佐世保港監視・抗議行動速報36
佐世保原水協・佐世保市平和委員会

 11月8日(木)天気:曇り

06:50 監視ポイントにつく。
前畑弾薬庫ゲート前、1人の機動隊員、ジュラルミンの盾。警備車もある。
07:04 不審車(98−76)、濃い緑色のワゴン車(45−28)が20分ほどなにやら話をしている。
07:15 立神1号桟橋の護衛艦やまぎり(152)の甲板上では10人ぐらいの人が、護衛艦くらまの甲板上では50人ぐらいの隊員がでて何かの作業を行っている。
07:20 やまぎりから煙があがる。
07:30 やまぎりのボート(4人のり)が母艦から離れて赤崎前から沖へ。
07:41 米軍小型ボート(FAS25)が立神港より出て平瀬に戻る。
同時刻、海自支援船YT69YT58の2隻が倉島から出てきてやまぎりにつける。
07:45 やまぎりが2隻の支援船にひかれて、桟橋を離れる。7時51分、艦首を沖にむけ進み出す。同時刻、2隻の支援船曳船はやまぎりから離れて沖に向かい、崎辺に消える。
08:00 朝礼ラッパがなる。
◆港湾労組が職場集会を始める。秋季闘争と自衛隊海外派兵抗議をかかげた集会。主な他の労組代表も参加。時間内集会のようだ。すばらしいことだ。
08:07 海自油支援船YO30が倉島から沖へ。
08:35 立神2号桟橋の護衛艦きりさめから煙があがる。
08:28 護衛艦さわぎりのボート(4人のり)が母艦から離れ沖へ。崎辺に消えた。
09:01 イージス艦こんごうから煙があがる。
09:08 海自油支援船YO34が沖から倉島に戻る。
09:10 海保巡視艇2隻が倉島から立神、赤崎前をとおり沖へ向かう。
09:21 米軍小型ボートFAS25が立神港より出てきて赤崎前から沖へ。
09:38 同ボートが戻り平瀬に入る。
09:39 海保作業船LL12が倉島から沖へ。(赤と黄色のブイを積んでいる)
09:43 海自の支援曳船YT84YT78の2隻が倉島から出て、イージス艦こんごうをひきはじめる。
09:53 こんごうが艦首を沖にむけ前進、7分後に赤崎1号岸壁前で停船。その間にさわぎりこんごうとの間にあったクッションを各1個ずつ押して1号桟橋横に並ぶ。
09:55 海保巡視船LS210が倉島より出て沖へ向かう。
10:00 監視終了

午前10時00分時点の佐世保港にいる艦船の配置状況
港中央付近  
赤崎岸壁  
立神港区 掃海艦パトリオット、掃海艦ガーディアン、ホテル船
海自立神桟橋 補給艦はまな(424)、護衛艦さわぎり(157)、イージス艦こんごう(173)、護衛艦きりさめ(104)、護衛艦くらま(144)
倉島岸壁 支援船YASなど2隻

◆この日も物資などの積み込みを終え、いよいよ出港の諸準備をととのえたようだ。
抗議行動 12時15分から京町アーケードでの街頭宣伝・署名、TBSなどの取材。【山下千秋】

日本参戦を阻止するキャンペーンNo.8
戦後歴史の大転換
戦争参加の第一陣が明日佐世保出港

戦後初めて、日本が戦争に参加
 とうとう、日本が再び戦争に参加することになりました。小泉政権は、今夕(8日)「安全保障会議」を開き、自衛隊艦船3隻をインド洋に派遣することを正式決定します。その艦船は、第二護衛隊群旗艦「くらま」とミニイージス艦ともよばれる最新鋭護衛艦「きりさめ」と補給艦「はまな」です。

思いは一刻も早く「日の丸」を見せたい
 出港は明日(9日)の朝(時間は不明)、艦船はすべて佐世保からでます。総勢約700名。大村のヘリ部隊も合流します。これらの部隊は、テロ特措法で海外派兵される本隊のために情報収集が目的とされていますが、「タイミングが命」(米政府高官)とのアメリカの要請に一刻も早くこたえ、「日の丸をみせる」ために先遣隊として出港するものです。テロ特措法による基本計画策定をうけてからは遅すぎるというのです。したがって出発の法的根拠は、「防衛庁設置法」、インド洋・戦闘地域に着いてからは「テロ特措法」に基づく、米軍支援の軍事行動を行う予定です。

今こそ、「平和憲法守れ」の声を広げよう
 こんなこそくなやり方までして、米国に顔を立てようとする小泉政権は、祖国日本と国民の命運をいったいどこに導こうというのでしょう。今こそ平和憲法を守れ、自衛隊の海外派兵阻止の世論を一気にひろげようではありませんか。