6月30日・7月1日、安倍内閣が「集団的自衛権行使容認」の閣議決定を強行する構えを見せる中、憲法改悪阻止長崎県共同センターは、県平和センター、長崎地区労、戦争への道を許さない! ながさき1001人委員会と4者共催で緊急集会を開きました。
長崎駅前高架広場には連日500人以上が集まり、政府与党に対して抗議の声を上げました。憲法共同センターを代表して平井秀治さん、西本寛子さんがあいさつしました。
平井秀治さんは安倍内閣が「集団的自衛権行使容認」の閣議決定を急ぐ理由を「国民の声を恐れているから」と指摘しました。この間の街頭でのシール投票では、そもそも少ない「賛成」の数がさらに急激に下がっています。また閣議決定の文言は国民に危機を煽るものとなっていると非難。国民の命が脅かされないように、日本に危険が及ばないようにするのが政治家の責務であるのにそれを放棄していると述べました。そして「これから法整備には時間がかかるし、仮に法律が強行されても具体化には時間がかかる。私たちの運動は終わらない。がんばろう」と訴えました。
西本寛子さんは、街頭で感じるのは「戦争はイヤだ」という思いがどの人にもあることだと述べました。「子どもや孫を、夫を息子を、愛するものを戦争にやりたくないという思いだけで署名をしてくれる。安倍内閣はそんな国民の声を一顧だにせず戦争準備を着々と進めている」と。また佐世保での軍事パレードにふれ、若い女性やあどけなさが残る青年たちが全くの無表情で銃を抱えて行進する姿に「戦争前夜」を感じた。しかしきょう集まった私たちの背後に連なる仲間たちと手を組んで「戦争はイヤだ」の声を大きくしていこうと呼びかけました。
参加者は「集団的自衛権反対」「解釈改憲やめろ」「被爆地ナガサキは怒っている」と慢心に怒りを込めて抗議のコールを轟かせました。
(2014年7月2日)