9月27日、大村の陸自竹松駐屯地が創立記念行事で一般開放されました。まず驚いたのは式典での観閲行進の先頭が県旗を掲げた車両だったこと。次いで大村市旗、三番手は東彼杵町旗(大村・東彼防衛協会が共催のため)。
大村市旗を掲げた車両
壇上の来賓は紹介を受けて一人づつ立ち上がって隊員に向かって「おめでとうございます」と。脇の専用台に掲げられた「日の丸」は銃を抱えた隊員に守られながら降壇。この時、来賓は起立を求められました。
「日の丸」の降壇の様子
音楽隊はAKB48や嵐の曲を演奏。バイクに子どもをまたがらせたり、広場に遊具を用意するなど次世代への浸透をはかっていました。
模擬演習は、敵国からの弾道ミサイルをイージス艦とペトリオットシステムが破壊したが、進入してきた戦闘機や戦闘ヘリを竹松配備のホークミサイルで迎撃するというもの。「スローモーションでお見せします」と、敵機とホークの張りぼて模型をワイヤーで繋げて衝突させ、爆発させました。
やすやすと進入を許し追跡もしない航空自衛隊はありえないし、敵機の進路に都合よくミサイルを配備できるとは思えません。市民にいたずらに北朝鮮・中国の脅威をあおり、自衛隊による安心を植え付けるものです。
(2014年9月28日)