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最新鋭護衛艦あきづき、佐世保基地へ

イージス艦こんごうの「防衛」・補完

 3月14日、三菱長崎造船所で建造されていた新型護衛艦「あきづき」の海上自衛隊への引き渡し式が行われました。建造費は約750億円。長崎での護衛艦引き渡しは08年のイージス艦「あしがら」以来で、通算29隻目です。

  「あきづき」はこれまでの護衛艦とは異なり、「ミサイル防衛」に従事するイージス護衛艦の「防衛」と補完を目的として建造される4隻の1番艦です。三菱長崎造船所では3隻を建造。艤装工事中の2番艦「てるづき」は1年後に完成、船体建造中の3番艦は今年8月に進水予定です。最後の4番艦は現在、三井造船で船体建造中です。

 マストは新型イージス護衛艦と同様、レーダーに映りにくいステルス設計が施されています。「あきづき型」の特徴は最新の多機能レーダーを中心とした対空戦闘システムを備えていることで、従来の護衛艦に比べミサイルや航空機などの探知性能が飛躍的に向上するなど、「防空能力」が特に強化されているといいます。(写真の白い大小の□の部分が最新型のレーダー)。

 さらに水上攻撃力も強化され、主砲は新型イージス護衛艦と同じ62口径5インチ砲(砲弾の直径5インチ、砲身の全長62×5インチ)を搭載。また発展型シー・スパロー短SAM(対空ミサイル)とアスロックを一つのシステムにまとめたMk41垂直発射装置(VLS/VLA)を前部に装備。

 初代乗組員となった約200人の海自隊員たちは時代錯誤の「軍艦マーチ」が流れる中、艦内に乗り込み、母港となった佐世保基地へ向けて出港しました。所属は第5護衛隊で、およそ1年の訓練を経て、イージス護衛艦こんごうを「防衛」・補完する任務に就きます。

 また同日付で「護衛艦はまゆき」が除籍となりました。

(2012年3月15日)