ホームニュース一覧2011

若者の連帯で、職場も政治や社会も変えていこう

全国青年大集会2011に行ってきました!

 10月23日、ニューヨーク・ウォール街ではじまった貧困と格差に反対する運動にも連帯して開かれた全国青年大集会2011に長崎の大学生と2人で参加しました。東京・明治公園に全国から4800人の若者と労働者が集まりました。

 メインスローガン「『震災だから』じゃすまされない!まともな仕事と人間らしい生活を!」のとおり、メイン集会では、震災を口実にした非正規切りとたたかうソニー仙台の若者たちをはじめ、被災地でがんばる自治体労働者や業者青年の訴えなど実態の告発とたたかいが交流され、参加者が連帯を深める集会になりました。大会初の海外代表として韓国とアメリカの労働組合の代表から連帯のあいさつがありました。

 長崎出身でパナソニック若狭で「派遣切り」にあい、裁判でたたかう地域労組つるがの代表や京都で高校無償化の運動をすすめる女子高生、異常な就活を告発した日本福祉大の4年生など、どれも共感を呼ぶ発言でしたが、私がとくに印象に残ったのは、次の2つの発言でした。

○上司の嫌がらせ、パワハラによる不当解雇に泣き寝入りせず裁判でたたかう日航キャビンクルーユニオンの女性
“裁判で、女性管理職が『存在が業務妨害』と言ったこと、勤務評定を書き換えていたことなどパワハラを認めさせた。JALは、新卒採用をせず契約社員で雇い2、3年経験を積ませて、正規雇用にする。私のように人権無視の扱いを受けて、あきらめていった人も少ないこともわかりました。私が頑張って来れたのは、ユニオンの先輩と知り合い、組合があったから。私のような人がいたら、ひとりで悩まずまわりにいる人や労働組合に相談してほしい。ともに人権が尊重される社会を目指しましょう”

○3年間の裁判で不払い残業代と慰謝料を勝ち取ったショップ99の元店長(首都圏青年ユニオン)
“裁判で勝ちました。でも、どうなるかわかりませんでした。ぼくは人と話をするのもいやでした。でも、話を聞いてくれと人がいて、話したいと思いました。気持を伝えたいと思うようになりました。まだ復職はできていません。今は働きたいという思いでいっぱいです”

 連帯のあいさつは、海外代表のほかに反貧困ネットワークの湯浅誠事務局長、宇都宮健児代表、全労連の大作議長、政党からは日本共産党の志位和夫委員長から行われました。志位さんは、「私たちは99%ですーこのスローガンは、青年大集会から始まったもの。『社会的連帯で反撃しよう』は、1回目から掲げてきたスローガン。99%の国民が連帯し、政治を変え、未来を開こう」と参加者を激励しました。

 集会後のアピール・ウォークでは明治公園から表参道を回って神宮球場に出て、明治公園に戻ってくるコースを歩きました。私たちは、長崎の高校生がかわいくデザインしてくれたグッズを持ってアピール。みんなでシュプレヒ・コールをすると、やっぱり元気になりますね。

(2011年10月25日)