12月6日深夜、秘密保護法案が強行採決され、参院を通過して成立しました。
国会での強引なやり方に批判が集まる中、この間、秘密保護法案反対の声が市民から多く上がり、宣伝・集会・デモなどの取り組みがなされました。10月31日から、毎週水曜日昼には、新日本婦人の会・長崎県本部が長崎市で反対宣伝を始めたのを契機として、憲法改悪阻止長崎県共同センターがそれを引き継いで宣伝に取り組みました。1000枚ものビラが1時間以内になくなるなどの大きな反響があり、共同センターが取り組んだ県選出の国会議員へ送る反対署名・ハガキにも多くの市民が参加しました。長崎市内だけでなく、県内各地で同様の取り組みがなされ、反対の声の高まりを無視した国会の動きに怒りをぶつけるように抗議行動が連日ありました。
12月5日は、秘密保護法案強行採決に抗議し、憲法改悪阻止県共同センター、長崎地区労、県平和運動センターの共催で約550人の集会、長崎駅前から大波止までのデモ行進がありました。12月6日昼には、原発ゼロをめざす「あじさい行動」で、秘密保護法案反対の緊急デモを62人で行いました。
12月11日、法案成立後も共同センターは秘密保護法廃止を求める宣伝に取り組みました。共同センターの大塚孝裕さんは「国民の知る権利を奪う秘密保護法を実施させない。私たちは決してあきらめない」と訴え、長崎民医連の山崎倉俊さんは「国民主権・人権を踏みにじる悪法」と批判。新日本婦人の会県本部の西本寛子さんは「私たちは選択しなければならない。戦争への道か、平和への道か」と問いかけました。共同センターの平井秀治事務局長は「声を上げ続けることが大事」と話し、今後も毎週水曜日に宣伝を続けていく予定です。
(2013年12月12日)