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アンポはまだ必要ですか?

安保条約改定50年の日に、大宣伝行動

 日米安保条約改定から50年目となる6月23日、憲法改悪阻止長崎県共同センターと憲法改悪反対ながさき連絡会は市内浜の町アーケード・大丸前で宣伝行動を展開しました。

 「アンポとフテンマ問題」のA1判パネル8枚を展示、また普天間基地の映像を見ながらヘリの騒音を聞く体験コーナーも設けました。「ちーたんの平和日記」入りの「アンポはまだ必要ですか?」と問いかけるチラシを配り、「普天間基地の無条件返還と新基地建設計画撤回」を求める署名を呼びかけました。

 長崎原水協の大塚孝裕さんは「安保条約により、日本各地に米軍基地が置かれることになりました。鳩山首相も菅首相も、米軍基地は『抑止力だから必要』といって、辺野古に基地を建設するとアメリカに約束をしてしまいました。沖縄県民の8割以上が反対しているのにどうして政府はアメリカと交渉しようとしないのでしょうか。これからの日本が安保条約にしばられ、アメリカ一辺倒の政治でいいのか考えてみませんか」と市民に訴えました。

 鳩山首相から菅首相に替わり、民主党・マスコミの「フテンマ隠し」の中、市民の反応は今一つといったところでしたが、用意した1000枚のチラシは1時間半ほどでなくなりました。

 ながさき平和委員会はこの日の宣伝行動を立体的に展開しようと2ヶ月ほどかけて準備してきました。その中で完成したパネルが「海兵隊は抑止力?」「海兵隊は侵略力です」「米軍基地がもたらす犯罪・事故」「思いやり予算て何?」「食と雇用を破壊するアンポ」「軍事同盟は20世紀の遺物」「世界は平和の共同体へ」です。

 また長崎市の地図パネルをつくり、普天間基地の輪郭を透明シートにしてその大きさを実感できるようにしました。爆音を体感した高校生は基地の広さにも驚き、「基地の中は通れないので迂回が必要なんだ」と言うと、素直に「自分たちが考えなければいけない問題。もう基地はなくさんばやろうね」と答えていました。

(2010年6月24日)