそうです。

今度はPKO法改悪を今国会で
 再び日本が戦争する国になったのです。しかもこれはその第一歩にすぎません。小泉政権は、さらにPKO法を改悪して、戦争できる条件を広げようとしています。有事立法(戦時立法)制定や、戦争しないと明記している平和憲法改悪まで行って、全面的に日本が戦争できる体制つくりに突き進もうというのです。

日本がすべきは戦争支援ではなく、人道支援を
 すでにアフガンでは、タリバン政権の崩壊が言われています。どこに軍事攻撃支援の必要があるのでしょうか。今からインド洋に向かっ向かっても、あと2週間はかかります。その時、さらに情勢は変わっているでしょう。ただただ、「戦争に自衛隊を参加させた」という既成事実をつくりあげたい、アメリカに「日の丸」を見せたい、というだけではないでしょうか。こんなお金があるなら、アフガン難民支援のために、まるごと使うべきではないでしょうか。第9条をもつ日本こそ、「報復戦争やめよ」「テロ根絶は、国連中心で法の裁きで」とアメリカに諭してやるべきではないでしょうか。