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ロシアは武力攻撃を即時中止せよ!

ウクライナへの軍事侵攻に抗議の声 広がる

 2月24日、ロシアがウクライナへ全面侵攻を開始しました。プーチン大統領がウクライナへの軍事作戦の実施を発表したのち、首都キエフを中心に砲撃や空襲等の攻撃が行われています。同時に、プーチン大統領は核兵器使用をちらつかせるという許し難い対応をとっています。こうした蛮行に対して長崎市内でも大きな抗議の声が沸き起こっています。

 2月26日、長崎県原水協の呼びかけで浜町の鉄橋で抗議スタンディングが行われ約30人が参加しました。「ロシアはウクライナ侵攻をやめろ」「ロシアの核兵器による威嚇を許さない」などのシュプレヒコールで市民にアピールしました。通りかかる人に「ぜひ手を振って連帯してください」と呼びかけると、何人かから手を振る姿がありました。

 参加者からは「今こそ憲法9条守ろう」「被爆地長崎としてロシアの行為は断じて許されない」といったスピーチが相次ぎました。長崎県労連議長の乾哲夫さんは団体としての抗議文を読み上げ、「私たちは、草の根の運動の粘り強い積み重ねが核兵器禁止条約という実を結び、核のない世界の実現へ大きな一歩を踏み出していることに確信を持ち、また、労働者にとって最大の生活破壊である戦争を繰り返させないために、これからも、非暴力の力で戦争反対を訴え続けます」と決意を述べました。
 飛び入りで参加した高校生は「核兵器はいらない。ぜひ、この様子を動画で拡散してください」と発言して、参加者を勇気づけました。

 同日、長崎市の爆心地公園でも抗議スタンディングが行われました。元高校生平和大使の林田光弘さんなどを中心に広島・長崎の若者有志が呼びかけた行動です。約40人が参加し、「核兵器による威嚇に断固抗議する」「STOP THE WAR」「Нет войны (戦争反対)」などと書かれたプラカードを掲げました。林田さんが、「被爆地の人間として、核による脅威を振りかざすロシアに強く抗議します。もう二度と、ヒロシマ・ナガサキをくり返してはなりません」との抗議文を読み上げました。被爆者の方などからのスピーチも行われました。

(2022年2月27日)