9月28日、鹿児島市の天文館公園で「ストップ川内原発再稼働!全国集会」が開かれ、7500人が集いました。原発ゼロ連絡会からは14人、佐世保・北松からは15人の参加でした。
鹿児島市内は至るところ桜島からの火山灰が見られました。ちょうど前日に御嶽山が噴火し、死傷者の報道もされたことで噴火予知の困難さが想像でき、原発再稼働の無謀さを改めて意識しての参加となりました。
集会実行委員会(県内93団体で構成)の共同代表の宍道紀代美さんがあいさつ。「私たちの声は小さくてもそれが集まれば大きな意思になるはず。再稼働反対の思いの丈を大きな渦にしよう」と呼びかけました。事務局長の向原祥隆さんは、いちき串木野市で再稼働反対署名が人口の過半数を超え、薩摩川内市でも自治会単位で反対の動きが始まるなど、推進派包囲網が広がっていることを紹介。「私たちは一歩も引かない。再稼働を絶対に阻止し、放射能汚染のない未来を開いていこう」と訴えました。
集会後は「川内原発再稼働反対」「未来を守ろう」などとの唱和しながら、パレードしました。
長崎からは往復10時間の「バス旅行」となりした。車内では 「きょうは暑かった。集まった人たちの思いも熱かった。立地点ではがんばっている。長崎でもがんばろう」「こんな大きな集会やデモ行進に初めて参加した。安倍政権に対する怒りを感じた」「関心を持っているけれど運動に入ってこれない人を参加させることが課題」「鹿児島は保守の町だったのに、いまは地元の人たちががんばっている。大きな勇気をもらった」などの感想が出されました。
また車内では冨塚明さん(ゼロ連絡会代表世話人)が最近の「原発問題」についてミニレクチャー。除染物の仮置き場・中間貯蔵施設問題、放射能汚染水の現状と処分問題、九電の再生可能エネルギー受け入れ停止問題などについて理解を深めました。
(2014年9月30日)