憲法改悪反対共同センターが全国で「9の日」いっせい行動をよびかけ、9月9日、長崎では憲法改悪阻止長崎県共同センターが浜の町アーケードで「あなたは原発をどうしますか」と市民と対話しながらシール投票を実施しました。
赤やみどり、黄色などのシールを渡し「原発問題について、あなたのご意見をこのシールで示してください」と訴えると、ボード前には多くの人だかりで関心の高さがうかがえました。こどもの手を引いたり、抱っこしたお母さんたちや学校帰りの学生グループ、買い物途中の女性、会社員、作務衣を着た僧侶の方などさまざまでした。
いま映画館で『チェルノブイリ・ハート』を見てきたという男性は「チェルノブイリの惨状はたいへん!でもいま日本で原発をなくしたら電気は大丈夫かなと思う。自然エネルギーにすぐ切替えられないし。しかし政府の対応には腹が立つ」。女性からは「福島の子どもたちのことを考えると胸が痛む。人ごとではない!子どもの健康被害でも国がきちんとしてほしい」。「事故がなければ原発はいいのでは」、「原発廃止にしてもお金がかかるでしょう。すぐにとなるのかな」。玄海原発近くに住む女性はシール投票しながら「どうして再稼動にシールが多いのか分からない!」と怒りをあらわにされる場面もありました。
1時間半の行動で(1)原発を増やす2名、(2)原発の再稼動に賛成23名、(3)段階的に廃止をめざす125名、(4)ただちに廃止する84名、(5)分からない10名の合計244名の意見を集約、85%が原発の廃止を望んでいるという結果になりました。
(2011年9月10日)