5月9日、ながさき平和委員会はピースカフェを開き、NIBで2回にわたって放映されたNNNドキュメント『変貌する自衛隊』を観て意見交換をしました。ヘリ空母「かが」の南シナ海航行、ミサイル防衛用に改造されたイージス艦「あしがら」、米海兵隊による水陸機動団の訓練指導などを密着取材したものでした。
参加者の共通した感想は「日米一体化による戦争準備がここまで来ているとは。恐ろしい」「防衛省はよく取材させたなぁ」というものでした。防衛省にとって、一般の人たちには「中国や北朝鮮の脅威があるから防衛力は必要」と思い込ませ、安部信奉者たちを鼓舞するという宣伝の意図があるのではないか、でも訓練の様子はリアリティがないなどと議論になりました。
また大国は軍事的な方向しか頭になくて外交で解決しようという姿勢はまるでない。貿易でも自分たちの利益しか考えていないと批判の声も。
その一方で、「いろんなものが札束に見えた」と税金の無駄遣いの話にもなり、軍事費や軍事企業の実態を学び知らせていくことが大事という意見も多く出されました。映像を観て議論するスタイルは好評で、今後とも続けていくことになりました。
(2019年5月10日)