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こんなときだからこそ
オンライン・ピースカフェ

 ながさき平和委員会は2月4日の夜、オンライン会議ツール「Zoom」を使ってオンライン・ピースカフェを開催しました。コロナ禍の下で対面での活動や会議ができない状況ですが、「こんな時だからこそ平和のことなどを語る場をつくろう」とのアイデアから企画されました。当日は8人が自宅からくつろぎながら参加。Facebookを介して沖縄からの参加者もあり、オンラインならではの企画となりました。

 最初はトーク・ディスカッションを行いました。「コロナ禍の下での近況」をテーマに、日常生活や所属団体での活動、今の社会情勢について語り合いました。
 Iさんは年が明けて長崎市独自の緊急事態宣言が出された影響で休業になったと話します。一方で、休業によって学習したり新聞を読んだりする時間が取れたとも語っていました。Yさんは職場での活動を通じて掴んだ県内の医療機関の現状を語りました。個人経営の医療機関でも新型コロナウイルスの影響を受け、経営難や煩雑な事務・申請対応によって現場は疲弊しているとのことでした。沖縄から参加したHさんは、「自身の働く病院でコロナ禍の影響でマスクやガウンなどの物資調達のために支出が増えたことが要因となって病院が赤字になった」とコロナ禍での病院の現状を語りました。

 トーク・ディスカッションの次は、ここ最近の「平和新聞」で気になった記事について語り合いました。
 Tさんのお気に入りは12/25・1/5合併号12面「ぼくは縄文大工」。記事は、山梨平和県委員会会員の雨宮国広さんを取材したもので、雨宮さんが縄文時代の暮らしを実践している様子を掲載しています。「今の文明や資本主義社会の在り方とは違う生活スタイルだけど、スローライフ的な歩み方をしたほうがいいのではないかと考える機会になった」と話しました。Sさんは、12/25/・1/5合併号と1/15・25合併号に連載された「99歳・吉田博憲さんと97歳・増田善信さんが語る戦争と平和」を読み、「あのお年であれだけ語っているのは凄い!感心しました」と称賛。
 終盤では、「ゲストを呼んでみては?」などと次回以降のオンライン・ピースカフェへのアイデアも出されました。

 初回のオンライン・ピースカフェはおしゃべりが盛り上がって、予定の1時間をかなりオーバーしてしまいました。今後も月1回を目途にオンライン・ピースカフェを開いていく予定です。

(2021年2月5日)