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力を合わせ、いますぐ原発ゼロへ

 11月11日、国会周辺・省庁前で首都圏反原発連合が主催する「反原発100万人大占拠」が行われました。これに呼応して全国230ヶ所で集会やデモ、パレードなどが繰り広げられました。
 長崎市では原発ゼロ連絡会の呼びかけで長崎駅前高架広場に130人が集まり、リレートークとパレードを行いました。

 漫画家の西岡由香さんは福島の学校の運動会で、セシウムが巻き上がるからと玉入れ競技ができなくなったこと、短時間でお弁当の時間もなかったことを紹介。子どもの未来にツケを残すような原発は一瞬でも早く廃炉にするために、やれることをやろうと訴えました。

 イサキン(諫早での金曜日行動)の呼びかけ人のマイク太田さんは、長崎市の昼デモに触発されて8月末から諫早駅前で開始、集まったメンバーがお互いフォローしながら毎週続けていることを報告。県内20ヶ所での行動や反原発交流の県内メーリングリストをつくって思いを共有しようと呼びかけました。

 玄海訴訟弁護団の魚住昭三さんは、裁判という手段で原発をなくそうと思っている。少なくとも1万人の原告団を組織して理屈(だけ)ではなく、数で勝とう。現在は5000人を超えたところだが市内はわずか170人というのは被爆地としては少ない。是非人数を集めて欲しいと訴えました。

 原発ゼロ連絡会の赤島友美さんは、生活再建がままならない人がまだたくさんいて、原発からも放射性物質が出ているのにフクシマから思いが離れるような空気が出始めていることが残念と心の内を吐露。原発をつくってきたのは原子力ムラだけでなく市民の中の「無知・無関心・沈黙」の側面もある。フクシマに思いをはせ、市民力を高め、ちょっとしたことでも声を上げていきたいと決意を述べました。

 集会後、参加者はメッセージパネルなどを手に「原発いらない/いますぐ止めろ」「再稼働反対/いのちをまもれ」「大飯を止めろ/大間はつくるな」「未来をまもれ/おとながまもれ」などとコールしながらショッピングタウンの夢彩都までパレードしました。

(2012年11月12日)