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新型護衛艦「てるづき」が進水


「てるづき」とイージス護衛艦ちょうかい

 9月15日、三菱長崎造船所で建造中だった、あきづき型護衛艦の2番艦の命名・進水式が行なわれ、「116てるづき」と命名されました。今後、艤装工事が施され、13年3月に就役予定です。

 「てるづき」は戦後2代目となる命名です。50年前に建造された1代目「てるづき」も1代目「あきづき」型護衛艦の2番艦でした。さかのぼれば旧日本海軍の「秋月型駆逐艦」の2番艦も「照月」だったのです。あえて同系列で命名したのは、自ら旧海軍の歴史と伝統を継ぐとしてはばからない海上自衛隊だから当然でしょうか。


進水式直前の「てるづき」。船尾のカバーに「て」と「き」が透けていた

 あきづき型護衛艦「ミサイル防衛」に従事するイージス護衛艦の「防衛」と補完の役割を念頭に設計され、第5〜第8護衛隊に各1隻ずつ配備されるといいます。三菱長崎造船所では、すでに12年3月就役予定で1番艦が試運転にはいっています。3番艦も起工式を終え、3年連続の建造となります。長崎造船所での護衛艦の3年連続建造は過去2回ありますが、同型艦での建造は初めてです。

(2011年9月16日)