10月19日、三菱長崎造船所で船体建造中だった、新型護衛艦の命名・進水式が行なわれ、「119あさひ」と命名されました。今後、艤装工事が施され、18年3月に就役予定です。建造費は759億円。
「あさひ」は潜水艦などの捜索能力を向上させた新型汎用護衛艦の1番艦で、ガスタービンエンジンと電気モーターを併用した、海自初の“ハイブリッド護衛艦”。あさひ型護衛艦には三菱長崎造船所が製造を開始した対潜水艦用の12式短魚雷が初めて装備されると見られています。また2番艦の建造もすでに長崎造船所で着手されています。
三菱長崎造船所が大型商船部門を分社化し、立神工場を艦艇建造専用として1 年となる10月18日、今度は大型客船建造を凍結すると発表しました。液化天然ガス(LNG)船などに注力し、同業他社との提携でコストダウンを探るとともに、設計部門を分社化させるようです。軍事部門のウェイトが増していきます。
(2016年10月20日)