12月4日、米軍が再びLCACの夜間航行訓練を強行しようとする中、県平和委員会の呼びかけで、西海市寄船地区で監視行動/抗議集会が開かれ、「夜間訓練やめろ」の拳をあげました。
LCACの航行騒音は相当な大きさで近所の住民は悩まされます。駐機場建設の際に九州防衛局は「住民への騒音被害を考慮して夜間航行しないよう米軍と調整する」旨の協定を西海市と結びました。ところが、11月7〜9の3日間、外洋訓練の後、日没後に駐機場へ戻る訓練が強行されました。このままでは際限なく繰り返される危惧から西海市は激しく反発しています。
渕瀬栄子西海市議が西海市の状況を、真島省三前衆議院議員が国の現状を説明しました。真島さんの話では、防衛局と協定を結ぶときには必ず「必要に応じて」という例外事項を設けるそうですが西海市が結んだ協定にはこの文章が無く画期的だったが、踏みにじられてしまったそうです。県平和委員会の松尾豊子事務局長は「西海市民のくらしを守るためにも絶対に止めさせなければ」と語りました。
この日は強風で、悪天候を理由に訓練中止となりましたが、米軍は6日に4隻の夜間訓練を強行しました。
(2017年12月5日)