2月28日、戦争法の廃止を求める「せんそうさせないママパパの会ながさき」と「安全保障関連法の廃止を求める長崎の学者・研究者の会」が発足しました。安保法制廃止と立憲主義の回復を求めるながさき市民連合準備会も発足し、県内でも大きな動きが生まれつつあります。
ママパパの会発足には約50人が参加。「だれの子どももころさせない。」の一文に賛同する、SNSでゆるやかにつながった子育て世代のママパパ(現在約15名)が中心。よびかけに賛同する様々な世代、立場の方々も応援しています。ママパパ一人一人が、戦争への道を閉ざす力のひとつとして、できることをやる。当面は、2000万署名や全国集会(3月末の国会前行動、4月の経団連への申し入れ、5月の一斉アクション記者会見)への代表参加、学んで語り合う場やグッズ製作、リーフづくりなどにも取り組むそうです。
学者・研究者の会発足のシンポジウムには100人を超える人たちが参加。「戦争法で自衛隊員が殺し殺され、日本が誤爆に加担し報復テロに遭う危険性がある」「国際情勢は本当に厳しいのか冷静に見る必要がある」「現在の生活苦や社会状況は戦時中と同じレベルに近く非常に危険」「日本が付いて行く米国の戦争の実態をリアルに見ておくべき」など、5人のパネリストがそれぞれの立場から発言。フロアからは「教え子を戦場に送らない」ために若い教師たちへの効果的な取り組みが必要、背景には軍需産業の存在がある、識者が先頭に立って野党共闘をリードして欲しい、など意見が出されました。
学者・研究者の会には現在50人が賛同。今後はホームページでの情報発信、学習会やシンポジウムなどの開催、参議院長崎選挙区で戦争法廃止を掲げる共同候補の実現をめざすとしてします。
(2016年2月29日)