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原発なくし自然エネで豊かな社会を

原発ゼロ長崎連絡会が第2回総会

 2月1日、原発ゼロをめざす長崎連絡会の総会が開かれ、約60人が参加しました。

 議事ではこの1年間、毎週金曜日の再稼働反対あじさい行動を中心に署名行動、脱原発集会への参加、九州玄海訴訟の支援、学習活動など多彩な活動を展開してきたことが報告されました。ふくしま復興共同センターからもメッセージが寄せられました。

 九州玄海訴訟弁護団の熊谷悟郎さんは原告数が5607名になったが県内、特に(玄海原発に近い)北部が少ない。ぜひこれまでの活動の経験を訴訟に活かして欲しいと原告への加入を訴えました。

 また金曜日に定期行動を続けている3地域からも活動の紹介がありました。大村きんもくせいの会は毎週午後4時からJR大村駅前で行動。中高生のまなざしや小さくてを振ってくれる姿に、子どもたちを守るために頑張ると決意が語られました。西友諫早店前で続けられているイサキン行動はプラカードを持って立ったり、パレードしたりして22回を数える。「仲間を増やしつながっていきたい。強い思いはきっと現実になる」と熱い思いが述べられました。佐世保では隔週に島瀬公園での集会とアーケード内のパレード。裾野を広げるために、楽しい活動、曜日や時間帯の変更も検討しています。

 記念講演では漫画家の西岡由香さんが「地域から原発ゼロを!〜いのちを守るまちづくり」と題して、自然エネルギーの活用を図る小田原市と高知県檮原(ゆすはら)町の取り組みを紹介しました。

 小田原市では3.11後に観光客が減り、一極集中のエネルギーは危ないと、地域での自給をめざしてエネルギー会社を設立。また中小企業の経営者たちも原発なしで経済が廻ることを示そうと元気に活動している。

 檮原町では財政がひっ迫した1999年に風力発電を設置し、いまでは年間4000万円の収入源となっている。また小水力や太陽光などの活用を通して、地域の再発見、自治の精神=コミュニティーが復活している。

 人のつながり、自治体のつながりが原発のない地域社会、そして日本全体へとつながっていくと西岡さんは展望を語りました。

(2013年2月2日)