核兵器禁止条約発効を迎える1月22日の週、条約発効に対する市民の機運を高めようと1月18日から22日まで、原水爆禁止長崎県協議会が長崎市の鉄橋でスタンディングに取り組みました。連日のスタンディングには、ながさき平和委員会の会員も毎回参加しました。
初日の18日は、寒風が吹き荒れる中、凍えながら立っていましたが、翌日からは天気も好天。更に、20日にはアメリカでバイデン大統領が就任するなど、参加者のモチベーションもアゲアゲに。
条約が発効された22日のスタンディングでは、ニュースで知ったという市民の方から「頑張ってきてよかったですね」と参加者に声がかけられるなど、核兵器廃絶に向けた次の一歩を踏み出す力がわき出てくる行動となりました。
スタンディングに参加した会員は、「スタンディングに参加することで、核兵器禁止条約発効のカウントダウンを日々実感することができて、市民の方とも少しは気持ちを共有できたのかなと思います。日本政府の条約への署名と批准に向けて、これからも頑張りたい」と話していました。
核兵器禁止条約が発効した1月22日は金曜日。毎週金曜日に行っている原発ゼロ長崎連絡会の「あじさい行動」では、デモ行進後、市役所前カウントダウンボードの前で記念撮影を行いました。ボードの「0日」が輝いています。コロナ禍にもかかわらず、31名が参加しました。参加者の表情も輝いています!!
また原爆資料館から爆心地公園につながる階段の途中にある「長崎誓いの火」灯火台に火が灯されました。この火は、ギリシャ政府から「ナガサキを最後の被爆地に」の願いを込めて贈られたもので、特別な日に灯されます。
夜には稲佐山の電波塔も、この日はコロナアラートの赤ではなく、虹色に変化していました。
(2021年1月23日)