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軍拡・増税に反対!戦争への道を拒否!

戦争しない!軍拡・増税断固反対!ナガサキ市民集会

 3月16日、長崎市繁華街の鉄橋で、「戦争しない!軍拡・増税断固反対!ナガサキ市民集会」が開かれ、約100人が参加しました。

 長崎県憲法共同センターの山下優子さんは、物価が上がる一方で賃金は上がらず年金は下がるなど暮らしが大変な中、岸田政権が倍額の10兆円もの軍事費を企てていることを糾弾。「5兆円を暮らしに回せば高齢者の医療や介護の負担を減らし、学費・学校給食の無償化ができる」と指摘。「いま日本は「新しい戦前」とまで言われるほど、戦争か平和かのかつてない分かれ道にある。戦争の準備よりも、憲法九条を活かした戦争をしないための外交努力こそ求められている。力を合わせて「軍事費2倍化」に反対していこう」と呼びかけました。

 長崎被災協の田中重光会長は、「南西諸島にミサイル部隊の配備が進められているが、戦争の行き着くところは核兵器の使用だ」と指摘し、「日本のやるべきは対米追随の戦争加担ではなく、憲法九条に基づく平和外交で解決すること。被爆国として核兵器禁止条約に率先して参加し、核兵器のない世界の実現に導くこと」だと訴えました。

 長崎飽之浦教会の大藪朝祥牧師は「いま自由に物が言えない雰囲気が生まれている」と延べ、ドイツのマルティン・ニーメラー牧師の詩を引用して「子どもたちの未来をつくっていくためにも、黙っていて手遅れにならないうちに今、行動しよう」と呼びかけました。

(2023年3月17日)